夢ができた瞬間。
私は、高知県四万十町出身の23歳。
四万十町にパン屋を復活させたい!
これが私の夢です。
パン屋さんってなんかわくわくしません?
焼きたてパンの香りもそうだけど、たくさん並んでるパンの中から好きなパンを選ぶ。私はこれが好きなんです。
小さい頃からパンが好きで、パン屋さんに行くと毎回
アンパンマンのパンを買ってもらっていました。
多分、私が小学生ぐらいの頃までは四万十町にパン屋はありました。
話は変わりますが、私は自分の意見を否定されるのが嫌で誰かの意見に流されるばかりでした。しかし、夢ができた時に考え方が変わりました。
その夢ができたのは高校1年の時。
自転車で登校中、赤信号で止まった瞬間、あるものがきっかけで「自分でパン屋をしたい」「パンで人を幸せにしたい」と思いました。
それは、焼きたてパンの香りでした。この時私は、パンの香りで幸せを感じました。
疲れていたのでしょうか?癒されました。
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この日をきっかけに私は、パン屋開業を目指すようになりました。そして、私は自分の夢や考えを口に出すようにしました。口に出すことによって、サポートしてくれる人がどんどん増えていきました。
高校卒業後は、専門学校に入学。
ここでのパンの講師がまさかの、四万十町でパン屋を経営していた方でした。
パンについていろいろ学んでいくうちに、難しいという壁にもぶち当たりましたが、それ以上に楽しいと思えました。
卒業後、京都のパン屋に就職。
専門学校で学んでいたこともあり、理解も覚えも早かったです。発注や棚卸し、学校では学べない経営していく上で大事な部分も多少学べました。が、
精神的にやられ、1年ぐらいで退職。
退職後は掛け持ちでしていたファミマとデイリーヤマザキ(パン製造)でバイトをしました。
とにかくお金を貯める為に、休み無し、毎日2.3時間の睡眠で働き続けました。
正直、死にたいと思うぐらいしんどかったけど、京都に行ったことは後悔してないです。
高知に帰還。
戻ってきて現在、半年が経ちました。
高校から市内に出ていたので、四万十町に戻ってきたのは7年ぶりです。町の景色は随分変わり、昔あった店も家も無くなっていたり、新しくできた建物もあったり。人口も減っています。
そんな四万十町に私はパン屋を復活させたい!
もう一度、焼きたてパンを食べてもらいたい!
遠方からわざわざ四万十町にパンを買いに来てもらいたい!
そう強く思いました。
私は、パン屋を開業すると言い続けてきました。
一人の方に話すと、その方がまた違う方に話してくれておかげさまで、私の夢はいろんな方に伝わりました。
有難いことに「パン屋まだ?」「はやくパン食べたい」「パン屋絶対行くきね」「パン屋楽しみにしちゅう」と待ってくれている人がたくさんいます。
必ず四万十町にパン屋復活させます。
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