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アクスタって使える!

アクスタって持ってますか?
ちなみに、アクスタはアクリルスタンド。
実験隊は、こんなの持っています。

現場猫とトムジェリと黄桜など

アクリルスタンド(アクスタ)が流行し始めたのは、2010年代後半ごろからです。
もともとアクリルを使ったグッズ(キーホルダーやストラップなど)は2000年代から存在していましたが、現在のような「キャラクターやアイドルのデザインを立てて飾れるアクリルスタンド」として流行したのは、2016年~2018年ごろとされています。

なぜ、実験隊がアクスタかというと、実は、
実験教室で、いろいろなプラスチックを説明するときに、
『アクリルは、
特に透明性が高く、光ファイバーとしても使われる。高硬度であるが、割れやすいという欠点がある。綺麗だけど脆いので、『樹脂の女王』といわれている。
用途:光ファイバー・水槽』
と説明しても、いまいちピンとこないのですよね。

でも、最近は、アクスタとして、出回っているので、100円ショップでも、手に入れることができます。

厚みがあっても、透明度が高いことがわかります。

色ついていたのも、横から見るととってもクリア

他のプラスチックと比べても、雲泥の差ですね

他のプラスチックは濁っている

アクリルをアクリルカッターでカットしてカット面をやすりでやすると、とってもきれいになりますよ。こういう工程好きな人には、たまらないかも!

実験隊的には、アクスタが手に入りやすくなったきっかけは、コロナ禍があるのではと思っていました。あの、きれいなパーティションはアクリルだったのですよね(他の材質もあり)。
・コロナ禍でアクリル需要が急増(2020年~2021年)
・コロナ収束後、アクリルパーティションの需要減少(2022年~)
・アクリルはリサイクル・再加工が可能
などの点で、リサイクルされたのではと思ったのですよね。
実際に「廃棄アクリルを再利用したグッズ」を作る企業もあるようですが、それは一部のようです。

次回の2月24日のプラスチックの実験教室では、アクスタをご紹介しようと思っています。

そうそう、後、アクリル樹脂と毛糸などのアクリル(繊維)は全く別物なのですよね~。
下左のアクリルと書いてある毛糸は、アクリル樹脂とは全く違う「ポリアクリロニトリル」という化学物質。ちなみに、アクリル樹脂は、「ポリメチルメタクリレート(PMMA)」。
PET樹脂とPET繊維(ポリエステル)は同じものなのですよね~。下右2つ。
フェルトやふわふわのタオルも、PET樹脂からできているポリエステル。

アクリル繊維
ペット樹脂(ペットボトル)とペット樹脂(ポリエステル)
フェルトやふわふわのタオルはPET樹脂(ポリエステル)

ちょっと頭がこんがらがりそうですね。

実験教室は、そろそろ閉め切ろうと思っていますが、下記から情報お申し込みフォームをご覧いただけます。
ふしぎなプラ板 250224@あすみん
ご参加、まだまだよろしいですよ。

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