2週間でウェビナーやったお話(懺悔)

こんにちは、飯島雄輝です。note投稿第二弾はキャリアについて書こうと考えていましたが、最近久々に影分身したくなった仕事の出来事がありましたので自分への戒めも兼ねて書きたいと思います。

はじめに

僕はSaaSのフィールドセールスをやっていてマーケティングは別の人が担当しています。本来ならウェビナーはリード獲得、商談化を狙ってマーケやインサイドセールスが運用するのが一般的だと思いまが、今年から始まったオーナーシップ制により僕がウェビナーの責任者兼推進者としてツール選定や企画、プレゼンまで一通り行いました。(オーナーシップ制については別の機会で書きたいと思います)

なぜ僕が?

そもそも今年のリード獲得施策の大きな柱として複数回の展示会出展を予定していましたがコロナの影響で白紙になりリードが不足し、商談数が減り、受注が減り、売上げも減り、評価されない…という負の未来がはっきりと見えていました。はっきり言ってやばいですよね。展示会のようにまずは手っ取り早く新規リード獲得、リードの育成したくて色々情報収集したり上司と相談した結果、ウェビナーやってみない?となり即「やります」となったわけです。

悪い癖

やりますってなったのが4月下旬に差し掛かったころです。5月中に1回目のウェビナー開催が方針決定し4月中は5~6件ほどウェビナーに参加しながら情報収集を続けてました。ここで僕の悪い癖が出てきます。

ゴールまでのプロセスを見積もらない

5月中のウェビナーならまだ焦る必要はないだろうと楽観視していました。今ならわかります。1ヶ月にはテーマ決まって集客開始していなければならない、と。ですがこの時はそのことに気づかず余裕をかましていました。

GW憎し

とうとう事の重大さに気づかないままGWに突入し「外出もできないなんてホント暇」とダラダラと時間を消費し続けました。GWも明け12日に進捗報告MTGがあるためその準備に取り掛かります。そこで自分の置かれている状況にやっと気づき始めました。テーマ決まってない、日程決めてない、ツールも。ヤバイヤバイヤバイヤバイ。とりあえずMTG用の資料を取り繕わないと。こんな小賢しいことも浮かび、GWがあったのがいけないんだ、遂には逃避まで始まってしまいました。

フルスロットル

迎えた12日。中身スッカスカの資料を基にMTGを進行すると、やっぱりメンバーからは厳しい言葉が降り注いでいきます。「そもそもこれ視聴者が関心ある内容なの?ツール決まった?広告いつ出すの?」案の定サンドバックにされた僕はここから覚醒します(やっと)。上司からの援護射撃も受けつつなりふり構わず走り出しました。援護射撃内容はコチラの記事

これをバイブルとしこれ以外のことは一切考えず(おい)とにかく集中して走りました。ツール選定に必要な資料集め、上申書作成、社長承認、情シスの承認(こっちが結構大変)、テーマ・構成決め、スライド作成、LP文・メルマガ文作成、リハなどなど…ちょうど商談やMTGも重なるタイミングでしたがひたすら走り続けることでプレゼン資料も形になってきました。

急がば回れ

「これなら行ける」障壁を爆速で乗り越え続けゴールを視界の隅に捉えたタイミングで新たな試練が降ってきました。上司には予めテーマや構成は伝えてGOサインをいただいてましたが、社長もウェビナーを期待しているとのことで企画をプレゼンすることに。結果から言えば練り直しになりました。それが21日のことで本番は29日。背筋が凍ります。集客は始まっていたためテーマは変えられず、どうすればいいのだろう。ただ、社長からの厳しいお言葉の中にいくつかヒントがありました。

- 君しか持っていない情報で勝負しろ。背伸びしちゃいけない -

僕しか持っていないもの。それは営業として日々お客様から頂いてきた情報や契約してくださった企業の成功ノウハウです。データがどうとか手法がどうとかアカデミックな領域ではその道のプロである視聴者に見限られてしまいます。そのためテーマは変えず構成を大幅に変更し、社長へ再度プレゼンしGOサインをいただきました。ほっと一息…つきたいところでしたがその日は25日。本番は29日。目を血走らせながら構成を深堀りし、スライド化し、ツールの操作をチェックなどなど最後の詰め作業を行っていきました。

そして本番前日17時。リハーサルを開始。その後はスライドの肉付け、トンマナを合わせたりと最終調整に入っていきました。ウェビナー終了後、リハに参加した上司に言われたのですが、リハ段階のスライドは骨組みだけだったから正直不安だったそうです。

終わりに

ウェビナー当日は適度な緊張感が心地よくもあり、台本は用意していませんでしたがスムーズに進行できました。当日の参加者は31人。1週間前からの集客にしては想定外の参加人数でした。ウェビナー参加者の何名かは次のウェビナーへの送客にも成功できたので内容も及第点と言えるかなと思います。

振り返るとチームのみんなに本当に助けられました。情シスから承認を取りに行くテクニック、社長への根回し、広告作成などなど。時間が無い中成功に向けて急な依頼にも対応していただき感謝しかありません。周りのフォローがなければ2週間でのウェビナー開催は不可能だったと確信していますし、その原因を作ったのは間違いなく僕なので深く反省しています。

このことでの学びとしては①ゴールからの逆算はどんな仕事にも通ずる②走りながら考えれば時間を効率的に使える③頑張れば周りは助けてくれる

この記事を読んでくださったあなたはきっと当たり前に出来ているかもしれませんが、この経験が少しでもお役立ちいただけましたら幸いです。