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YOUTUBE『ホリエモン小学校』の新聞社分析の感想など①
ホリエモンの朝日新聞論
堀江貴文さんのYOUTUBE動画『ホリエモン小学校』で朝日新聞について林真理子さん、佐々木俊尚さんを交え分析していました。とても面白かったです。
「危ない集団ですよ。朝日新聞と朝日新聞の読者」というホリエモン節がツボでした。
「記者の質が落ちている」「新聞社は高齢者には支持されている」「右って(お金を)めっちゃ使いません」についてはちょっと意見アリです。いくつか分けて書いていきましょう。
キラキラした朝日新聞の子が来た
堀江さんが言うところの「記者の質が落ちている」論は分かりません。自分も有能ではないから避けますが、多くの取材を受けてきた堀江さんの目にはそう映ったのでしょう。以下は、あくまで私の「印象」ということでご理解ください。
私、ここ数年、高浜町元助役と関電問題、津市相生町自治会長事件、熱海市土石流、全国的に関心が高い事件の取材に関わってきました。
それで新聞・テレビの記者とも接点ができるんですけど、この人たちと会話していると公務員と話しているような感覚になるんです。なんというか野心感がないというのか。野心があるとすればそれは活動家記者です。
熱海取材である関係者のお宅に行ったところ
「この前、朝日新聞の若い子が来たけどキラキラしてて、こんな可愛い子が取材するんだって主人と笑っていました」
と。まあこんな田舎のゴリラみたいなオッサンと比べたらそのキラキラ感が一層際立ったことでしょう。
傍で見ていると「報道という言葉に心酔する意識高い系」という方が増殖しているような気がしてなりません。
朝日新聞OBがたどり着いたのが「日本ファクトチェックセンター」というのが何より物語ります。
新聞社は意識高い系キラキラ若者の受け皿になる?
「今や東大生も入社しない」と堀江さんは言いました。東大生が記者として優秀になるとは限りません。とは言え本来、最高学府の若者が門を叩くというのは会社側としても望むところ。
目先が利く若者はもっと別の業種に可能性を見出すでしょうね。
変わって「自己表現、自己開示」「SDGSで地球を変える」「ボクらの未来」みたいな意識高い系の若者が新聞社を志すのではないでしょうか。私たちの時代はマスコミの就職活動のハードルの高さは尋常ではありませんでした。ただ斜陽化した今、かつての狭き門は多少、広がったかもしれません。
これは厄介な存在になりそうですよ。記者の質というよりも「志向」と表現すべきでしょうか。
佐々木さんは新聞が持つ機能として「情報を伝えること」と「権力監視」を挙げています。ところが「権力監視」部分が肥大して目的化したと指摘します。
そこに「報道という言葉に心酔する意識高い系」という若者が入ってきたら? 権力監視のお気持ち記事って相当、悩ましいですよ。この辺りは、動画内では「変な影響力を残す」と評していました。
ただでさえ現状の新聞がポエム集なのに、本当の吟遊詩人集団になるでしょうね。