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【野球実況】ディレードスチール!3塁ランナーの動きに注意!

実況オタクくんです。

特にマニアックな実況シーンについて。

今回のテーマは1塁3塁でのディレードスチールである。

1塁ランナーがスタートを切った時、本来であれば盗塁を阻止するために2塁にボールを投げるのだが、キャッチャーの送球と同時に3塁ランナーもスタートを切るケースがある。

それに備えてキャッチャーは低めのボールをショートに投げ、もしランナーが動いたらセカンドが途中でカットしホームに投げるというプレーがある。

一方、1塁ランナーがあえて塁間で挟まれてランダンプレーを誘い、その間に3塁ランナーがホームを狙う、というパターンもある。

この場合実況がケアしなければならないことは「1塁ランナーが挟まれている間に3塁ランナーがいつスタートを切るか」を伝えること。

なぜなら、1塁ランナーのランダンプレーを追うカメラは3塁ランナーの様子を捉えていないからだ。

そう、この場面での実況のサビは1塁ランナーのアウトではなく、「3塁ランナーのスタート」なのである。

去年の夏の甲子園

明石商vs八戸学院光星の試合で明石商のこのプレーをテレビ朝日の清水俊輔アナウンサーはこう実況していた。

『ファーストランナースタートを切る!

ああー、一二塁間に挟まれているぞ!

3塁ランナーどうする?

どうする???

3塁ランナーは、、、

今動いた!!!今動いた!!!

ここでホームに送るがぁ〜!

ホームインです!!!!

明石商、夏の甲子園に刻んだ1点〜!!!』

いつスタートを切るか?!

ハラハラ感がある。

ちなみに明石商は夏の甲子園初出場の初戦。

甲子園で取った最初の得点がホームスチールだった。

そしてホームインしたのが当時1年生の

来田涼斗(きた・りょうと)選手である。

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