ファイナル・デッドブリッジ について
今回は
「ファイナル・デッド」シリーズ第5弾
「ファイナル・デッドブリッジ」について語ります
公開:2011年
監督:スティーブン・クォーレ
出演:ニコラス・ダゴスト、マイルズ・フィッシャー他
時間:92分
ドキドキ ★★★★☆
ワクワク ★★★★★
グロさ ★★★★★
『死と生の戦い』
ストーリー
セールスマンとして働きつつ、プロの料理人を目指すためにフランス料理店でバイトをするサムは、会社の研修旅行に向かうためにバスに乗っていたが、工事中の吊り橋、ノースベイブリッジを渡っているときに、自然災害により橋が崩れ落ちて、同僚や上司らと共に悲惨な死を遂げる。という予知夢を見る。
パニックに陥ったサムは危険を皆に知らせて恋人のモリーを連れてバスを降りる。止めにいったピーター含めた6人もバスを降り、彼を追いかけるが橋から出た瞬間に橋が予知夢通りに崩れ落ちて、多くの人がなくなってしまう。
なんとか生き延びた8人の彼らは「ラッキー8」とマスコミに取り上げられるが、彼らもまた、死神の運命から逃れることはできない。
1は学校の同級生と先生。2は高速道路に居合わせた運命的に導かれた男女(「ファイナルデスティネーション」の話に関わっていた)。3は高校の卒業生。4は主人公の仲間とサーキット場にいた男女。そして、今回は会社の同僚たちであり、ホラー映画でもありながら、人間関係についても、濃厚に語られ、今までよりもドラマチックになっている。今回も謎の検死官(?ほんとに検死官か定かでもないが)ウィリアムがやってきて、生き残るヒントとして、「死の運命のルール」として「死の座席は決められている」とサムらに告げる。その言葉に彼らは翻弄され、より生と死をかけたゲームが始まっていくのがホラー視点を除いて楽しめる。
特に、同僚ピーターが最初に恋人キャンディスの死に直面し、崩壊していくのがみものである。
(ひとまず)シリーズラストということもあり、さらに3Dて上映されたそうで、CGもふんだんに使われている。結局CGじゃんかと思われてしまうかもしれないが、CGだからこそ、よりグロくなっているので、満足して観れるのである。今回のスプラッターの特徴としては、骨まで見えてしまっている。だから、ほんとに無理な人は観ないほうがいい。吐いてしまうかも。
なので、文字だけで一つ説明してみる。ピーターの恋人キャンディスについて。
彼女もサムらと同じ会社で働きつつ、器械体操に励んでいた。そして、練習場にはピーターも見学に来ているほどなかがいい。この練習している施設だが、エアコンの調子が悪く、今回は扇風機で場内を冷やしていた。
最初は平均台の演技を行う。平均台の上でキャンディスが様々なポーズを決めるも、天井に取り付けていたエアコンのネジが次第に外れて平均台の上へと落ちていく。しかも、とがっている方を上にして。さらに、下ではエアコンから滴る水が床にたれ、落ちる先は扇風機のコードの回りのカバーが剥がれて導線むき出しのところ。これで、「死にかた」の候補がみんなのなかで思い浮かべられる。だが、そのままだと面白くないので、キャンディスはギリギリのところでネジを踏まずに演技を終え、平均台をおりる。そして、渡されたタオルで顔を拭き、自分の方へと流れる水のところへタオルを置き、なんとか食い止めることはできた。
そして、彼女は鉄棒へと入り、別の体操選手が平均台に入る。順調に練習を進めていくなかで、再び死神の手が彼女をおそう。本当の死の真相は、
平均台の演技をしていた別の体操選手がネジをおもいっきり踏んでしまい、平均台から倒れるように落ちてしまう。そのときに、滑り止めに使う白い粉が入った入れ物も一緒に倒れてしまい、その粉がキャンディスの方へといく。目に入って視界を奪われたキャンディスは鉄棒から手を離してしまい、回りながら落ちることで着地が失敗。節々が折れてあっては骨むき出しで倒れて死んでしまうのである。
この流れは面白い。ネジと導線のシーンでハラハラし、違うと思った時、ホッとしつつも、一体どれで死ぬのか観てる側はドキドキしながら「死の運命」を探す。ドキドキワクワクが最初から止まらない。
これで「ファイナル・デッド」シリーズが最後ということで、終わりかたもシリーズを観た人には楽しい特典がついていて、このシリーズは全て繋がったいたことがうかがえることがわかる。ネタバレになってしまうかもしれないが、時系列を言うと
5→1→2→3→4
という流れになる。つまり、最初の「ファイナルデスティネーション」へと繋がっていくが、どういう流れかは観てください。
ということでこの「ホラー映画を語る」も
「ファイナル・デッド」シリーズはこれで最後。
次はまだ決めていないが、はやいうちにあげるようがんばります。