教員採用試験ですか。
母校で図書館の利用申請に行きました。
卒業から何十年経っても利用できるのはありがたい。久しぶりの講座も無事終了。
来年から教員採用試験のシステムが大きく変更されるようだ。
例年と比べ前倒しになること、令和6年6月16日という国が指定した日程になる可能性があること。大学三回生から受験可能になること等々大きな変化がありそうです。
こうした情報は来年4月から教員採用試験の準備をはじめればいいと思っている三回生の学生には意外と伝わっていなようです。
単位修得、クラブ、バイトと学生時代は忙しいですよね。
日程が早まることで、現三回生の受験対策スケジュールの見直しが必要になるのですが、個人的には「いい人材」を企業の就職活動と取り合いにするという考え方は、何か腑に落ちません。
多くの私学の大学は四回生で「教育実習」や「介護実習」を実施しているように思います。それも実習先の学校や施設の受け入れ体制の関係で4月や5月が比較的多いはずです。令和6年は4週間以上の実習がすんだらすぐ試験ということになる学生も多いはずです。
三回生でこうした実習を済ませることができているのは国公立の「教育系大学」や「教職大学院」ぐらいではないのでしようか。国公立の学生有利ですね。
それらの場所で学ぶ学生は、受験日がいつであれ「合格」する確率は高いと考えると、それ以外の「いい先生になる可能性のある」心情的な教職希望学生の受験は、時期が早まることで増えるという可能性はむしろ減るのではないでしょうか
私学の教育学部がある大学ならカリキュラムを変えることはできるかもしれないのですが、要卒単位以外で免許を取る学生にとっては、三回生のはじめからの準備を行わないと合格は難しいものになると思われますよね。
合否が明らかになるこの時期、教員の採用試験の受験率か新聞紙上を賑わしますが、問題は「大学での学業とは別に免許取得のために単位を取らなくてはいけない」というシステムと「教員になりたい、そのために努力をいとわない」という学生の思いがマッチしないという点があると考えてきました。
「努力をして資格を取ったのに報われない」という意識をどのようにするかという問題で、医師は資格を持ったらインターンを経て病院に勤めることができることと対比する学生もいました。
ひょとすると4回生の教育実習、介護実習(すでに日程が決まっている)直後に「前倒し、統一受験日」が実施される来年の教員採用試験の受験率は大きく下がるかもしれません。
倍率が下がりそうなことを事前に周知し、それを見越して受験者増の施策としたなら文科省はすごいですね🎵
元々高い高校を受けるならそれなりの準備をしているだろうと思うけど中学の社会科の免許しかないなら、小学校教員資格認定試験を受け、早い目に小学校免許を取得して小学校を受けるのが得策だと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?