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慈子です。

人って

自分が望んでいたもの以上のことが舞い込んでくると
処理しきられなくて
苦痛になるんじゃないでしょうか。


たとえば
いくら大好きなお寿司でも
食べきれないくらいもらったら

「食べないと腐っちゃうし、もったいない、でも食べきれない‥」って
ちょっと困りますよね。

あと、宝くじなんかいい例ですかね。

自分では扱ったことがないほどの金額のお金が
突然舞い込むと

お金に振り回され
不幸になっていく、とかね。

高額当選者はそういう人が多いって良く聞きます。

私には八木尾くんがそういう感じだった気がしました。

彼自身が宝くじ、というより
彼の気持ち、です。



彼は本当に私に好意を寄せてくれていたんでしょう


それはなんとなく
後からわかったけど
私としては
好きでいてくれるならずっとそうでいてほしいって思ってしまっていました。

彼の私に対する「好き」の大きさが
わかってなかったから。

そして
私も自分がどんな大きさの好きを
彼に持ってるか
わかってなくて。

いなくなってほしくないから
彼と同じ大きさの好きを作ろうと必死だったんです。

でも、そんなに持ってなかった。

私がほしい好きって

彼と比べたら
本当にくだらないちっぽけな「好き」だったんです。

私は、若い男の子にちやほやされたいだけだった。

ちやほやされることを
八木尾くんに望んで
それだけで執着してたんですね。

だから彼が
私の軽い態度に怒ったり
時に無視されたり‥

大きな彼の気持ちを私は受け止められなくて
傷ついていく関係になってしまった。

お互いに「好き」といっても

その大きさ、質が違うと
うまくいかないんですね。


そんなに好かれるなんて私みたいな
女には勿体無いことだった。


その八木尾くんの純粋な気持ちを
私はちやほやのために振り回してきたんだと

今は反省しています。


自分の望み以上のものはなかなか受け取れないもんです。


なので、私はちやほやしてくれる人を探すことにしました。

結局のところ
既婚者だし
離婚するつもりもないし

だからそれでも良いって人に
ちやほやされようって
ある意味開き直りました。


そういう人に出会うためにはどうしたらいいか?

また書きます。


☆☆

慈子


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