SIGMA fp例の魔改造やってみた
こんにちは.Jimです.
僕が使っているカメラはSIGMA fpです.このfp,非常にコンパクトなのは良いのですが,日中屋外などではファインダーなしでディスプレイも固定だとかなりきついものがあります.(それを承知で購入したのですが.)
が,流石にきつすぎるので改善案をいくつか考え,ご存じの方もいるでしょう例の魔改造をやってみましたので記録として残しておきます.
本題の前の御託
例によって本題の前に少し御託を並べておこうと思います.
例の改造にしか興味が無い方はぜひ飛ばしてください.
現状,マトモな方法でディスプレイの視認性を上げる(ピント合わせをしやすくする/ビューをしやすくする)方法として,次の3つが挙げられます.
EVF-11の使用(約60000円)
LVF-11の使用(約25000円)
リグ+外部モニターの使用(20000~40000円)
この中で一番使い勝手が良いであろう案は1ですが,いかんせん高すぎます.また見た目もこれはこれでいいですがやや不格好になります.
2が一番現実的な気がしますが,脱着が面倒でかなり大きくなります.また,ローアングル/ハイアングルのときに詰みます.
3は動画撮影には良いでしょうが大きくなりすぎるし重量も激増です.
普段の写真撮影ではできるだけ素のfpに近い状態で使いたいと思っているので,どれもかなり微妙です.
そこで登場したのがこれ
Dark Power Laboratory(DPL)の" Sigma fp & fp L flip screen modification self-assemby kit "
ディスプレイを引っ剥がしてフリップ機構を取り付けちゃおう,というキットです.
だいたい26000円
外見の変化はディスプレイ側の厚みが少し増えて,ディスプレイの上にヒンジが飛び出すくらいです.
これのメリットは本体サイズにほとんど影響を与えずにディスプレイをフリップできるようにできることです.これでハイアングル/ローアングルでも詰まないし,屋外でもディスプレイを見やすい向きに変えられます.
自分のfpは保証もすでに切れているので勇気を出してやってみることにしました.
ちなみに,このキットを買う前に自分より先に買って試した人がいないか調べまくって探したのですが,見つけられませんでした……ので,この記事を書くことにしました.
この改造をするかどうか迷っている方の参考になりますように.
御託はここまで.
以下本題
本題
購入
DPLは中国の方(たち?)なので,Facebookから直接連絡をとって購入する必要がある,という記事を見たことがあったのですが,調べてみるとmonospktrなる日本のショップが扱い始めたようなので,そちらから購入しました.
以下のAmazonページから購入できました.
注文した時間が深夜だったので,次の次の日に届きました.
開けてみると付属品の"ナイロンテープ"が入ってなかったので,適当なテープでどうにかしました.
手順
詳しい取付方法は公式の動画(英/中)が上がっているのでそちらを見てください.
以下に取り付け手順を簡単に示します.
ディスプレイを剥がす
テープで内部の配線の保護をする
ディスプレイの裏にフィルム基板を貼り付ける
フリップ機構にディスプレイを貼り付ける
fp本体にフリップ機構を取り付ける
配線をつなぐ
カバーをする
完成
こんなところです.
すこし手こずって1時間くらいかかりました.
手こずった内容は次で.
事件(てこずり)
ディスプレイを剥がすときにうまく剥がれず,糊剥がしの塗り方を説明動画と違うように行った
3-4の間の動作チェックがうまくいかなかった(3-40分浪費)
1は単純に下手くそでした.
2はおそらくコネクタの差し込み量の不足です.どうしてディスプレイが点かないのかがわからず,ケーブルを挿し直したりフィルム基板を予備に張り替えたりしてどうにか点くようになりました.
うまくいかないとき,とにかく焦らず最初の状態に戻して本体がお亡くなりになっていないのを確認することが肝要です.
感想
取り付けには少し手こずりましたが,概ね想定の範囲内です.
ガタツキも無く,使い勝手は最高に良くなりました.
まだ1週間も経っていないので,またしばらく経って何かあれば投稿しようと思います.
何も無ければ大丈夫と思ってください.
この記事はこんなところで.
質問等あればコメントでもDMでもお気軽にどうぞ.
では,また.