共産党が若者向け?YOUTUBE企画「プーピとジョーイ」絶対にコレジャナイ!
党員の8割以上が還暦過ぎという現実
共産党員の8割が60歳以上。衝撃的なデータを2年前にレポートしました。そこで若返りを目指すべく共産党は新しい試みを行っています。
https://jigensha.info/2022/08/29/senkyogals/
90年代、まだ「就職氷河期」という用語がなかった頃から「若者に雇用を」というキャッチフレーズを掲げたのは慧眼でした。ただそのこととプロモーションの巧拙は別問題。
このところ「若者」を意識しすぎて迷走していませんか。
今月10日には「政治の話を親しみやすく、わかりやすく伝えたい」というコンセプトの下、YOUTUBE企画「プーピとジョーイ」をスタートしました。
10月11日の赤旗でも紹介されています。
プーピとジョーイという宇宙人が「たむとも」こと田村智子委員長とかけ合いをしながら政治問題を解説するという内容。百聞は一見に如かず。まずはご覧あれ。NHK教育番組をパロディにした仕上がりですね。
ショート動画も配信中です。
最近、党が推す「人間の自由」についてもきょーさんしゅぎ、大切なのは”自由”!で特集されています。
若者が求めたものはこれですか?
プーピとジョーイ。果たしてこれを20~30代の有権者が興味を持つでしょうか。むしろ「バカにしてる?」ぐらいに思われても仕方がありません。おそらくYOUTUBEにアクセスできる高齢の党員が視聴する程度でしょう。
だって他にもリベラル系のYOUTUBEはいくらでもあるから。同日の赤旗によると
国政政党が5日で1万6000回の再生回数って誇ることではありません。そこいらのまとめ動画よりも低い数字です。この5日間、党員何してるのって思いました。
根本的に「若者向け」を誤解していないでしょうか。おそらく共産党が想定する若者とは「ワカモノ」。共産党やその他立民、社民、れいわにも共鳴する活動家肌のワカモノです。これは以前も指摘した通り、カタカナ変換すると「現象」を示すようになります。
すなわちワカモノとは「若年」ではなく共産党などを支持する60歳以下の左派層。まあそりゃ町の青年団だった50代がゴロゴロいますからね。立派なワカモノですよ。
プーピとジョーイもそうしたワカモノにはある程度、好意的に受け止められるかもしれません。しかしそれは「面白い」ではなくて「応援」の意味ですね。つまり結局のところYOUTUBE企画「プーピとジョーイ」は仲間内へのアピールの範囲なのです。
若者向けとして考えた場合はコレジャナイ感が満載。
私は共産党については是々非々でとらえていますが、この企画はいただけませんね。かつて自分も就職活動には苦労しましたが、「若者に雇用」というスローガンはこんなYOUTUBEよりもよほど惹かれましたよ。