花王のこれまでとこれから
花王ってどんな企業?
・概要
大手化学メーカー。
洗剤、トイレタリーで国内では1位、化粧品は2位。世界では化粧品・トイレタリー企業のシェアランキング7位。化粧品メーカーのカネボウ化粧品は100%子会社。原料からの一貫生産と物流・販売システムに強みがあり、国内外に多くの工場や販売拠点をもっている。
現在のコーポレートアイデンティティは、「自然と調和する こころ豊かな毎日をめざして」。
誰でも知っているであろうBtoCの大手化学メーカー。
マーケティングに力を入れています。数多くの部門でトップシェアを誇り、特に洗濯用洗剤のシェアは圧倒的です。
化粧品はSOFINA(ソフィーナ)、est(エスト)、カネボウ等のブランドを持っており、主にドラッグストアなど一般小売店向けに製造、販売しています。化粧品分野のシェアは資生堂に次ぐ国内2位です。
・企業使命
花王の価値創造を支える礎として、花王ウェイを掲げています。
「正道」に立脚した「絶えざる革新」「よきモノづくり」を行うことが花王の価値創造の原点です。
創業者が「天祐ハ常ニ道ヲ正シテ待ツベシ」という、常に道徳に則って誠実に行動し、それによって消費者の支持と信頼を得るように、と促した言葉を遺しました。
この考え方は、「正道を歩む」として社員の指針となっています。「正道」に立脚した「絶えざる革新」、“よきモノづくり”を行なうことが花王の価値創造の「原点」です。
この「よきモノづくり」を実現するために、本質研究にこだわり「画期的な商品開発」と「継続的な改良」に挑戦し続けており、本質研究として基礎研究にも非常に力を入れています。売上高の4%を研究開発に投資し、その半分は基礎研究に投じています。
既存事業や戦略的ブランドを活かした「花王らしい特長ある企業イメージ」を醸成することをめざしています。
花王の取り組み
・化粧品事業
ポイントはポートフォリオ戦略。
化粧品事業は、新しいブランドポートフォリオ戦略により、ブランドの選択と集中を行いました。事業の方向性が定まったことで効率的な事業運営が進み、大きな利益改善を達成しました。
重点ブランドへの施策の集中やデジタルマーケティングへの移行を図り、特にカウンセリング化粧品の「SUQQU」や「RMK」、セルフ化粧品の「freeplus」や「キュレル」の売上が好調に推移しました。好調なアジアでは、中国を中心に売上は大きく伸長し、事業全体の営業利益も大きく改善しました。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?