韓国メディアも疑問視
韓国最大野党「共に民主党」の「福島原発汚染水対策団」の魏聖坤(ウィ・ソンゴン)、梁李媛瑛(ヤンイ・ウォンヨン)、尹永徳(ユン・ヨンドク)、尹才鉀(ユン・ジェガプ)議員が6日に訪日。また議員らは7日に福島市内で市民と交流しました。
ところが日本の議員との面談、東京電力訪問はかなわず「何をしに来た?」と冷ややかな声も。
一方で、同党の安敏錫(アン・ミンソク)議員、無所属の梁貞淑(ヤン・ジョンスク)議員、尹美香(ユン・ミヒャン)議員、李圭閔元議員らが7日、新潟県佐渡市を訪れ「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録申請中止を要求しました。
尹議員は日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)前代表。従軍慰安婦問題の補助金の不正受給や寄付金の私的流用で起訴された人物です。
韓国メディアも訪日について冷ややかに報じています。
【独自】尹美香議員ら、7日に佐渡鉱山へ…議員資格喪失した共に民主・元議員も同行(朝鮮日報7日)
「汚染水抗議」訪日した韓国野党議員、東京電力に入ることすらできず(中央日報7日)
サンケン労組と共に民主党の議員たち
今回は日韓議員連盟ですら議員団との面談を拒否しています。非公式で一部議員の私的な訪問とみるべきでしょう。
私は日本の活動家と連携した訪問ではないかと推察します。というのもこのメンバー、日本の左翼団体と交流してきたからです。
韓国サンケン労組闘争をご存じでしょうか。
2020年にサンケン電気(新座市)が100%子会社の「韓国サンケン」を閉鎖したことに伴う労働争議です。その後、韓国人活動家が来日し、日本の支援者らとサンケン電気前で抗議活動を続けてきました。
日本の左翼活動にありがちですが、サンケンについても闘争自体が「目的化」した印象があります。2021年5月、サンケン本社前で抗議活動をしていた尾澤孝司氏が威力業務妨害で逮捕。現在、公判中です。
サンケン労組を支援するのが「尾澤孝司裁判を支援する会」まで発足。これぞ闘争の目的化という感じなんですけど…。
尾澤さんが拘留中の2021年5月、「共に民主党」の議員から釈放を求める嘆願書がさいたま地方検察庁に提出されました。
嘆願書議員の中に訪問議員がズラリ
(福島入りしたメンバー)
魏聖坤、梁李媛瑛、尹永徳、尹才鉀
(佐渡入りしたメンバー)
安敏錫、梁貞淑、尹美香、李圭閔(元)
嘆願書署名議員の中に今回の訪日議員が多く含まれています。
こういう協力関係をみますと今回の韓国訪日団は日本の活動家と連携した上ではないかと勘繰りたくなります。