「いつも同じような人を好きになりうまくいかない、どうしたらいいんだろう」
軸ラボリフレッシュは、「自分を知って楽しく生きよう!」をモットーに目の前のもやもやを話して整理するサービスです。
さて、A子さん(40代)からのご相談。
この相談内容は、ご本人の許可を得て、フェイクを交えてご紹介しています。
▼相談内容と背景
A子さんは、軸ラボのインスタグラムから問い合わせをしてくださった方。全然更新できていない軸ラボSNSですが、以前から知ってくださっていたそうで(ありがたすぎる)モニター募集をきっかけに問い合わせをしてみよう、と思ってくださったそうです。
軸ラボは就活だけではなく、婚活や恋活のいろいろな相談にものっています。人生の転機の就活で自己分析が必要なように、婚活も自己分析をすることで、自分の魅力を認識できたり、うまくいかないところを把握したりできると思うからです。
▼お話を聴いてみた
A子さんは「結婚したいなと思っているけれど、自分がどういう人が好きなのか、わからなくなってきた…」とのことでした。詳しくお話をお聴きすると、「いつも同じような人を好きになって、付き合うけれど振られてしまう」とのこと。
いつもどんな人を好きになるんですか? とお聞きすると、「ひとつのことに熱中する人」とのこと。わかります。ひとつのことに熱中する人って、魅力的ですよね…!
でも、そういう人を好きになると、いつしか熱中の対象が本来の趣味や仕事に戻って、自分のことを見てくれなくなって不安になったり、焦ったりしてしまう。でも、嫌われたくなくて、相手に合わせてしまう。自分の本音は見せられない。
自分らしくいられる人のほうがいい!と思って、「自分のことを見てくれる人」とも付き合ってみるものの、好きになれずに終わる…。
この悪循環は学生時代からずっと続いていて、良くないな…と頭ではわかっているものの、変えられないでいるとのことでした。
この「頭ではわかっているものの」が本当にしんどいですよね。みんな頭ではわかっているんです。そしてA子さんはどうにかならないかな?と努力もしてる。試してみてる。でも心が動かない。
彼に対して不安にならないように自分も仕事の予定を増やしたり、遊びの予定を増やしたりするものの、ふとした瞬間に思い出してしまって、根本的解決になりません。
直近でお付き合いされていた方は、とても仕事熱心な人。付き合った初期から結婚しないか?という話も出ていたそう。仕事の相談をする中で関係が深まりましたが、最初は彼のほうが前のめりで「一緒に暮らそうか」と言われた時にはまだ自分の気持ちが追い付いていないぐらいでした。
でも、付き合い始めて半年ぐらい経った頃には、自分のほうが好きになり、気持ちが逆転していました。仕事の予定も彼がずらして自分に合わせてくれていたのが、自分が彼の予定に合わせ始め、焦りが生まれ、余裕がなくなっていきます。そしていつしか連絡がとれなくなっていきました。
お聴きしていても、彼が浮気をしているなどの様子はなく、純粋に本来夢中だったお仕事のほうに興味の対象が移っていった様子です。
まず、そもそもなぜそんな「何かに夢中になる魅力的な男たち」が、前のめりになるほどA子さんにハマるのか?が気になります。「付き合う前」のA子さんの様子をお聴きすると、理由が見えてきました。
彼らと一定の距離を保っているから
自分の仕事や趣味に熱中しているから
自分の時間を持っているから
相手の言ってほしいことがわかり、伝えられるから
デキる女…!モテる女だ…! 心の声のつもりでしたが、ついつい声に出てしまいました。A子さん自身も「何かに夢中になる女性」だったんです。
そのため、彼らもA子さんを振り向かせたい、こっちを見てほしい、と思うのでしょう。
では、なぜ付き合いだすとバランスを崩すのか?も気になります。
彼氏になると「求めてしまう」から
両親が仲良しで常に一緒にいるタイプの人たちだったから
とのこと。さらに分析を進めると、
父も母も「何かに熱中する人」ではなくお互いがお互いのことを優先順位第1位で見る人だった
という「何かに夢中になる人が好きだけど、付き合いだすと両親たちのように自分を見てほしいって思っちゃう」状況だということがわかりました。
なぜ「何かに夢中になる人が好き」になったのかをお聴きすると思い出話が出てきました。
なるほど…!「娘」の立場からすると、私ばかり優先する人は息苦しいから、何かに夢中になっている人を素敵だと感じる。「妻」の立場になると、私のことを優先してくれる人が理想だと感じる。
A子さんの中に「娘」の自分と「妻」の自分、両方の目線があるということがわかりました。
これ、一筋縄ではいきません。根深い、自分自身の「信念」のようなものだからです。愛情を受けて育ってきた家庭環境の中で、培ってきた「思考の癖」があるようです。
こういった思考の癖は、少しずつ行動を起こして、新たな信念に書き換えていく必要があるため、試しに提案をしてみました。
提案1.
自分が好きなタイプの人と、付き合うことができる。でも付き合い始めるとバランスを崩す。この「バランスを崩す」前に、人に相談して客観的な意見で止めてもらうのはどう?
提案2.
彼に自分の思ったことを言えるようになれば、彼に合わせて不安になったりバランスを崩したりせず、仲良くいられるのでは?
と提案したところ、「彼に言いたいことが言えない。友達に相談するのもかっこ悪いと思ってしまう。友達から客観的な意見をもらっても、頭ではわかってるけど状態で止まらないと思う」とのこと。
ここにも、「思考の癖」がありました。
弱い自分を見せられない、裏の自分が完成したのは「両親を喜ばせたい」という気持ちから、だったそう。両親も、夫婦喧嘩もなく、しんどい部分を見せない人たちだった。だから自分もそうするのが良いと思って過ごしてきた、とのこと。
両親たちのように過ごしたい、両親を喜ばせたい、という思いと同時に、しんどさや弱さを見せない癖を身に着けてきたA子さん。
「しんどさや弱さを見せても大丈夫なんだ、と思えることが、好きな人と一緒にいられるようになる一歩なのでは」とお伝えしました。
▼軸ラボリフレッシュを終えて
涙でそう(泣)
実際お話をお聴きしながら、何とか思考の癖をほぐす糸口を見つけたくて、涙ぽろぽろでした(私が)(感情が高ぶると涙が出てしまいます、カウンセラーとしては良くないなぁと思うところですが、感情移入しすぎてしまう…)
「好き」って心の問題なので、どれだけ条件が整っていて頭でわかってても難しいところがあります。「好いてくれる人と一緒にいる」ももちろん良いのですが、「好きな人と一緒にいられる」ために、できることがあるならトライしてみるのがいいですよね。
弱さ、について。私自身「ダメでも良し」というのを大人になってから掲げて、長期計画で腑に落としていった経験があります。
ダメな自分は価値がない、と思いがちなのですが、「できてたらなお良し、できなくても良し」「生きてるだけで価値ある」(だってご飯食べて寝て、好きなマンガ読んで、楽しく生きてるしな、何かあかんことある?)という精神に至るまでだいぶ時間がかかりました。
なので簡単なことではないかもしれないですが、A子さんは大丈夫。弱くても、しんどいとか思ったことを言っても大丈夫。そういう一歩ずつを踏み出せることを願っています。
▼軸ラボを人に紹介するとしたら?
ありがとうございます。
頭ではわかってるけど、が本当にしんどいと思うので、腑に落ちる時間になって良かったです。
こうやって最初の相談内容から全然違うところに着地することは、よくあります。問題って表面だけに解決方法があるわけじゃなく、根深いところにありますよね。
それらのすべてを軸ラボで解決できるわけではないのですが、「これが問題なのかもな~」というところを一緒に整理した後、本を参考にしたり、他のサービスを利用したり、行動のきっかけになれると嬉しいです。
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