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京都と大阪、二つの「府」に挟まれたところに住んでます。


ぼくは奈良県生駒市に約30年住んでいる。奈良への愛、特に生駒に対する愛着はとても強い。京都のような華やかさこそないが、だからこそ、この素朴さが奈良、その中でもとりわけ生駒の魅力だと思う。

ぼくが住んでいるのは生駒市の北部で、車で京都府まで5分、大阪府まで5分という場所だ。二つの「府」に挟まれ、境目まで車でわずか5分で行けるなんて、奇跡のように感じる。この辺りは日本でも唯一の場所かもしれない。日本に府は大阪と京都の二つしかないからね。


家からすぐそばの高山町には、竹林が広がり、茶筅の里としても知られている。生駒山を仰ぎ見ながら、高台に登ると、はるか彼方に多武峰(とうのみね)も見える。奈良時代か飛鳥時代、更には邪馬台国の時代(畿内説派です)まで時間軸をさかのぼって想いが飛んでいく。

大和盆地の北の端に位置している生駒市は、自然に恵まれながらも大阪中心部まで電車でわずか25分という好立地。

昨年から生駒市主催の起業塾に参加しているが、この市は起業支援に非常に力を入れている。住んでいる人の多くが大阪に通勤、「もっと地元で商売始めて、生駒で稼いで生駒を盛り上げてー」という思いがあるらしい。開講式には市長さんもこられた。ふつう市長さんの話とか儀礼的で面白くないことが多いけど、生駒市長のお話し、好感持てたよー。(話の内容は全く覚えてないけど)
この塾で、感性の合う面白い人たちと多く出会った。生駒にこんなに多く、面白い人種と出会えるなんて意外でした。

その仲間たちと一緒に、生駒駅周辺で初めて飲みに行った。生駒に住んで30年、生駒の飲み屋に行くのは実は初めてだったんです。「へえ、生駒にもこんなに面白いお店があるんだなぁ」と感心した。そして思った。「30年も住んでいて、生駒を全然知らなかったのかもしれない、いや知らんかった」と。

そんなことで、「やっぱり京都より、奈良が好き、その中で生駒は特別」
どこか、新しい発見がいつも待っている。


ひかりが丘グランド


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