週報 #04
こんばんは、週報のお時間です。
どうにか週に一回のペースは守れているようで守れていないような。当初は日曜の夜に総括的な感じで書き記していこうと思っていたところですが、大幅にずれ込んで月曜の夜になってしまった次第。今後も大幅な遅れが発生する可能性がありますのでよしなに。
さて、忙しさにかまけて久しく映画館という場所に赴かなかった。そもそも忙しさという表現があるが自分は果たして本当に忙しいのか?忙しいということを理由に方々に対するリアクションやらなんやらかんやらが遅くなってしまっているのはいいことなのか悪いことなのか。
個人的にはすごく申し訳ないのでいっぱいなんだけど、その議論はまた今度にさせてください。
さて、映画を観にいったわけですよ、久しぶりに。
ゆるキャンです。
ここから先は多少のネタバレがありますが許してください。
そもそも最初にアニメのゆるキャンをパートナーが見せてくれたところから、こののほほんとした世界観の虜になったといえばちょっと盛ってるんだけど、心地よさを感じていたわけです。
別にキャンプが好きなわけではなく、女子高生の日常風景が好きなわけでなく、物語が扱う空気感や等身大のキャラクターたちの会話がすごく心地よく、自分もこんな感じの青春を味わってみたかったかもしれないなーなどという理想(≒妄想)を思い描いたりしたわけです。
斯くして、劇場版のゆるキャンがあるということを知りそのうち見れれば見たいなと思っていたものの、どうも使命感というか「今このタイミングで見ておかないとなんか損をするような気がする」という感覚に駆られ見にいったわけです。
事前情報としては、twitterとかで未来のお話というか、キャンプ場を作るらしいというくらいの情報しかなかったので「多分ダッシュ村みたいな感じで作ってイエーいみたいな感じなんじゃねえのか」くらいにしか思ってなかった。
確かにその要素はあったんだけど、それ以上に物語のバックボーンが現実世界とリンクしすぎていてすごく衝撃を受けたというか、自分がやりたいと思っていたこと、思い描いていた仲間関係の理想像みたいなものとか、自分が過去にやっていたもの、こうあって欲しかったかもしれないなんていうことが物凄く自分の状態と重なってしまってめちゃくちゃ感情移入をしたような気がする。
今まで社会人になって数年経った今、忘れていたものが多々あったと思う。ということに気付かされた物語。久しぶりにしっかり再度見返したいと思える素晴らしい作品だった。
きっと多くの人は「しまりんかわいい」とか、歳取ってもみんな変わらないなとか、いいストーリーだったとか、表面上のことしか思わないのかもしれないんだけど、この物語の本質的なところをしっかり読み取ってみてほしいなと思ったりもした。自分がこういう批評家でもなんでもないんだけど、とにかくそんなことを思った。
自分がやりたいことは一体なんだろうか、そもそもやりたいと思っていたことはなんだったんだろうか、改めて考えて、そしてそれに気付かされてポッカリと心に穴が開いてしまったような、喪失感にも似た悲しみとは少し違う感情に囚われて帰りの車の中で涙が流れそうになったり。
兎にも角にも一言では言い表せない感じ。
忙しいことはありがたいことなんだけど、そもそも自分を見失っているようなことも思ったりした。忙しいのは自分がコントロールできていないだけなのでしっかりコントロールをしていただいたお仕事を着実にこなしていけるようにならないといけない。
ただ。
それでも、自分が何者だったかはちゃんと覚えていないといけない、忘れちゃいけない。
明日からも頑張ろ。