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化粧品の広告って一体誰がどうやって決めているの?

化粧品どれを買おうか迷った時、どうやって情報を集めるでしょうか?

口コミ?雑誌?広告?

様々な情報がありますが、純粋な口コミ以外メーカーの広告が基になった情報なんです。雑誌などでみかける、美容家さんが批評しているコメントなどもそうです。
では、この広告、メーカー内では、誰がどのようにして決めているのでしょうか?

主に広告を決めている部署は、チームのリーダーであるマーケティングです。

マーケティングと各部署が協力しながら製品広告が出来上がってきます。
それでは、おおまかな流れを3つにわけて見てみましょう。

1. 広告の方向性決め

主に関わる部署;マーケティング、研究開発(プロダクトリサーチ、フォームレーター)

初めにターゲットとなる消費者がどんな人か、どんなニーズを持っているのか、どんな製品を求めているのかなどの様々な消費者リサーチをします。
時にはモニターさんのお宅にお伺いして生活様式を見せて頂いたりもします。

その結果、製品の広告をどうしていくのかおおよその方向を決めます。

もちろん、この時点で製品の処方家であるフォームレーターの意見もしっかり汲み取ります。

2. 研究開発部による広告サポート実験

主に関わる部署;マーケティング、研究開発(プロダクトリサーチ、エバリュエーター、フォームレーター)

ここでは、実際に研究開発部で、その広告をきちんと製品が言える性能が製品にあるのかどうかを実験で確かめていきます。
実験と一口に言ってもその手法は様々。

製品自体を機械で測定したり、実際に人の肌に塗って機械で測定したり、モニターさんに使用してもらって評価をしてもらったり。

実際に機械で測定してみたら、思っていたような結果が出ない!さて、どうしようか。という事ももちろんあります。

3. 広告サポート実験データの法律確認

主に関わる部署;マーケティング、リーガル、研究開発(プロダクトリサーチ、エバリュエーター)

最終段階では広告サポートのためのデータと実際の広告を見比べてリーガル(法律部)の厳っっっしいチェックが入ります。

広告の文言と実験データは本当にそれを十分に実証できているのか。細かく指摘が入るため、広告の文言の変更や実験の追加などを行うこともしばしば。

このチェック、大手メーカーでは厳しくしているところが多いのですが小さな会社が出しているコスメだと不十分なところも稀にみられるのが現状です。

こうして厳しい道のりを経てやっとコスメの広告って出来ているのです。

でも、小さなメーカーさんですと、研究部署なんてもっていませんのでこのとおりではありません。1番だけで終わっちゃっているがほとんどです。

なので、効果が見られない、過大広告?のような化粧品が山のような溢れているんですね。一方大手メーカーですと、お金がある&監視も厳しいので、このような手順で広告が作られています。



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