見出し画像

他にも帰化議員はいるが…なぜ石平氏の参院選出馬は批判されるのか?

なぜか石平氏が攻撃されている

国際問題評論家の石平氏が次期参院選に日本維新の会から立候補する予定です。全国比例の支部長に就任したことが今月12日に発表されました。

石平氏の著作を拝読したこともありますし、またお会いしたことがあります。見識もあり非常にエネルギッシュな方という印象でした。また日本人の論者よりも厳しく中国問題を論じておられます。

しかし意外にも保守層からバッシングを受けています。日本保守党の応援演説に立ったこともあり同党から立候補すると思われた矢先の維新に鞍替え。このため日本保守党支持者、シンパから批判されています。石平氏の素養の問題というよりも現在、日本保守党、またはHanada、WILLの両論壇誌との軋轢に巻き込まれたという印象です。

中には帰化一世の被選挙権に反対という意見まで出ています。こうした言説には疑問があります。

「帰化すればいい」という反論が崩れる

今まで帰化一世の国会議員や地方議員はいくらでもいましたよね。旧民主党の白眞勲元参院議員などは永住外国人の地方参政権の運動員のように映りました。

07年、民団主催の参政権獲得集会の白眞勲参院議員(当時)。

永住外国人の地方参政権問題は旧民主党政権発足前後に議論が活発になりました。現在は当時のような大きな要求運動はありませんが、定期的に起こる問題ですので注視しています。

反対派のロジックとしては帰化すればいいというものでした。また帰化一世の被選挙権について特に制限はありません。となりますと「帰化すればいい」という前提が崩れます。

あるいは自国(出身国)の権利を主張し利益誘導に走るといった批判も散見されます。もちろんそうした可能性は認めざるをえません。

ところが日本人の議員でもいませんか? これまでどれだけ多くの親中、親韓、親北という政治家がいたことか。それも自民党内にも〝だらけ〟です。問題は少し異なりますがこんな記事を書いたことがあるのでご参考に。

親北の学者や文化人について元朝鮮総連の関係者に話を聞いたことがありますがこのコメントが印象的でした。

「アンタ、何を今さら言っとるの。朝鮮総連は、あの手の学者や政治家を実はめちゃくちゃ馬鹿にしているんだよ。そりゃそうでしょ。言うことを右から左に流してくれるんだから。アイツは言うことをホイホイ聞くやつだって。本人たちは誇らしく思っているんだろうけど、総連からしたら都合のいい存在だよ。だって現に今回もむこう(和田氏)が頼まれもしないのに来たんでしょ」

私は日本の政界、または行政の本質を突いたコメントだったと思いました。日本の議員、役人は外国から頼まれもしないことを「ハイ、喜んで!」とホイホイ応じるものなのです。そもそも帰化一世か否かは無関係。これが国際派であると勝手に自負していまっています。

石平氏が仮に維新から当選して中国の利益を主張し始めるとは考えにくいし、仮にそうなった場合は批判すればいいでしょう。それ以前に日本の親〇●派といった議員たちをより厳しく見るべきだと思います。

結局のところ日本保守党の内紛に巻き込まれた格好で気の毒な気もします。また維新という判断がなんとも、です。石平氏が想定した「保守派」とは全く異なる現実が待っているかもしれません。

大阪維新はすごく親中的ですよ。

大阪府議会で華僑団体が記念撮影。維新議員の斡旋だった。

いいなと思ったら応援しよう!