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【長嶋家報道】9月8日Twitter投稿の意味をご説明します

9月8日のTwitter投稿のお詫び

9月8日にTwitterで上記のような投稿をしました。複数の方が誰のことかとコメントをもらっていたんですが、反応できず申し訳ありません。確定ではないためあくまで未確認情報として呟いてみました。こうやって事情通ぶるのはよくありません。また伏せたとは言え人の不幸を安易に騒ぐのは軽率です。反省しております。削除してもいいのですが、教訓と反省を込め残しておきます。

この投稿は読売ジャイアンツ終身名誉監督、長嶋茂雄さんのことでした。影響力、存在感があまりに大きい方なのでお叱りを受ける可能性もありますが、もちろん甘んじて受けます。ただしメディア検証、長嶋家報道を考察する価値があると考え経緯や背景などを述べていきます。

今月6日に長嶋さんが救急搬送された一報は多くの方がご存じだと思います。非常に心配なニュースですが、命に別状はないということで落ち着きました。

ところが8日、17時30分から18時過ぎ頃なぜかメディア関係者から長嶋さんの訃報情報が寄せられました。通話記録やDM等の記録を見ると最も信頼できる方の情報が18時15分頃でしたので、上記の投稿に至りました。

聞き知った情報は「出したい」というのは職業上の悪癖です。

その後、いくつかの情報として当日はナイターがあるため終了後、速報というのが有力でした。特にNHKは臨戦態勢で構えたということですが、夕方から19時にかけて長嶋家関係者に取材が殺到したと思われます。

しかしナイター終了後も特に速報はなく、また話が「国葬が終了するまで伏せる」という眉唾話まで出てきたので「誤情報」と察した次第です。

次女の三奈さんが伝言発表へ

「この度は、長嶋茂雄のことで皆様に大変なご心配をおかけし、申し訳ありません。自宅で尻もちをついた際、後頭部を打ち、脳内に多少の出血がありました。素早く処置していただいたので影響はまったくなく、父は昨日から一般病室で手足のリハビリを始めています。意識ははっきりしていて、声も力強く元気です。皆様のご厚情に深く感謝申し上げます」

日刊スポーツ9月9日配信記事

おそらく次女の三奈さん、ジャイアンツ球団にも取材が殺到したのでしょう。球団が三奈さんのメッセージを発表しました。紛れもなく訃報説を意識してのことです。「意識ははっきりしていて、声も力強く元気です」という辺りで一安心ですが、相当な数の取材があったのは容易に想像できます。

三奈さんが沈静化を図ったのは理由があります。それは3年前にもほぼ同様の事態が発生しており騒ぎになるより、状況を公にするとの判断でしょう。こうした事態が起きる背景として「長嶋家にルートがある」と名乗る人物がマスコミに近づいて情報を流していることです。怪しげな人物ですが、嘘の中に「本当」があるため報道陣としても無視できないネタ元なのでしょう。

かつては「大田区長嶋」だけで郵便物が届くと言われた長嶋さんですが、現在の長嶋家は非常に秘密めいています。このため「怪人物」が食い込む間隙ができるかもしれません。心あるファンの方はそっとしてあげてという想いがあることでしょう。しかしいわばロイヤルファミリーですから無関心という訳にもいきません。今後も長嶋家報道をめぐって様々な憶測が飛び交うことでしょうが、ただご健康をお祈りすることにします。

ともかくご無事だったことに安堵しました。

長嶋さんの思い出

私は年齢的に長嶋さんの現役時代を全く知りません。第一次監督時代(75~80年)の解任劇は有名です。ただ当時はすごく有名な野球の監督さんが騒ぎになっているぐらいの感覚でした。不思議なもので現役のプレーを知らないのに子供でも「長嶋茂雄」は顔と名前が一致します。それはおそらく長嶋さんが野球漫画でも多々、登場したこともあるでしょう。あるいは野球番組以外にも登場され「文化人枠」だったことも大きいです。

同じく田中角栄元首相も在任時を知りませんが「まーそのー」は口真似していました。長嶋さんも「いわゆるひとつの」も同様です。野球選手が首相と同等の存在感という…。これも国民的スターならでは。

長嶋さんがかつて「社会党が政権をとったらプロ野球がなくなる」という名言を残しましたが確か『クイズダービー』の問題でも出題されたと記憶しております。とにかく一挙一動が注目される人物です。

『ドカベン』の中学生編で登場した長島。どう見ても長嶋茂雄さんがモチーフ。好青年で熱血漢の球児として描かれていました。
『科学忍者隊ガッチャマン』ではシマナガとして登場。
『侍ジャイアンツ』の長嶋さん。こんなに青くないだろって思いましたが。

私が学生時代、東京六大学野球には長嶋さんの立教大学時代を知るオールドファンがリーグ戦にも来ていました。長男の一茂さんの立大野球部時代はまだ中学生なので知りませんが、オールドファンらが「長嶋茂雄」の幻影を見たのは言うまでもありません。一茂さんは現在、長嶋家と絶縁と言いますがご家庭の事情は様々でしょうが、子供の頃から「長嶋の息子」という重圧は計り知れないものがあります。大変な少年時代だったでしょう。

こんな経験があります。1995年の東京六大学野球リーグ戦、法政ー立教戦を観戦していたところスタメン発表で

「4番 キャッチャー 長島」

とアナウンスされ球場がどよめいたことがありました。この選手は長島大輔さんといって長嶋家とは無関係。当の長島選手が打席に立つたびに非常に盛り上がりました。それほど実績がない選手でしたのでおそらく監督さんの思い切った起用だったと思われます。

ここで印象的なのは「4番 長島」が野球ファンの間では代名詞的であり深く記憶に刻まれていることです。

なお私は大学の校歌が好きなんですが立大校歌は母校の次に愛しています。CDで聴くとそうでもありませんが、野球の試合の校歌斉唱のアレンジが素晴らしいです。

2017年、第66回全日本大学野球選手権で59年ぶりに立大が優勝しましたが、この際、長嶋さんが観覧席にお越しになりこれも話題になりました。優勝して試合終了後、校歌斉唱の際にテレビカメラはしっかり長嶋さんの熱唱姿を拾ってくれました。優勝よりもこの光景にジーンとしたものです。

「紫匂える」と高らかに歌っておられるのがはっきり分かります。また長嶋さんが神宮球場で熱く校歌斉唱される日を楽しみにしております。




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