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YOUTUBE『ホリエモン小学校』の新聞社分析の感想など②

先鋭化しても部数増にはなりません


前回の続きです。堀江さんの意見

「新聞社は高齢者に支持されている」

この点については大筋、同意しますが高齢者事情もかなり変わっていると思います。特に高齢活動家は、ですが。

福島原発事故後で、脱原発デモ、集会が多々開催されました。そりゃもう高齢者だらけ。

ちょっと話題はそれますけど、ホテルの朝食ビュッフェに行ったことありますか? 料理なんていくらでもあるのに高齢者の皆様は我先に取りにくいんです。列に割り込む、自由自在です。

我先に、という思いが強すぎて。

話が戻りますが脱原発集会が華やかなり頃、ご老体の中には「ガイガーカウンターを買った」という人もいました。で、役立ちましたかね。そもそも数値を判断できるのでしょうか。

結局、こうした行為も我先に、の延長と異様なほど影響されやすさがあります。

当時、東京新聞が脱原発、反原発を鮮明にした記事を多発していました。今もかな。

とあるご老体、集会でこう訴えるのです。

「朝日新聞から東京新聞に変えた」

と。少なくとも活動家筋ではこのタイプは多かったと思います。ただ東京新聞がその後、部数が向上した話は聞きません。先鋭化した層をつなぎ止める程度でしょうね。

「右って(お金を)めっちゃ使いません」について

高齢者とは言え新聞を読む人は減少していると思います。だって集会中でもジイサン、バアサンはスマホいじりするし、タブレットでもいいのをお持ち。もちろん新聞購読者のコア層が高齢者であることには違いありません。

しかし5年、10年先は果たして高齢者のメディアなのか。それはまた別問題です。だって今や高齢活動家のメーリングリストもWEB版の東京新聞や日刊ゲンダイの記事をシェするぐらいですから。そんなの誰でも見てるっての。

私がメーリングリストに参加したのは2007年頃なんですけど、入手困難な機関紙の切り抜きや新聞でも地方版だったりとか、情報に金をかけていました。ただセクトの機関紙ですらWEB配信する時代。

左派がお金をかけるツールが減ったのです。まあせいぜい新聞代、カンパぐらいでしょう。

逆に右派は? 「右って(お金を)めっちゃ使いません」と動画内で堀江さんは指摘されました。これは正しくは右がお金を使うようになった、と思われます。私が20代の頃、『正論』や『諸君』を手にするってそこそこ勇気が要りました。

しかしネット時代になって「保守」が軽量化して電車内で妙齢女性が『WILL』や『HANADA』を普通に読む時代。またインフルエンサーのチャットの投げ銭、オンラインサロンなどなどお金を使う機会が増えた、というのが実際のところでしょう。

新聞=高齢者ならばまだよかった

実は私、新聞=高齢者ならばまだマシとすら思っています。左派高齢者、あるいは神真都Q、参政党の高齢者と交流して共通点を見出しました。

それはヤフーニュースあるいは新聞社やテレビ局のWEBサイトがあるのに、この人たち妙なキュレーションサイトみたいなのを閲覧してるんです。なぜそれを選んだ? これが不思議で。

今時の高齢者が陰謀論に心酔する傾向もありますが、キュレーションサイト閲覧と無関係とは思えません。

新聞社もポエム記事だらけですが、まだそこで収まってくれた方が害がないでしょう。

ただでさえ影響されやすい人が陰謀論やインフルエンサーの独自情報を信じるのは危険性この上なしです。

ということで朝日新聞さん、高齢者をなんとか「新聞」に押しとどめる努力をされた方がよろしいのではないでしょうか。

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