♯１６４　岡田監督退任？

スポーツ紙を中心に岡田監督退任の憶測が流れています。

今シーズンの優勝は逃したもののまだＣＳが控えており
“アレンパ”の可能性を残している阪神タイガース。
でもこの時期ストーブリーグの情報が飛び交うのは常の事で
とりわけタイガースの場合避けては通れない年中行事になってます。

で早くも後任は誰それという記事が飛び交い始めていますが
岡田監督が勇退するとしたら次は平田ヘッドコーチの一択。
しかるに何の実績もない評論家の名前が見え隠れして
つまりメディアは自社が御しやすい人物を推して書くのです。

昔の話でいつもの如く阪神のお家騒動が勃発し
村山か吉田か？という瞬間がありました。
で大半のメディアが村山を推す中
スポーツ紙１紙だけが吉田監督で連日報道します。

で当時弊社の解説をお願いしていた吉田義男さんと会食していたら
“ゆうていくとこ間違ごうとるで”と一言。
翻訳しますと村山と書く社は言って行くところを間違っている。
実はその時既にご本人は球団から依頼を受けて内諾していました。

確かそのスクープをものしたのは日刊スポーツだったと思います。

という事で岡田監督退任の話はある意味予定通りの話であり
昨シーズンはかなりの頻度でタイガースのテレビを見つつ
岡田監督がかなり疲労している姿を度々現認しました。
従って今年はどんな成績であろうと身を引くだろうなと予想する。

言っておきますが阪神タイガースの監督というのは
日本一ストレスのたまる職業で
ある意味総理大臣より過酷な仕事かも知れません。
現にあの星野監督だって一気に体調を崩しましたし。

ですからもうすぐ終わろうとする今シーズンが
どのような結果になろうと現場から身を引いて
今後はフロントに入りＧＭをやるべきだと思います。

でタイガースにとっては岡田監督の続投がベストなのですが
勇退するとしても野球が間違っていた訳では無いので
後任は岡田野球を継承できる人物が適任だと思われる。

だとすれば平田が昇格して岡田野球を継続し
そうなれば水口始めコーチ陣を触る必要もありません。
とにかく地に足の着いた野球を実践して行けば
大きく崩れる事は無いので後は外人含めた補強をしっかりやる。

そう言う意味でも岡田ＧＭならしっかりしたチームを作るでしょう。

これまで人気にかまけて脆弱な人材と組織でふらついて来た阪神も
今は阪急電鉄が本格的にチームに乗り込んで
しっかりした組織に生まれ変わって来ました。
ですからこれからはトンチキな人事は行わない阪急タイガース。

という訳で鳥谷はまだまだ勉強期間であり雑巾がけのタイミング。
そして将来監督を目指すならまずはファームのコーチをして
コツコツと足場を固めてからの事になります。

まあ鳥谷は岡田監督に恩はあっても
タイガースに対するロイヤルティーは無いでしょう。
一部人事に関しては阪神に大政奉還するとの報道も出ていますが
阪神に人事をやらせるとまたぞろ失敗するのは見えている。

まずは平田体制で行って岡田がＧＭに就任し鳥谷は２軍のコーチ。
あとはバース級の外国人を取って来れば
当分の間タイガースは安泰だと思います。

鳥谷はまずファームに行って恩師である
岡田監督をユニフォームから解放してやって欲しい、、