「そしたら」と自分の中での星野源のイメージ
昨日(日付変わって今日なのだけれど、自分が寝る前に聞いていたので昨日とする)のラジオ「バナナムーンゴールド」でOAされた
星野源の新曲「そしたら」を聴いた。
端的に言って、めっちゃくちゃ良かった。良かったのだ。
自分の中で、星野源の曲はアルバムごとにイメージが結構異なる。
まず「ばかのうた」。ソロとしての初のアルバムである。
だいぶフォーキーで、今のお茶の間のポップスター的なイメージとはだいぶ異なる。
アコースティックギターやウッドベース、マリンバと乾いた音像に、老人や茶碗などのキーワード。
また、音的にはなんとなく、曇った土曜日っぽい。これは自分の主観なので他人と違っていても別に良い。
そこから、ばかのうたのイメージを持ちつつヒップホップ(ディアンジェロのVooDoo)っぽい広がりを見せた「エピソード」、
内省からJ-POPへの接近を果たした、命を削った大作「Stranger」、
ブラックミュージックを「イエローミュージック」として昇華した「YELLOW DANCER」、
そして自分の精神やイメージを昨今のヒップホップ的なトラックミュージックで表現した「POP VIRUS」。
どれも傑作だが、昨日の新曲は「ばかのうた」に近い音像だった。それがとても嬉しかったのである。
なんとなく、自分が好きだと思うその人の個性を見られると安心できるからなのだろうかしら。うまく言語化できません。
音源になったら嬉しいな、と思いつついい曲を聴けたことが嬉しかったので文章にしてみた。
とりとめのないものになってしまったが、とりとめがあると言われても嬉しくないので別にいい。
それでは。