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久しぶりに吉野家に行ってみた

ぼんやりとネットサーフィンをしていたら、こちらの記事を見つけました。

しばらく吉野家には行ってなかったのですが、記事で酷評されているタッチパネル式の注文がどんなものか気になり、行ってみることにしました。

意気揚々と向かった最寄りの吉野家ですが、入店すると
「あれ?タッチパネルじゃない…」
最近リニューアルされたばかりの店舗なので導入されていると思ったのですが、残念ながらそうではありませんでした。

検証したかったことができなかった、というオチで話は終わってしまうのですが、久しぶりに行ってみて以前と変わった点もありましたのでそれについて書いておきます。

配膳がセルフ方式に

以前の吉野家は、
客が座ったところに店員が注文を聞きに行く
→厨房に戻り食事ができたら運ぶ
→客が食べ終わり席を立ったらレジに入って会計業務をする
→食器を片付ける
という流れでした。

しかし今回行った店は、
注文受付カウンターで先に注文と支払いを済ませる
→食事ができたらその場で受け渡す
→客が自分の席まで食事を運ぶ
→食べ終わったら客が食器を返却場所に戻す

という流れになっていました。

以前のやり方だと店員があちこち移動しながら、しかも注文受付・配膳・会計と複数業務をこなすので大変そうでした。
しかし今のやり方なら、基本的には店員は動く必要なく受付と会計を一度にまとめられるので、労働負荷はかなり軽減されたのではないでしょうか?
人手不足も待ったなし、の状況でどの飲食店も省力化の方向にどんどん舵をきっていますね。

ゆったり食べる店に変貌?

また、大きく変わっていたのが座席です。
吉野家といえばコの字(Uの字?)型のカウンター席が基本で、広い店だとそれに加えてテーブル席がある形でした。
しかし今回の店はテーブル席がメインで、カウンター席は横並びで3〜4席あるのみでした。
カウンター席を減らしたことで全体の席数もだいぶ減っているはずですが、それよりもテーブルでゆったり食事してもらうことを重視しているということなのでしょうか。

ゆったりといえば、こんなものもありました。

吉野家でドリンクバー、なんて一昔前なら想像もできませんでした。
ここまでくるともはやファミレスですね。

吉野家はどうなりたいのか

今回訪れた店舗のような形態を吉野家は『クッキング&コンフォート』スタイルと呼び、各地で展開しているようです。

ただ、ファミレスやカフェと比べると快適さに劣りますし、どういう層をターゲットにしているのだろう?と気になります。
価格帯はマクドナルドなどファーストフード店に近いのかもしれませんが、そういった店と比べて吉野家が「くつろぐ場所」としてファーストチョイスになるのか?と問われると現時点ではノーです。

牛丼をサッと食べるだけの店、では先が見えないのかもしれませんが、そうでない姿をどう描いているのか?が見えない。
吉野家を久しぶりに訪れての、そんな感想でした。

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