Youtubeチャンネルを1ヶ月運営してみた雑記
初めましての方は初めまして、軸音(じくおん)と申します。簡単に自己紹介を。
2024年8月の頭に退職しまして、再就活開始までの3カ月間を遊んで暮らそうとしている者です。このお休み期間中に1か月間、Youtubeの運営を人生で初めておこなってみました。
内容はAI制作による楽曲投稿をおこなうというもので、当該チャンネルは以下の通りです(現在は投稿を終了しています)。
当記事では、その1か月間の運営体験をKPIなどを明記しながら雑多に結果報告するものです。ご興味がおありでしたら、最後までご拝読頂けると嬉しいです。
1. 数値の発表
![](https://assets.st-note.com/img/1725675638-4oczga8FuS3sJvODNIUwyLiE.png)
※投稿日から集計日までの期間は考慮しないものとする
※Ex(その他)は弾き語り調のプロンプトで作成した楽曲
※ジャンルは筆者の独断と偏見で振り分け
※また、以下の4曲を含めて数曲の楽曲動画は、イレギュラー(チャンネルのホームやTwitterにて推していた)の再生回数だったため、計算から除外しています。
結果だけ書くと、
びっくりするほど登録者数は少なかった ※登録してくれた16人には感謝!
それに準じて、再生回数も伸びなかった
これを踏まえたうえで、
「Ex(弾き語り調)」が少し頭を抜きん出て好評だった
次に好評だったのが「J-pop×Screamo」
「Kawaii」は意外※にもワースト2位だった
「Jazz」がワースト1位
という感じでした。
※Kawaiiは、再生回数が大きい1曲があったので、もっと上位かと思っていました。
2. 好評だった「Ex」と「J-pop×Screamo」
弾き語り調で作成した「Ex」と、「J-pop×Screamo」がなぜ好評だったのか、個人的な見解を下記します。
AI楽曲作成において、必ずおこなうものが「プロンプト(AIに楽曲を制作させるうえで、ジャンルや雰囲気などを命令すること)」の設定です。
「Ex」は、歌詞を独自に用意して、弾き語り調になるようにプロンプト(SUNOではジャンルや雰囲気などのスタイル)の設定を独自に細かく調整しました。
「J-pop×Screamo」においては、そのスタイルの組み合わせが珍しく、視聴者が聞きなれないジャンルの曲になっていたのではないか思います。
この独自性と珍しさが、好評を生んだのではないかと思っています。
3. 登録者はなぜ伸びなかったのか?
結論を完結に書くと「世界観の無さ」だと思っています。それはチャンネルの画面を見れば一目瞭然かと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1725435559-P06oqs2NXapD5iOxygMCEWm4.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725435651-BWsjtVPC13zwZ4e5rJcq7U6R.png?width=1200)
謎の空のイメージのヘッダーと謎のシンボルマークのアイコンに、金髪美少女の動画サムネイルの一覧。ぱっと見で何のチャンネルか分かりません。あわせて前述した通り、音楽のジャンルは多ジャンル。
このように、このチャンネルには「世界観」が存在しませんでした。世界観を言い換えると「コンセプト」になりますでしょうか。
前職ではゲームの仕事などもおこなっていたのですが、当然世界観/コンセプトは統一されたプロダクトになっていました。こういった経験値がありながら、自分のプロダクトにはそれを活かせていなかった。痛恨の失敗だったと今では思っています。
4. そもそもYoutube運営の勉強をしなかった
これは1ヶ月の運営で後半になってから知ったのですが、Youtubeの運営では例えば、
ホームのレイアウトは工夫すべし
動画の詳細(タグなど)はしっかり設定すべし
動画の概要欄は検索キーワードを意識すべし
などといった基本的なテクニックがありました。それらは以下のチェンネルを偶然視聴して知ったのですが、こういった勉強を一切せずに運営に乗り出しのも失敗の要因だったと思っています。
Youtubeの運営を完全に舐めてました・・・。
5.Xの運営について
Youtubeの運営と同時並行で、Xアカウントの運営もおこなっていました。
※このアカウントは2年前、「TOON GATE」という小学館が主催のLINEマンガ原案コンテストにおいて、準グランプリを獲得する少し前に、コンテストの宣伝用に作成したアカウントでした。LINEマンガで「ガンエルフ」という漫画がわたし原案で全50話で掲載されているので、よろしければぜひ。
X運営の経験も余談として書き残しておきます。
a. ポストをするのに効果的な時間帯は?
わたしのポストはほぼ全て、毎日同じ時間に送るように予約設定をしていました。その時間帯とは次の通りです。①6:01 ②9:01 ③12:01 ④15:01 ⑤18:01 ⑥21:01 の6回で、平日と休日も変えずに同じ時間でした。
※1分ずらしているのは、メディアのポストも恐らくこんな感じの時間設定にしているのでは?という推測のもと、同じ時間だとTLにて埋もれてしまう、と思い1分だけずらしていました。
結論、どの時間が効果がよかったかはよく分かりませんでした。というのも、インプレッションもエンゲージ率も、ポストの内容次第で変動が大きかったため、計測できなかったのです。以下は所感としてメモ程度に残しておきます。
一番効果が良かったのは、土曜日の朝~昼のように思えた。
逆に一番効果が悪かったのは、平日の昼のように思えた。
平日/土日ともに平均して朝のポストは他と比べると若干良く思えた。
こんな感じでなのですが、わたしのフォロワーさんの属性が上記だっただけ、というのもありえるかなと思います。
b. URLをポストに貼るとインプレッションが下がる?
わたしのポストは以下で運営していました。
①6:01/12:01/18:01のポスト・・・楽曲の投稿の告知(URL有)
②9:01/15:01/21:01のポスト・・・日常のつぶやき(URL無)
この経験からで言うと、URLの有無でインプレッションに大きな差はなかったように感じました(インプレッションの分母が小さいため差が見えなかっただけ、という可能性も考えられます)。
インプレッションが下がる、というのは以下を読むと一般的な知識のようですね。
Twitterに外部リンクを貼ることは明確に禁止されていませんが、リンクの種類によってはペナルティを受ける可能性があるため注意が必要です。 また、Twitterに外部リンクを貼るとユーザーの滞在時間が減るため、Twitterのアルゴリズムに影響を及ぼし、表示されにくくなるというデメリットもあります。
C. 結局ポストの内容次第じゃない?と思った次第
結論、ポストの内容が興味深かったり面白かったりすれば、滞在率が伸びてイイねが増えてRTが増えてエンゲージメント率が上がりインプレッションが増えてフォロワーが増える、んじゃないかと思いました。身も蓋もないことを書くと。
6. まとめ
当記事をまとめると次のようになるかなと。
Youtubeで成功したいなら運営の勉強が必要だよね
視聴者のニーズを知るのが大事だよね
ニーズを知って世界観=コンセプトを決めるべきだよね
コンセプトに沿ったコンテンツを提供すべきだよね
コンテンツには独自性とかの熱量が必要だよね
こんな感じでしょうか?
最後にそもそも大前提として音楽チャンネルにおいては、良い楽曲と良い動画であるべき、というのは書くまでも無いかと思いつつメモしておきます。
何と言いますか、割と当たり前なことを書いた雑記でした。
わたしからは以上です。