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慈子です。

仕事が立て込んで間が空いてしまいましたが続きです。

元カレはスッキリしたようにコーヒーを飲んで
「このままでいいの?俺はモテてるんだっていう
彼のアクセサリーの一つとしているの?」

いやだ!!!!!!!!!!!!


舐めるなよ。

一番に思ったのがこの言葉でした。


元カレの言ったことは多少意地悪もあるだろうと思います。
自分の元カノが振り回されてるのが面白くない
そういう思いもあると察しました。

察したら私が思ったことそのまま言ったので
やっぱりちょっと自分の怒りも含めていったのがわかります。

でも、元カレの言葉をあえて鵜呑みにしたかったんです。

だって
こうやって
舐めんなよって思えた方が
八木尾くんから完全に離れられそうと思ったから。

これが離れる本当のチャンスかもしれない。

ドキドキしました。
離れたいのに離れられない
本当は離れたくない。
いや離れたい。
ずっとぐるぐるしていた気持ちに終止符がつく

舐められたくないという気持ちは
守りたいと思ったんです。
私はプライドが高いんです。

プライドを折られてまで
この関係は続けたくない。

もうきっぱり
離れる。

今までのパターンだと
舞台が終わったあと
必ずカフェに八木尾くんが現れていました。

次は来るだろうか。

元カレは
時が過ぎたらまた
ちょっかいかけに来るだろうけど
明日はどうだろう?
来ないんじゃないかな。

もし来てくれたら嬉しい?

試すようにいってきました。

‥いや、舐めんなって思う。

俺モテるっていう材料にされたくないな。

けど、来たとして
私がちゃんと離れるって揺るがない気持ちがあれば
どうってことないし
むしろ自分の気持ちの確認できるな。


「私あえて明日カフェに来てみる。
イン○タに投稿して八木尾くんにわかるようにして
待ってみるわ。
そして来なきゃもう飽きられたととれるし
来たら私がしっかり気持ちを断ち切ったか確認できる。」

元カレは、えっという顔をしていました。

「大丈夫?顔見たら揺らぐんじゃないの?
てか来るかなあ、来なかったら悲しいかもよ」

元カレは来ないと踏んでいるようでした。

これは私のケジメの行動

向こうがどう出てきても
揺らがないっていう自分を試すもの。

やってやる。

私は八木尾くんを
卒業するんだ!!!



そんなこんなで
家に帰ったのですが

元カレの前では強がっていたのか

家に着いたら一気に気が抜けて
悲しくなりました。

私はもう
八木尾くんの特別じゃない、

酒を飲みながら
家族にバレないように
感傷に浸っていました。
やっぱ辛いなあ。
終わったんだなあ‥

くそ、くっそーーー

トキメキ、楽しかったなーーー

油断したら泣きそうでした。

目の前で夫がいびきをかいてリビングで寝てますが
そんなのお構いなしで
私は脳内で失恋を癒そうと必死でした。

というか、ほとんど
ふてっていましたね。

くそ〜ばかやろー

酒に口をつけようとした時
スマホが鳴りました。

こんな時間にインスタのダイレクトメッセージ??


☆☆
続く

慈子

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