米国留学記:簿記の勉強をしていたらAssetsについて気になってしまった話

こんにちは。最近Financial Accountingの勉強をしておりまして、序盤の序盤、超序盤に出てくるAssets(資産)の説明でふと気になったことがあったのでメモに残してみます。

曰く以下のような条件を満たすものをバランスシート左側に記載するとのことで、

1.金額として測定可能な状態で取得されたものである
2.企業自身が取得しコントロールできるものである
3.将来的な経済価値の産出が期待されるものである
4.過去の取引またはイベントによって生じたものである

要するに「この企業はこれだけのコントロール可能な、将来的な利益につながりうる資産を持っている」ことが示されるので、企業価値の判断材料になるというのもまあナルホドと思うわけです。それに価値創出ということで言えば、上記3なんかはとりわけ大事なようにも見えてきます。上記4についても、バランスシート自体が過去のある断面の財務状態を表したものである以上、まあそういうもんだよなと納得感があります。

一方上記1と2に関して、バランスシート上に記載されるのはあくまでも数値化可能で且つ企業自身がコントロールできる項目に限られることになります。そうなると「外からの評判」や「会社の働きやすさ」など数字には表しづらい、企業自身のコントロール下にない評価項目はどうなるの?そういうのも企業価値の向上に影響するんじゃないの?と気になってしまうし、そもそも「企業の価値とは何か?」とすら考えそうにもなってしまいます。無い知恵を絞って想像してみると、そういう定性的なものをCSRレポートだの社員満足度調査だのと言ったもので表現、評価していくのかなと思いましたし、そういえば書いていて思い出しましたが、かつて学部時代にCRSレポートの内容と財務状況の関係についてチームで研究したことがあったのでした。懐かしい。。。だから気になったのか。。。

それにしても、昔ちょっとかじった簿記を英語で学び直すというのは意外と時間を食いますね。特に単語や言い回しが専門的でピンと来ないことが多く調べるのに手間を取られますが、今どきはGoogle先生やマウスジェスチャーを駆使すればそれなりに効率化できるので、テクノロジー最高だなあと思った次第です。以上!


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