子育てと自己理解プログラム

完璧な人生設計

良い高校、良い大学にはいって、
安定した就職先に勤めて、結婚して、出産して、子育てする・・・

これが幸せの王道ルートだと信じて疑ってこなかった。
(母親やメディアの影響)

そして、実際わたしは、その計画どおりの人生になっている。
中学生のころから、学年でも良い成績で
県内で進学校と呼ばれる高校に首席で入学して
国立大学に進学し、
就活せず公務員一本で受験。
地元の市役所に就職できて
そこで、すぐに夫と出会って
23歳で結婚。
24歳で第一子出産、26歳で第二子出産。
私の実家のすぐ近くにマイホームを建てた。
兄弟連続で丸5年も育休をいただいて
子育ても夫と両親にも手伝ってもらって
ゆとりをもって楽しくできている♪

いじめも経験したことないし
人間関係で悩んだこともないし
自他ともに認める完璧な人生!

子どもにも私みたいな大人になれば幸せになれるよ~
って本気で思っていた!!
(今になってはネタ)

人生の転機


子育てをしていると、
「ママ」というくくりだけが共通項なので
人生で出会ってこなかったタイプに出会う。

逆に、いままである程度、受験で選抜されるから
似たような友達になっていたことに気づく。

いろんなバックグラウンドをもったひとと出会って世界は広い。
という頭では理解していたことに体感をもてた。

そんな中で、
「私、中卒やねん~」と言いながら
めちゃくちゃ楽しそうに、幸せそうに
子育てをしていて
衝撃を受けた。

そのときの私は
勉強ができたら人生困らない!早期教育~♪
右脳教育、英語教育はどうしたらいいのかな~?
ってかんじのママだった。

そしてちょうどそのころ
私の学生時代の友達(有名企業や公務員)が
しんどそうに働いているという現状を知る。
そんなにしんどかったら辞めたらいいやん。って思ったけど


「私からこの企業をとったら何が残る?親になんていわれるか・・・」

共感しかなかった。


あれ?
「いい大学出ていいところに就職」できたらそれで幸せになれたんじゃなかったっけ??
いままで信じてきたものが崩れた。

私はたまたま早く結婚出産できただけで、わたしも会社がしんどくても過去のプライドが邪魔して手放せなくて余計にしんどくなっていたかもしれない。

紙一重だ。

そう思った瞬間、
子育ての方針が変わった。

いくらいい大学でていいとこに就職してお金があっても、幸せを感じられなかったら意味ない。
どんな環境でもいいから幸せだって自分を自分で満たせる。そっちがいい。

夫も私も国立大卒だから、
学歴があることによる恩恵は知っている。
でも、それが足枷になるということから目を背けていた。

わたしたちが育ってきた時代はギリギリ学歴があればなんとかなったけど
これからの時代を生きる息子たちは
学歴よりももっと大切なことがあるんじゃないか?と思うようになった。
そこから「非認知能力」というワードに出会ったりして
数値では測れない、人間力の部分を大切にする子育てがしたいって思うようになった。

そして、同時に
子どもの幸せを願うならまずはお母さんから幸せになろう
良い母親ではなく、幸せな母親になる

こっちがいい!!と決めた。

良妻
賢母という昭和世代の自分の母親の姿をみたり
♪かあさんが~よなべ~をして~のあの歌のとおり
自己犠牲が美徳になっている時代の考えを
令和の時代にもまだひっぱっている自分に気づいた。そして手放した。

だから、他者比較で生きたり、他
人の言葉をそのまま受け取るのではなくて
自分のことを理解し、自分で満たしていく
それの根本を理解できる
「自己理解プログラム」を受けようと思ったことにつながった気がする。

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