中山金杯(GⅢ)京都金杯(GⅢ)の分析と傾向
あおい
「明けまして、おめでとうございます。年末の馬券転がし、ありがとうございました。この勢いで今年も儲けさせてね」
馬五郎
「明けまして、おめでとうございます。まかせておき。で、今年から「ちび」という女性がスタッフの加わったからな。よろしくな」
あおい
「うん、分かった。ちゃんと指導してあげるよ」
馬五郎
「なにを言っているの、この子はね。大阪の国立大学で数量分析を学んだ子で、すごいんだからな。嫉妬したらあかんで」
あおい
「嫉妬なんかしないよ。そんな硬い頭だったら、恋の柔らかいのを教えてあげる」
馬五郎
「まぁええわ。ところで、スタッフ会議で名称が変わったで
【今日はこの馬】から【このレースはこの馬】にな」
あおい
「あら、また変わったの?まぁ今回のほうがしっくりするね。で、【金杯】の分析と傾向の解説をお願いするね」
馬五郎
「まずは、中山金杯からやでぇ
中山金杯(GⅢ)
ええかっこしいハンデキャップの重賞やで、4歳以上の馬が出陣して、過去10年で3連単の払い戻し金が10万円越えたのは2回やけど、なんかね、配当があんまり高くない傾向やねん。これまで金杯は荒れるっていうイメージがあったけれど、それは、追切りの調整が難しかったからやねん。お神酒の飲みすぎとちゃうで、特にことしは、カレンダーを見て分かるように正月から金杯まで十分日程の調整ができる。そやから今年は特に荒れる要素がないと我々は見てるねん。
まぁとにかく、今回は過去10年のデータ見てみようや。
まずや、前回のレースで5着以内に入った馬が強いねん。過去10年で3着以内やった馬のうち、30頭中24頭が前回5着以内やったんや。やっぱ前回の成績って大事やなぁ。3着内率でも、5着以内が38.1%で、6着から9着や10着以下は7%未満やで。前回のレース、しっかり見とかないかんな。
次に、枠の話やで。過去10年で7枠と8枠からの馬は1度も勝ってへんねん。特に7枠は3着以内にも1回も入ってへんねん。対照的に、1枠と2枠は3着内率が30%超えてて、3枠と4枠も20%超えやで。5枠から8枠で一番いいのは、15.8%の勝率を誇る6枠や。やっぱ1枠から4枠の馬に期待せなあかんな。
最後に、前回の4コーナー通過順やな。過去10年のデータ見てみたら、3番手から5番手の馬が3着以内で一番多いんや。中でも5番手はなんと38.5%の勝率でハイペースやで。でもな、10番手以下の馬は苦戦してるな。昨年と一昨年は7番人気の馬が好走したけど、データ的にはあんまり期待せんほうがええみたいやで。
まー、これで分かったやろ?中山金杯、前回5着以内やった馬や、1枠から4枠の馬、そして5番手がホンマに注目や!
次に
京都金杯(GⅢ)
2024年の京都競馬場でのメインイベントはなんといっても京都金杯やで!名前通り、2020年以来の開催やねん。そのときの優勝馬サウンドキアラは、続く京都牝馬Sと阪神牝馬Sも制覇して、ヴィクトリアマイルでは2着に輝いてるんやで。で、今年はどの馬が新年の名物重賞制覇して、マイル戦線で主役になるか、気になるところやなぁ。
さて、過去10年のデータ見てみようや。まずな、前走の結果で見ると、3着以内率はGⅠ組が一番高いんやけど、なんとなく気になるのはマイルチャンピオンシップ組が勝ちきれてへんってことやねん。それで前走がGⅠだった馬は1勝だけやけど、オープン特別から参戦した馬が5勝やねん。特にリゲルS組はめっちゃ活躍してて、同レース5着以内からの参戦なら30%超える勝率を誇ってるねん。
次に、JRA重賞組で前走6着以下から巻き返した馬が注目やな。過去10年で3着以内に入った延べ18頭中13頭がそうやで。特に6着から9着だった馬は好走率36.0%で、ミエノサクシードやダイワキャグニーみたいな伏兵もおるねん。ただし、前走がオープン特別で6着以下だった馬は苦戦気味やで。
最後は、5歳以上の牡・せん馬のハンデに注目やな。過去10年で56キログラム以上と未満で分けてみると、どっちも5勝やけど、56キログラム未満は大半が4歳馬または牝馬で、5歳以上の牡・せん馬は苦戦気味やねん。でも、2023年はトップハンデの58キログラム背負った5歳牡馬と6歳牡馬がワンツーしてて、ハンデが重い方が好走例が多い感じや。やっぱり、ハンデの軽い5歳以上の牡・せん馬が頑張るんちゃうかなぁ。
まぁこんなとこやな」
あおい
「いつもすごい分析。有料でも通用するよね」
馬五郎
「この程度の分析でお金をとることなんか恥ずかしくて、せぇへんわ。我々は【このレースはこの馬】を買ってくれた競馬ファンを如何に儲けさせるかを常に考えているねん。買ってくれた競馬ファンの喜びが、我々の至福の喜びやねん」
あおい
「なんかぁ~こっちが恥ずかしくなってくるわ」