米国留学記:こっちで買った関数電卓が使いづらすぎる件について
こんにちは。
授業で指定されたので急きょ購入した「BA II Plus」なる関数電卓、早速使ってみると、使い勝手が悪すぎて頭がおかしくなってしまいました。
TVM(Time Value of Money: 貨幣の時間的価値)を計算する演習で初めて使ったのですが、なんていうか、貨幣の現在価値・将来価値、みたいな話なんですけど、とにかく入力手順が難解、いやひとたび分かれば超シンプルだったのですが、それでも解読するのに30分以上を要してしまいました。TVM自体は、PV(現在価値)に、I/Y(利息分)を、N(必要な年数分)だけ乗じれば、FV(将来価値)が求まるというやつですが、まさに電卓上にはPV、I/Y、N、FVと書かれたボタンがそれぞれ配置されておりまして、PV=100円が、I/Y(年利)=1.5%の世界において、N=8年後には、FVとして幾らになっているか?を求める場合、(1)「100」と入力 →(2)「PV」ボタンを押下 →(3)「1.5」と入力 →(4)「I/Y」ボタンを押下 →(5)「8」と入力 (6)「N」ボタンを押下 →(7)「CPT(Compute:計算)」ボタンを押下 →(8)「FV」ボタンを押下 →(9)求めたい答えが表示される・・・といった流れに・・・って、煩雑すぎない!?各変数に値を格納する方法が分からなすぎてめっちゃ苦戦したわ!ちなみに各ボタンはPV=Present Value, I/Y=Interest rate per Year, N=Number of periods, FV=Future Valueの略称になっています。TVMの計算向けにボタン4つも使っちゃって良いの!?と思いますが、良いみたいです。
一方、日本で使っていたのはCASIOのFx-991ESというモデルで、式を全部打ち込んだあとに「=」を押せば計算してくれる仕組みになっているので、見た目にも分かりやすいし、式を打ち間違えても矢印ボタンとDELキーで修正できるので、個人的にはすごく好みな感じです。(1)「100*(1+0.015)^8」と入力 →(2)「=」ボタンを押下 →(3)求めたい答えが表示される。パーセントを小数に直すところと指数を入力するところだけ数学チックかもしれないけど、こっちの操作の方がいいなァ!授業指定の電卓は、丸暗記した公式に基づいて数字とボタンをポチポチ行き来するような動きを求められますが、CASIOのほうを使うときみたく、式全体が見えたほうが概念的な理解も進むのではないかなーと思うわけですよ。しかもBA II Plusは電卓としても使いづらい感じがする!Fx-991ESよりは小型で運びやすいけど!
いやひょっとして授業指定の方は、実は隠された性能がまだまだあって、使えば使うほど病みつきになるやつなのかもしれないです。いやいや真相は分かりませんし、おかしくなった頭はもう元には戻らないので、しばらく辛抱して使い続けてみようかと思います。限界が来たらCASIOの方に逃げます。たまたまトランクに入っていたようで、ラッキー!一応、今のところの見解としては、BA II PlusはFinance関連に機能特化していて、Fx-991ESは数学全般をターゲットにしている感じなのかな~とぼんやり思っています。ちなみに余談ですが、BA II Plusには付属のプラスチックカバーが同梱されておりまして、なんとなく気になったので外してみると「Made In Philippines」と書いてありました。日本では近頃あまりフィリピン産の製品を見掛けないような気がしたので、少し意外な気持ちになりました。なお当該電卓の製造元であるTexas Instruments(テキサスインスツルメンツ)についても調べてみたところ、世界中に幾つもの拠点を持つ大手半導体メーカーだったみたいです。アイヤァー知らなかったァー。⇒https://www.ti.com/about-ti/company/ti-at-a-glance.html まあでも、こういうのはきっと慣れですよね、慣れ。精進します。
以上!
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