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Nikonな話 D40・D60・D80 CCDカメラの三銃士

フィルムカメラとの付き合いが長かったため、なかなかデジカメには手がでなかった。
山歩きや、渓流釣りなど、水辺の遊びが多いので、電子部品のかたまりのようなデジカメは、すぐ故障するのではと思いつつも、アナログカメラやフィルムは生産終了とか、アナログマンには不利な状況ばかり。
戦後の世代は、社会の変遷で、多くのものを簡単に捨ててきた。
レコードとプレイヤー、8mm撮影機と映写機、ビデオデッキと膨大なテープ、デジタル8㎜カメラとデッキ、DVDレコーダー、アナログテレビ、思いつくものだけでも、まだ現役だったものを山ほど捨てた。
最後の砦と思っていたアナログカメラまでが、こんなに簡単に捨てられるようになるとは。

D40 初代デジカメ
小さくてもさすがの貫禄

泣く子と地頭には勝てず、なくなくカメラ屋に行って驚いた。
世はすべてデジカメだった。大きいのから小さいのまで。
悩みに悩み、懐と相談して(安い)、水に強そうで、なにより手持ちのレンズが使えることなどを考えた末に、なぜか評判が良かった、ニコンのⅮ40を購入した。
最後までこだわったFマウント、結局は標準ズームのセット品を手にした。
600万画素でも、L判サイズにプリントするには十分だ。パソコンの画面で見ても、なにも不満はない。
しかも、軽いし、小さいし、名機中の名機だと勝手に思う。
山にも川にも、旅にも、どこへでも持って歩いた。
今まで使っていたマニュアルレンズも使えた。×1.5倍だった。

Ⅾ60 二代目です
D40とまちがうほどそっくり

Ⅾ40を手にしてしばらくしたら、D60が発売された。
デジタルの世界は、生き馬の目を抜く芸能界よりも早く、ニュースターが出ては消えるのを知った。
600万画素から1000万画素に上がった。
D60は、Ⅾ40から持ち替えても、違和感はなく、新商品という感じがまったくない、普通の良いカメラだ。
風景を撮るのに使っているが、D40より落ち着いた色に感じる。どうだろう。高級なモニターでみれば違うのかもしれない。
普段から、山だ川だ、とタフに使うので、2台有るというのは、心強い。

Ⅾ80 ひとまわりたくましい
まだまだ現役です

中古品の店に行って、何気にカメラコーナーを見たら、Ⅾ80というのが展示されていた。気になるなあ。
調べると、Ⅾ40よりも少し前に出た上位機種で、なかなかの一品らしい。ペンタ部はガラスだと。ムムム、ということで、D80を格安でゲット。
さっそくペンタプリズムを確認すべく覗いてみるが、Ⅾ40やD60との差がよくわからない。少し重い。画素数は1000万。
中古で手に入れたわりには、どこにも傷などない、極上の美品だった。
Ⅾ80を首に下げて、山を歩く。Ⅾ40より少し重いけど持ちやすい。
雪の山でも、酷暑の森の中でも、もんだいなく動いている。タフだなあ。
なんとなくだけど、Ⅾ40より写真を撮っているという、満足感みたいな気分になるから不思議だ。今でも現役で、10-24mmの広角ズームを付けて、雲などを撮っている。あと数年で20歳になるが、十分現役でいてくれそうだ。

別にカメラマニアでも、収集癖があるわけでもない。
単純に、見たものを撮りたい、見たままに撮りたい。でもむずかしい。
ニコンのデジカメを3台購入したら、全部CCDという撮像素子だった、それだけだ。2006年前後のニコンは、CCDがメインだった、
因みに、コンデジはP7100。あとで知ったが、これもCCDだった。
おかあちゃんに買ってあげたパナソニックNH-10という、ピンクの小さいデジカメも、1600万画素のCCD機だった。十年経つが、今でも現役で動いている。まさかこれもCCDとは。こだわってみるかなCCDに。
そう思って調べてみたら、フィルムカメラは、細々と生き残って、根強い需要があるようだが、CCDカメラの方が先に絶滅したのかな?
この投稿を機に、にわかにCCDカメラに興味が湧いてきた。

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