前置き
日本が大東亜戦争を始めることになった理由を知っておきましょう。
「大東亜戦争」は日本側の呼称です。
一般的には第2次世界大戦、太平洋戦争などと言われますが、各地域の戦争をまとめると第2次世界大戦となるだけでしょうか。
戦争をする理由。
中学校で習ったかどうかも覚えていないが、今は知っておくべきと考えます。
引用サイト
マッカーサー元帥のアメリカ議会証言録
1951/5/3 アメリカ上院の公聴会
日本の専門家の評価
秦郁彦は、小堀桂一郎などの東京裁判批判を行う論客たちがこの発言を「(マッカーサーが太平洋戦争を)自衛戦争として認識していた証拠」として取り上げる論点であると指摘している。
小堀はこの個所を「これらの原料の供給を断ち切られたら、1000万から1200万の失業者が発生するであろうことを彼ら(日本政府・軍部)は恐れていました。
したがって、彼らが戦争に飛び込んでいつた動機は、大部分がsecurity(安全保障)の必要に迫られてのことだつたのです」と訳している。
マッカーサーが、「絹産業以外には、国有の産物はほとんど何も無い」日本が、「安全保障の必要に迫られてのことだった」と証言した意味には、暗に米国の日本に対する厳しい経済封鎖が巻き起こした施策(戦争)であったという含意が看取できる。
個人的感想
第2次世界大戦で敗戦国となった日本。
小さな頃の教育では、「戦争は駄目で日本はかつて悪い国だった。天皇制度もその一端である」という印象でしょうか。
正直言って覚えていないがこんな印象の教育だったか。
アメリカは覇権国家
外国を植民地化したり傀儡政権を作ったりと1800年代からそうしてきた国。
当時のマッカーサー元帥のスピーチからしても、日本には資源が無いことは明らか。現在もそうです。
エネルギーに関して、多少の天然ガスは採れるけれども外国産を輸入しなければ全くまかなえない。
他にもたくさん無いものがあります。
それが供給される世の中だからこそ日本は生き延びている。
それが止まったらどうなる?
同じ過ちを繰り返すのか?
違います。
アメリカがそのように追い込んでいるのです。大戦前のように。
アメリカは、いつか日本が戦争をせざるを得ないことを太平洋戦争(きっかけ)よりもはるか以前に分かっていました。
それは別の記事で投稿しますが・・・
日本がフィリピンを占領することになったのはなぜ?
フィリピンが資源を手に入れるためにも要衝であり、それをアメリカがスペインから奪って植民地にしていたからです。
南西諸島。
日本の大事なシーレーンです。
かつての中国、今の中国に対してのアメリカ
ヒックンルーパー上院議員は、マッカーサー元帥への質問で赤化中国に対する海空封鎖の提案が日本に対するやり方と同じではないのか?というものです。
「赤化中国」
社会主義を意味します。
第2次世界大戦前後の中国は中国国民党が民衆を束ねていました。
マッカーサー元帥は民主主義の傀儡政権を作りたくて中国国民党へ多額の資金を投入していました。
端的には、国家政策に活かすことなく金欲だけに走ったので無駄になります。
結局、中国国民党は台湾へ後退。
代わりに中国共産党が躍進して国家を治めることに。
だから赤化中国なのです。
朝鮮戦争はアメリカの極東アジア政策に起因します。
北朝鮮の後ろ盾についたのが中国共産党。
アメリカは中国共産党を抑えるために海空封鎖を考えるのです。
現代はどうか。
軍事的にも超大国となってしまった中国。
同じく覇権国家を目指しています。
それを脅威と感じるアメリカは、現代社会経済において必要不可欠の半導体の供給を抑制する目的でサプライチェーンをも変えようと政策を打っています。
最先端技術が必要な最先端半導体製造装置、半導体工場から全てに関して同盟国を使って規制をし始めています。
最先端半導体はハイテク機器に多く使用されます。
もちろんハイテク兵器にも使われます。そこを締め付けて経済も弱らせる目的。
アメリカはロシアと中国が軍事、経済両面で繋がっていることも警戒しています。
今も昔も構図は同じなのです。
中国国民党と中国共産党
端的に言えば、日中戦争は中国国民党との戦いです。共産党ではありません。共産党政権はあとから出来た政権。まだ内乱状態でありました。
アメリカの傀儡政権だった中国国民党がアメリカ政府に見限られて台湾に後退したあと、反共主義のアメリカと中国共産党は対立関係にあります。
アメリカが台湾(中国国民党)を守る意義は今は半導体(TSMC)でしかありません。
中国国民党
日本はどうか
アメリカの傀儡政権である日本政府。
疑う余地はありません。
戦後、ずっとそうしてきた国。
どうすれば脱却できる?
なぜ農業を手放す?
永遠に独立国になれないよ?
賢明な政治家ならばもっと頭を使いましょう。
国民は立ち上がりましょう。知りましょう。
過去の事実から国家の思惑、人の思惑を理解しましょう。
立ち上がらないならアメリカの属国であり続けます。
アメリカが米軍を引き上げれば中国の属国になります。
その時はほっとけば近いうちにやって来る・・・