自己破産時の弁護士の探し方と費用について
みなさんこんにちは。元多重債務者Xです。2017年投資詐欺に騙されて500万円以上の借金を作ってしまい、自己破産をしました。自己破産後はフリーランスのライターとして活動し、今は結婚もして楽しく過ごしています。
今回は私が自己破産をした時弁護士をどう探したか、そして弁護士費用がいくらかかってどう支払ったかについて語っていきたいと思います。
自己破産を考えられている方にとって、弁護士費用は頭を悩ませている種の一つ。そんな方の参考になれば幸いです。
とりあえず地元の弁護士さんに相談
私は東京で投資詐欺にあい、お金がほぼ0になってしまったので、実家に帰りました。そこで両親に相談したところ、今後の方針を弁護士さんと相談しようと話がまとまります。両親に投資詐欺のことは何も言っていなかったので、前向きに話し合ってくれる両親には今でも頭が上がりません。
とはいえどの弁護士さんに相談すればいいかわからなかったので、とりあえず両親と地元の弁護士さんの無料相談に行きました。
地元の弁護士さんは色々話を聞いてくれましたが、債務整理がいいか自己破産がいいか正直ぱっとせず、話を聞いてもらっただけで終了。正直あまり頼みたいなとは思いませんでした。
法テラスで紹介された弁護士さんが素晴らしかった
その後私は無料で弁護士さんを紹介してくれる法テラスに行きます。法テラスは事前に電話で相談して、債務整理や自己破産に強い弁護士さんと日程を合わせてくれました。相談だけでなく弁護士費用の立替にも対応してくれるので、弱者の味方と言っていいでしょう。
法テラスで紹介された弁護士さんに事情を話すと「金額も大きいしまだ若いんだから、自己破産しちゃった方がいい。スッキリ自己破産して、人生をやり直そう」と言われたことを、今ではっきりと覚えています。心がかなり弱っていた私ですが、弁護士さんの一言で前向きになり、自己破産をすることに決めます。
結果としてこの決断はとてもよかったと思います。弁護士さんを選ぶときは、自分が信頼できると思った人に頼みましょう。
自己破産にかかる弁護士費用
法テラスを利用すると、同時廃止事件の場合15万円～20万円、管財事件の場合さらに予納金が20万円～50万円がかかります。私の場合は管財事件に分類され、弁護士さんへの費用が20万円ほど＋予納金が30万円ほどかかったと記憶しています。同時廃止事件になるか管財事件になるかは、弁護士さんがある程度わかるので、相談時に教えてくれます。
法テラスの場合弁護士さんに支払う費用は分割支払いが可能です。自己破産が受理された後、毎月いくら支払うか決められます。私はとりあえず1万円ずつ支払いにして、生活に余裕ができたら支払う金額を上げていきました。今はもう完済しています。
ただし予納金については立替ができず、自己破産の手続き前に支払分ければなりません。私の場合両親が支払ってくれました。本当に頭が上がりませんね。
いい弁護士さんに出会えれば法テラスがおすすめ
自己破産を経験した身としては、いい弁護士さんに出会えるかどうかが結構大切だと思いました。特に管財事件の場合、手続きが長くかかるので、弁護士さんとやりとりする回数も増えます。私の場合たまたま法テラスでいい弁護士さんに出会えたのが本当にラッキーでしたね。
費用も法テラスの方が安いので、まずは法テラスに相談することをおすすめします。そこでいい弁護士さんと出会えなければ、はじめて近くの債務整理・自己破産を得意にしている弁護士さんを探しましょう。
結論：自己破産をしてよかったと思っています
ここまで自己破産時の弁護士費用について体験談を書いてきました。結論として自己破産をしてよかったと思っています。
自己破産の手続きを弁護士さんに依頼するとき、委任状というものを書きます。委任状を書くと裁判所・債権者とのやりとりを弁護士さんに一任できるので、債権者からの電話がピタッと鳴りやみます。借金を抱えている方ならわかると思うのですが、債権者からの電話ってほんと憂鬱になるんですよね。それが鳴りやむだけで、かなりのストレス軽減になりました。
自己破産をするとき「債権者にお金を返せなくて申し訳ない」という気持ちはもちろんあります。でも自己破産や人生をやり直すため、国が認めている制度です。今後も苦しい生活が続くのであれば、スパッと自己破産をして人生をやり直すことをおすすめします。少なくとも私は自己破産をして本当によかったと思いました。自己破産するか悩んでいる方に、このnoteが参考になれば嬉しいなと思います。
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