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最低限靴下は毎日変えよう 〜民生委員徒然草12〜

本当は風呂に入らなくても服は毎日変えたほうが良いのですが、体調が悪いとか軽く怪我をしたなどで寝込んだり家に居たりすると億劫になって着替えない何日か同じ服で過ごすなどを高齢者になるとやってしまいがちです。

私の親も高齢者(後期高齢者)なので、ちょっとしたことで足を痛めたりしますが、面倒くさがって着替えないなどをしてしまいます。
ただ不潔になると別の病気を誘発したりしますし、汚れによる二次災害的状況にもなります。
下着類が汚れていくとそこから膀胱炎になる事も尿路感染からの腎盂炎などにもなりますし、異臭問題も出てきます。
年をとって代謝が落ちてるからそれほど酷くならないと思ってる人は意外と多いみたいですが、生活していれば匂いは出ますし、汗の他にも食事による飛沫や調理時の匂いなどもあるのですから着替える事は重要です。

皮膚だって汚れた物がずっと接触していれば被れたり炎症を起こしたりするのですから、服を変えるだけでも健康の対策という事になります。
またタイトルに書いた靴下を毎日変えると言うことは安全にもつながるのですね。
若いうちは足が蒸れる、足の臭いが気になるなどしますし、靴の種類によっては水虫という厄介な問題を発生させます。
そういった事に注意してるにある程度の年齢になると割と無言着と言う人は多い訳で、それがリスクになると気付いてない人も多いのですね。

なんだかんだ言って足の裏の皮脂は結構出ますし靴下は埃をくっつけていきます。
室内に外から埃や花粉が入ってきたらそれも靴下は付着させる訳ですから足の裏部分は長く履けば履くほど滑りやすくなるのですね。
これは靴を履いていても同様で、靴底と靴下が滑ってバランスを崩すというのがあって転倒の原因にもなります。

靴の中を清潔にして(掃除して)、靴下を毎日変えるだけで結構滑らなくなるし、足も清潔を保つ事で傷病リスクも減っていきます。
例えば去年の夏は暑すぎた事で熱中症が多かったと言う話は聞いたことは多いと思いますが、痛風発作のことはあまり聞いてないと思います。
あの灼熱の炎天下の中で、普段通りあるいは休日に身体を使いすぎてしまう事で、体内でできた尿酸が水分の不足(汗ででてしまう)に陥り、尿として排出されずに結晶になってしまう急性の痛風発作も結構あったそうです。

まあかく言う私も夏にやってしまった訳ですが、私の場合にはちょっとした足の傷も含めて可能性はあると言う事と、代謝によって大量に作られたプリン体が原因かもしれないと言う話もありました。
蜂窩織炎による腫れや張りの間隔があってかなり痛いけれどサンプル取ったりした結果痛風発作でしたが、原因は不明。
血液検査の結果も痛風の兆候はなかったので、まあ暑さと仕事量であろうとなるのですが、同時に小さな傷から炎症も起こるよとの話。
食事でプリン体を摂るのは2から3割で残りが体内で出来ちゃうのでそれが尿酸になったら速やかに排出できる状況が理想にはなります。

尿酸やプリン体の説明は上記リンクを読んでいただくとしてなぜこう言う話をしたかと言うと、足の小さな傷から細菌が入っての炎症や霜焼けや踵の乾燥によるひび割れからの炎症で身体のタンパク質が分解されてプリン体が発生して、尿酸が過多になってと言う状況からの痛風発作も起こる事はあるからですね。
これが軽い捻挫をした上に霜焼けやひび割れ、不潔な靴下となったら炎症悪化不可避ですし、体調の不調は長引く事となります。

横になってればと言う事でトイレに行く回数を減らそうとしたらさらに排出ができずに痛みは長引くので、トイレに行きやすい条件や水分の補給を整えないといけません。
特に高齢者は、自分でなんとかしようとして悪化する傾向もあるので、可能なら一時的に介護用オムツを自分で脱ぎ履きしてもらう事で対処するのも手だと思いますしミネラルや水分や脂質やタンパク質や糖質を適度に得られる様にしておくのも大事と思います。

また、プリン体をゼロにとか減らしたと言う食事や食品は先に挙げた様に体内での生成が多いことからあまり意味がないと思って対処していく様に考えて行った方が良いと思います。
うっかり脂質や糖質が少ないと自食(自分の筋肉を分解する)を行って余計にプリン体を作ってしまうと言うのもありますので。


高齢の方と一緒に暮らしている家庭はこう言ったものを常備していざという時に備えておくのも良いと思います。
もしもの災害時にも利用できるので無駄にはならないと思います。

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松本 創
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