新春のご挨拶🎍
新年あけましておめでとうございます。
旧年中はご愛顧いただき、誠にありがとうございました。本年が皆様にとって、より良き年となることを心よりお祈り申し上げます。
さて、今年は2023年から始まった『変革のとき』と謂われる3年間、その最後の年に当たる関係からなのか、巷では色々な噂が飛び交っています。
その中でも東日本大震災を予言し、それを的中させた『たつき諒』さんや、奇跡のリンゴで有名な『木村秋則』さんを始めとした多くの方々が予言している仮称『2025年7月5日に大災害が起こる』という説が有名です。
その予言の内容ですが、この世界の終わりを示唆するような「彗星が地球にぶつかって人類が滅ぶ」というものから始まり、「大地震や津波が起こって甚大な被害を被る」というものや、「第三次世界大戦が勃発して核戦争が起こり、その影響で北半球に生息する生き物は、人間を含め、全ての生物は死滅する」というような陰謀論。
そうかと思うと「地に落ちた地球人を救うために3日の間、宇宙人が全人類を眠らせて、その間に霊性の高い人をピックアップして円盤に乗せて地球から助け出す」というものまであり、その種類や影響範囲に関しては様々ですが、それらの話題が1つにまとまることはないように思います。
ただ、この仮称『2025年7月5日に大災害が起こる』という説ですが、不思議なことに世界中で騒いでいるのは日本だけで、他の国で話題に上がったことは今まで一度もありませんでした。
そのことから察するに、日本にいらっしゃる多くの著名人が予言しているのだから何かしらのことが起こるとは思いますが、予言されたとおりに災害が発生したとしても、予言されたほどの大規模災害にはならないように思います。それなので、あまり心配はなさらないようにすることの方が賢明な策であるように思えます。
それはさておき、今年は『巳年』です。一般には『蛇年』とも『它年』とも表現されるもので、その意味合いとしては、蛇は鎌首を持ち上げることから「ヘビは身(巳)を立てる」ものとして認知され、それが立身出世や商売繁盛につながり、しいては金運をもたらす存在とされています。
そしてそれを開化させる土台を創るのが『巳年』とは陰陽関係にあると謂われる前年の『辰年』で、この『辰年』の『辰』という言葉は「振るう(振動または周波数)」という文字に由来していると謂われ、森羅万象に存在する自然や万物が振動して成長し、活力が旺盛になる状態を表しているそうです。
そのためなのか、『辰』は陰陽の中では『陽』に当たるモノとされており、十二支の中では唯一の空想上の生きものである『竜(龍)』として表現されています。
そして東洋では一般的に権力の隆盛やその象徴として身近な存在として認識され、下地が出来上がった段階で干支としての『辰』の次に控える『陰(巳)』につなぐことで、おおきな成果につながるとされますので、今年がそのような年であることを忘れないようにして、皆さまそれぞれが飛躍する姿をイメージを持ち、そこに向かって努力するように努めてください。
また、今は『風の時代』とか『女性性の時代』とか云われて久しいように思いますが、その根幹にあるのは『中庸』であるように思えます。そしてこれからは今まで以上にその変化の仕方は激しく、そして振り幅が大きい上に変化の速度が早い世の中になると思います。
そのような時代ですので、俗に「清濁併せ吞む」というような感覚を持ち、何が真実で、何が誤魔化しであるのかをそれぞれが感じ、その中で進むべき道を考えることで、進む方向性が見えてくると思います。
そしてここで覚えておいていただきたいのは、これから何が起きるのかは判りません。でも、何が起きたとしてもそれはただの通過点でしかないということです。
それを踏まえ、皆様が皆様らしく過ごし、気付きを持って次に進めるよう心よりお祈り申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
慈空庵・長 拝