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京都記念(GⅡ)、共同通信杯(GⅢ)及びデイリー杯クイーンカップ(GⅢ)の分析と傾向



あおい
「前回の京都3レースの3連複1点買いは、めっちゃ興奮したよね」

チビ
「本当にね。4コーナーを過ぎて的中だと思ったのに、変な馬が飛んできてね。ゴール手前でおお声を出してしまいました」

馬五郎
「そうやな、4コーナーを過ぎたところで、いただき~と思ったんやけどな。これもレースのアヤやな」

あおい
「まぁ過ぎたことは、どうでもいいのよ。次のオープン戦の傾向と分析をお願します」

馬五郎
「それじゃ解説するで

まずは、

デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

クラシックへ向けて、ええ感じのレースやな。今年からは負担の重さが変わったけど、馬齢になっただけで、他の条件は変わらへんねん。このレースで強い馬は、桜花賞やオークスだけでなく、秋の秋華賞でもええ走りを見せることがあるんやで。牝馬三冠の入り口みたいなもんやで。さて、ここでは過去10年のデータを見てみようや。

まず、上位人気の馬が強い傾向やな。過去10年の優勝馬のうち、9頭は単勝3番以内やったで。それに、3着以内に入った馬のうち、24頭は5番以内の人気馬や。10番以下の馬は苦戦が目立ってるな。中心となる馬を選ぶなら、5番以内から選ぶのが得策やろな。

次に、前走の成績を見てみるで。過去10年で一番勝率や連対率、3着内率が高いのは、前走で芝のGⅠに出走した馬や。その他の芝の重賞組もまずまずやけど、芝の1勝クラスだけはあまりおすすめでけへんで。ちなみに、前走が芝の新馬組や未勝利組よりも成績が下なんや。

最後に、馬番の成績や。馬番を4つごとに見ていくと、3着内率で1番から4番、5番から8番、9番から12番はほぼ同じくらいやけど、13番から16番がちょっと低いな。そして、このレースで特に注目すべきなのは、6番が5勝やで。3着内率も70.0%や。9番も2勝やし、2番も50.0%や。この3つの馬番だけで、3着以内に入った馬の半分以上を占めとるんや。今年もこの馬番に期待せんとな。

次に

共同通信杯(GⅢ)

クラシックへの登竜門、やっぱりエキサイティングなんやで。エフフォーリアやゴールドシップ、昔はナリタブライアンまでが勝ち上がってきたんや。勝ち馬だけでなく、昨年の4着馬が後に日本ダービーを制すとか、上位に入った馬がクラシックで輝いてくることがあるんや。これからの展望を知るために、絶対に見逃せないレースやで。そしたら過去10年の結果を中心に見てみるで。

まず、1番人気馬が9連敗中やで。将来GⅠで輝く素質馬が集まるけど、1番人気でもなかなか勝てへんねん。でも、波乱が強いわけでもなく、7番人気以下の馬が好走することは少ない。上位が激しく争うレースで、過去10年の3着以内馬のうち、22頭が4番人気以内の馬やで。特に、3番人気は5勝してて、3着内率が80.0%もあるから、これは注目やで。

次に、キャリアが4戦以下の馬が中心やで。過去10年の3着以内馬のうち、29頭がキャリア4戦以下やった。特に、新馬戦で1戦目から勝ってる馬の成績が良いから、キャリアが浅い馬でも十分注目や。

前走が直線の長い競馬場で使われていた馬が良い結果を出してるな。過去10年で、前走が東京の芝1800メートルや2000メートル、阪神の芝外回りの1600メートルや1800メートルといった、コーナーが少なく直線が長いコースで使われていた馬が好走率が高いんや。中山の芝2000メートルのレースから来る馬も7頭が3着以内に入ってるから、これも要チェックやな。

最後に

京都記念(GⅡ)

歴史のあるレースやな。100回以上も開催されてて、GⅠ馬が名を連ねることがよくある。去年の優勝馬が有馬記念も制して、豪華なレースやった。2020年のクロノジェネシスも宝塚記念と有馬記念制覇、2021年のラヴズオンリーユーも海外G1で3勝と、優勝馬がその後に活躍することが多いな。今年は4年ぶりに京都競馬場で開催されるってことで、GⅠ戦線の主役になる馬はどれやろか。2021年から2023年までの過去10回のデータを見てみるで。

近年は1番人気が活躍してるな。過去10年で1番人気は3勝とまぁまぁやけど、ここ5年は3勝2着1回と順調になってきてる。2014年から2018年は2番人気か3番人気の馬が連対して、2022年だけが1番人気が不振やった。他に目を引くのは6番人気が1番人気と同等の成績を残してることや。馬券に絡むことが多いから、めっちゃ注目やな。

次に、年明け初戦の馬が上位に来ることが多いで。過去10年の3着以内馬のうち、21頭は年初めての戦いがここやった。特に前走が前年秋のGⅠだった馬が半数以上が3着以内に入ってる。去年優勝のドウデュースも前走は凱旋門賞で19着やったけど、それでもここで勝った。国内外のGⅠから来る馬は着順に関わらず注目やな。

それから、JRA重賞での連対歴が重要や。過去10年の3着以内馬のうち、29頭がJRA重賞で2着以内に入ったことがある。6番人気以下でも馬券に絡んだ馬にもこの実績があるから、穴馬もJRA重賞での実績は見逃したらあかんで。

春のGⅠに向けて、競馬が面白なってくるで」

あおい
「いつもすごい分析」

チビ
「ほんとうにすごい分析ですね。前回の東京新聞杯ときさらぎ賞では【この馬このレース】がすごく参考になりました。次回も期待しています」