新居決定
引越しを決めて物件を探し始めてからおよそ1ヶ月経って、ようやく新居が決まった。
6月は引越し閑散期とはいえ、想定外に物件数が少なく難儀した。いま住んでいる物件に引っ越したときはもう少しいろいろ見比べられたはずだが、8月と6月の差なのか、都心と郊外の差なのか。両方かもしれない。
結局、最初に不動産屋へ行った際に目をつけて先行申し込みをした部屋へそのまま住むことになった。
幸いだったのは、その先行申し込みをした部屋というのが、結果的にとても良い物件であったことだ。
もともと必須として求めていた多数の条件を駅からの距離以外は全てクリアしている唯一の物件ではあった。それに加え、先日ようやく内見に入ったところ、不動産屋で見た情報よりも高スペックだったのだ。コンロは3口だったし、窓は複層ガラスだったし、コンセントも多い。おまけに内装も写真で見るよりオシャレだった。
西向きの部屋なので夏場の西日が不安で夕方ごろに行かせてもらったが、窓の複層ガラスに加えて若干日差しが遮られる環境もあり、内装業者がつけていた冷房はとてもよく効いていた。実家の自室のような灼熱の苦しみは感じずに済みそうだ。
これだけ設備が良くて広さもそこそこであれば当然家賃は多少高く、正直言って予算上限ギリギリだったが、それはとっくに覚悟している。その場で契約の意思を伝え、この素敵な広い部屋は私の新しい城となった。
物件が決まった勢いで、現住居の退去手続きもライフラインの手続きも済ませた。こういう面倒なことは勢いづいているときにまとめてやるに限る。
あとは新居に置く予定の家具で届くまでに日数がかかるものが2つあり、これもだいぶ早いが遅れるよりはマシだと注文した。
ほかの家具や収納類は普通に数日〜1週間程度で届くようなので、ギリギリになってから買い集める予定だ。
初期費用・引越し代・追加の家具代などの合計が3桁万円に届き泡を吹いているが、今後何年かのQoLに全力投資するってことで……。