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メンテナンスを学ばせる、的な?

タイヤ交換した原付きの思い出話をちょっとして思い出しましたが、実家NPO峠工房はほぼ毎月というか毎週の如く何某かの機械や機材のメンテナンスを教えてたりします

道具のメンテナンスもやりますけど、整備って概念は意外と抜け落ちてますね。
例えば中学、高校になれば発達障害認定されていても免許欲しくなりますし知能に問題がなければだいたい取れます。
問題は、発達障害独特の理解の仕方をしたまま取ったら大変ってだけでそこは大まかに世の中のルールってのがわかってれば良いのですよね。

メンテナンスはルールの塊

メンテナンスと言えば整備する掃除するきれいにするって感じで思っているひとも多いと思いますけれど、実際のところそれにはルールや規則、やってはいけない事、ってのが結構あります。

例えば、ワックスがけ一つとっても同様。
ちゃんと表面を洗って、汚れが残ってた所為で傷がつかない様にしないといけないですね。
これは、順番を守るルールです。
また、ワックスをかける際にもかけ方のルールがある訳でこれはやり方そのもの、マニュアルの世界。

こういうのを発達障害があるから、と放置されていた子が急にしる事はできないのでメンテナンスをする事で、ルールや手順、順番の大事さや道具の使い方、マニュアルや理屈をちゃんと覚える事の大事さを知ることができたりします。

ネジを捩じ切る

ネジを締めるのは適正な数値や位置、感覚が重要ですよね。
例えば、まだ回る、回せるってやってしまうとネジをねじ切ってしまうかもしれないし、ネジが強ければネジ山を、木材だったら木を割るくらいは平気でやってしまいます。

実際、峠工房ではプラモデルを作ることや工作をすること、料理することなどでそういう、目分量とか適正、ここで十分の判断をすることを教えたりしますが、最初はすごいもんで。

例えばネジを捩じ切る子もいました。
この子は、知らないウチにひとのゴムハンマーを持ち出してぶっ壊してくれましたが、プラモを作るから教えてくれと言ってもちゃんと説明読まずにやって先に組まないといけないもんを組みそこねて分解する羽目になったり。

だけならまだしも、先に全部ランナーから切ってしまうから番号がわからんとかね。
そして、工作するってんでネジで止める時にネジをまだ回ると思って全力で回して木工のネジをぶち切るってのもしてしまったそうです。
限度ってのがわからないんですね、と言う話でしたがそうもいかねえ。

命がけだぜオイル交換

そんな中である時、私のバイクを使って実際にメンテをしたい子何人かでやってたんですよ。
その子は、目的の高校があって中学の成績が大事ってことで交流級とは言え、受験できるから成績をアップしないとってことで最初は勉強してたんですが、早々に終わらせてきて、参加すると。
どうも、園長が気もそぞろになってしまったので、参加させようと受験勉強と言うか中学の成績アップの勉強を一旦取りやめて参加させたそうですが、オイル交換は他の子がやってるので、まずはエンジンガードパネルを洗うことから。

そうしたら、必死で布でこすってる。
汚れは落ちているのにずっと布に水をつけてこすって逆に保護のゴムがヤバいんじゃないか?と心配になったレベルだが、まあなんとか。

もしかしたらバフがけになってしまったんじゃないのか?と心配になるレベルでしたが、多分大丈夫。
で、パーツをつけるためにボルト止めですがここはもう目が離せない。
ラチェットレンチで締めるとは言え、ボルトが止まったらあとはちょっと動かすんだよ、といったらまだ動く、まだ動くとばかりにちょっと止まっても締めてしまい、さらに回そうとして崩壊寸前w
事前に間にマスキングテープ貼っておいてよかったぜw
捩じ切ってしまったり、中でヒビが入ったりしてたら走行中になんかあるかもしれん。

まだ動きそうだったから…

彼の言い分は、止まったけど軽くまわしたらまだ動いたので締められると思ったからと言うことなんですが、私、事前に言いました。
「止まってちょっと動かしたら私に声をかけるように」
なのに、ちょっと動かしたら動くからよし締められるのだと”勝手に判断して”、締め続けようとしたそうです。

これは一応、障害の特性の所為で自分が瞬間的に思ったことが全部の正解みたいになってしまうのだそうで。
そのため、めっちゃくちゃすごい勘違いと、間違いを自分がしたとは絶対思わないと言う特性があるんですね。

そして、問題があればそれはひとの所為になってしまいます。
例えば、もしバイクのボルトを捩じ切ってしまっても一旦止まったけどちょっと回したら動いたから自分は締めた、締めるなって言われなかった(声をかけろと言われてるけどな!)と言う判断をしたりします。

この児童は、建築をやりたいと言って建築学科のある高校を目指していましたが高校入学後は自分は高校入ったから大丈夫、と勝手に判断して通わなくなってしまっています。
親は、通わせたいそうですがまあ、高校生ともなるとパワー負けしますから強くでれない、等あるようですがこの他罰主義的な所と勘違いには拍車がかかった状態のようですね。

思い込みと欲望が強いので

ヤミ-生み出せると思いますが、この思い込みの強さが機材や道具を壊すことになりますし、実際学校でもなかなか道具を使わせてくれない等の文句を言ってたそうです。
ただ、話を聞くとマニュアル読んでねえw説明どおりにやってねえ!!と言う大草原不可避な状態。

なので、機械を操る前にそのことを理解する必要があるみたいな感じだそうですが、欲望が強いために例えば古いゲーム機の改造(所謂マジコン)等を聞くとゲームやりたいがためにそれしかできなくなるし、チートを知るとそれが強いからやりたいとなります。
実際にゲームをやってキャラを強くするとかではなく、最初から強い状態で相手をぶちのめしたいだけ(対戦相手がいるなら失礼なことだが)だったりするのですね。

ゲームであれスポーツであれ、自身が良い思いをしたい欲望が強い勘違い大王って感じなってしまいます。

欲望が強かったり思い込みが強かったりする為、若者狙いの宗教の罠に引っかかったなんてこともあります。

その欲望を叶えてやろう…

引っかかった罠は古いゲーム機で新しいゲームができて、しかも無料でたくさんできるヤツ。

うん、マジコンだ、違法だぞ。

と言う事で、峠工房ではそれはダメと言うことと違法だってことを教えてきましたし、当然それをしたのがバレたらメーカーから罰がくるかもよ?なんてな話もしましたが、違法改造=すごい事ができるとしか思っていなかったので、ますますそこにのめり込む。

んで、ある時に宗教の勧誘のためにその事ができると言うひとに引き合わせられて友達も巻き込んで騒動になった訳ですが…。
K正会と聞いていますが、ちゃんとした信者にしてみればそんな違法物で引っ掛ける様なのはそれこそ宗教の道義に反する事だそうです。
なのですが、これにひっかかりほいほいと名前や住所、電話番号なんぞも書き込んでしまったと。

そうなると、それがわかった時には警察にも連絡したり保護者まきこんでも大騒ぎになったりだったりしました。

しかし、当の本人は気にもせず騙したひとが悪い的になってる状況だそうで?
実際には違法だと言う事を何度も教えたし、機械の整備や維持はなんでルール通りにしないといけないかも教えたんですけどねえ。
自分で勝手に自分は大丈夫と思い込んで、通ってこずほかの子みたいに整備やメンテナンスでルールや約束事、法律なんか覚えていく事がなかったから、かなり自分勝手に磨きがかかっている状態だったりしました。

そのため、今は学校でかなり浮いてしまったとか。

来ればなんとかなる…

来れば情報が手に入るし、その子の勘違いも根本を知ることができるので対処できます。

実際、去年(2020年)の夏には、モーターラボと称して自動車整備工場やバイクショップにご協力いただき、メンテナンスのルールや実際の法律の問題などを話したりしたんですよね。

しかも親戚に警察官(現役)が居るので、道交法の話しや勝手に改造してはいけない事などの法的な話しをわかりやすくしたんですけれど、自分の欲求特にこの時は食欲が強くて用意しておいた、熱中症対策用の飲料を複数本持っていく事しか考えてなかったような。

一回、二回じゃああまり変化は無いと言う感じでしたけれども、それでもルールや法律、規則の必要を少しは知ったみたいで、いまは学校での資格取得に苦労してるらしい。

まあ、ねえ。
別に悪く言う訳ではないが、突拍子もない理解をしてしまう部分を改善するために自前のバイクや車での実践指導してたんだけどそれもいじりたいからいじりたい様にいじる、と言うなんつうか我儘男のよるの営みみたいなねえ。

そこをなんとかするために、バイクや原付き、自転車や車てのを利用してるのだけどこないとね。

なんて感じの事もあったりするのです。

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