映画「マトリックス」的な不思議体験の告白

実を言うと私には、
映画「マトリックス」の世界観が実はリアルではないかと
思えるような経験がある。

それは、
「なんであの人との関係が急に変わったんだろう」
というものだ。

それまでは、その人とは別に親しくもなかったのに、
ある日急に、その人がまるで親友のように私に接してきたのだ。
しかも一日限定で。

そういう「人間関係の連続性を無視したかのようなバグ」
というのが、過去思い出すだけでも3度ほどあった。

一例として、中学時代の経験を紹介する。

中学時代というのは実に楽しかったのだが、
それでもクラス全員と満遍なく仲が良かったわけではなく、
私はどちらかというと、真面目なグループに属しており、
スポーツ万能な活発なグループとは一定の距離があったのだ。

しかしある日、同じクラスの活発なグループのリーダー格の人が、
なぜか、私に親し気に接してきたのだ。

それまでは、共通の趣味もなく、特に会話することもなかったので、
この急な変化に私は凄く面食らってしまったのだ。

彼は、私の戸惑いにも気にするような感じもなく、
休み時間にも「一緒に水飲みに行こうぜ!」と親し気に誘っていたのだ。

戸惑いつつも、悪い気はしなかったので、その付き合いに乗っていたのだが、翌日には何事もなかったかのように、また彼との関係はそれまでの
距離感に戻っていた。

これは今思い出しても実に不思議な体験であったのだが、
その後も、同様なこと(別に付き合いもなかった人が一日限定で急にフレンドリーになった)が社会人になって2度ほど起こったのだ。

あれは一体何だったのだろうか?

そこで思い出したのが、映画「マトリックス」の世界観である。

この世が実はプログラムでできていたと考えれば、
あの不思議な体験も単なるバグだったのではないかと合点がいく。

あと、もう一つの可能性としては、
5次元世界、つまりパラレルワールドの存在である。

あの3度の不思議体験の当事者は、
実は別の平行世界では私と親しい間柄であり、
何らかの偶然で平行世界から一日だけ
その人同士が入れ替わってきたのかもしれない。

その人は、私がいる平行世界に来た事に気付かなかったので、
「いつもどおりの振る舞い」として私に接していたのかも。

あるいは、

逆に私(自分A)の方が、
平行世界に一日だけ移動して「自分B」と入れ替わったのかも。

そんなSFチックのことをふと思いついたのだが、
荒唐無稽のようでいて、
案外世の中はそんな風に動いているのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!