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It's snowing today!
すごい雪!朝起きたら白くて。
博多っ子の私にはこういうの、凄く新鮮。京都生活の方が長くなっていても、なんとなくの九州人気質は消えていない。っていうか、もう顔自体が南国顔なんだよ!ルーツを忘れることはきっと出来ない。博多は好きだもの。自然と都会が融合していて、海が近くて、人が優しい。最高だ。あの街で生まれ育ったことを誇りに思う。
昨年の今頃は小樽にいたのだけど、初めての雪国で常時何処もかしこも真っ白すぎて実感がなくて。自分がどこにいるのか、わかんなくなった。
そんで『帰る』が分からなくなった結果、まさかの三週間滞在w
我ながら凄い意味わからんことしてたなー、と思うのだけど、めちゃくちゃ有意義だったし、本当に素晴らしかったのです。作品作って、素敵な友人もいっぱい出来た。
”いつもと違う”の枕詞として”いつもと同じものが”がある方が人間には認識しやすいのだな、と気付く。
というわけで、パジャマの下だけレギンスに履き替えて雪を堪能する為、お散歩に。
いつもの道も新鮮。でも、いつもの道じゃ物足りない。
もっともっと歩きたい。もっともっと…
『世界を見たい!』
胸の内で何かがそう叫んだ。嬉しい、楽しい、気持ち良い、と。
ああ、嬉しい。私はやっぱりこんな世界が好きなのだ。愛してしまう。どんな景色も。
オフィス街を歩く。時間はちょっと早めの通勤時間。
鬱陶し気なスーツ姿の男性
嬉しそうに微笑む私
なんとなく写真を撮る人たち
近くに有名な産科病院があるから、子供ちゃん抱っこしてスマホを抱える女の人も。
いろんな人がこの世にはいるのだなぁ、と実感する。
何故だかわからないけれど、ウキウキムズムズとイラズラしたくなって積み上がった御池通りの白に手をかける。
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都会の真ん中でこっそりコネコネ。
命を吹き込む。
顕現させる。
この世、この世界に。
”Witchcraft” そんな言葉がふと浮かぶ。
ポンと置いたら、
うふふ
と笑い声が聞こえた。
魔女で良かったなぁ…とこういう時に思う。というか、自分の魔女の性質に気付いて認めてから、世の中の”フシギ“を存分に楽しめるようになった。ああ、とても楽しいな、シアワセだな、と心底思うのだ。2年かかったな。けれど、それもとても良い2年だった。
年を跨いでもファンタジー脳は健在。
この世界はとても美しく、豊か。
四季がある国に生まれて本当に良かった。嬉しくて堪らない。
ああ!自然が綺麗だ!気持ちが良い!世の中はなんと美しい!嬉しい!気持ち良い!
日本の四季を感じるのに京都はきっと丁度良くて。
夏は茹だるように暑く、冬は酷く芯から冷える。
「底冷え」という言葉は私の故郷には、無いもの。
オフィス街の真ん中で雪だるまを作る。
大の大人がバリバリの通勤時間に雪をコネコネする
って、冷静に考えたらめちゃ笑けるw楽しくて堪らない。
一つずつ、魔女のイタズラ。
都会にウィッチクラフトを忍ばせて。
ぶらぶら歩いて、スタバでホットチョコレートを買う。
こういうのは雰囲気だ。美味しく楽しもう。帰ったらホットワインを作っても良いかもなぁ、なんて思いながら今日はオフにしてしまおうかな、と考える。
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いつもご苦労さん。ありがとう。風邪ひかないでね。
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護られていて、けれど忘れ去られてしまいそうな。
バス停の前のベンチを見て、ここにあったら面白いかな?って思っちゃった。
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割と大きめに造ってみた。
置いていく時に梶井基次郎の『檸檬』のような
あの、檸檬を置く時のワクワク感が凄くて、幼い頃に読んだ物をやっと理解したような気がした。「老舗の本屋に買ったばかりの檸檬を置いて行くなんて!」
幼心に憧れていたのだ、と気付く。
「そんなことしちゃダメ!」って怒られるやつだと思ってたんだ。
オフィス街の真ん中で雪だるまを作る。もっと大きくしよう、大の大人がちょっと恥ずかしい?なんてドキドキしながら捏ねる。どう見られるか?よりも、これやりたい!を実現できるようになったのだなぁ、と実感しつつ。
ぽん
と置いたら、目標達成。オフィス街の真ん中、バス停の前、そんな「今日は誰も座らせません!」と言わんばかりのベンチに、チクタク言う子を座らせて。ベンチには「座らせてあげてくれる?」と声をかけ。こんな日だけにこの世界に来ることが出来るお客様なのよ。受け入れてくれたら嬉しいな。
「爆発してしまったらどうしよう!?」と心の中で爆笑しながら、マスクの下で口端を吊り上げて。ねえ、キミと私、二人だけの秘密だよ。
ああ!どうなるのかしら、烏丸御池!
イタズラ好きなのは昔から。
けれど、“良い子ちゃん”してきたから今になって悪戯心が爆発してる。ブラックジョークが好きなのもきっとそのせいだ。うん、そういう事にしておこう。
ミニミニな雪道の旅も終盤。
マンションの入り口で我が家に移住してくれる子を喚び出す。
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お尻がキュート過ぎん!?置いた瞬間爆笑してしもた。桃尻ちゃん🍑やっぱ作り手の好みって無意識でも出るのかしら?或いは桃尻が良いと思ってるから、その思考から視点が作られるのか。まあ、どっちもあるのだろう。んで、図らずして作り手と一緒でお尻大きめw
一旦置いて、家の鍵出して、片手を空ける。準備万端。行きますか!片手に抱えて急いでエレベーター乗って、陶器のお座布をご用意する。
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胡椒と丁字でお顔をつけて。
今年も時間の許す限り
どうぞごゆるりと。
雪が好きだ。
その美しさを、もう、今の私は知っている。
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