おすすめ！プラモデル用 市販塗装ブース（ビギナー・ライトユーザー版）
今回はプラモデル用の市販塗装ブースを紹介いたします。
※ 仕様・価格は変動しますので適宜、メーカーのホームページ、販売ページなどをご確認ください。
■ 塗装ブースとは
プラモデル用の塗装ブースは、エアブラシを使った本格的な塗装にチャレンジする際に、塗料の飛散を抑えるために有用です。塗装ブースを使用することで、周囲に塗料が飛び散ることを防ぎ、塗装面にムラができることを防ぐことができます。また、塗料の有害物質を吸い込むことも防ぐことができます。塗装ブースは、自作することもできますが、市販の製品を使用することをおすすめします。市販の製品には、プロペラファンタイプ、シロッコファンタイプ、段ボールタイプなどがあります。
自作する場合は、段ボールやプラスチックシートなどを利用して簡易的な塗装ブースを作ることができます。ただし、自作する場合は、安全性に十分注意して作業する必要があります。
マンションや集合住宅などではご近所への配慮を忘れずに行いましょう！
■ 塗装をする際の注意事項
プラモデルの塗装をする際には、換気が非常に重要です。
以下の注意事項を守って、安全に塗装を行いましょう。
塗装を行う部屋は、風通しの良い場所であることが望ましいです。窓を開けて、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
塗料を使用する際には、換気扇(塗装ブースなど)を使用することをお勧めします。これにより、有害な塗料の蒸気を排出することができます。
塗料を使用する際には、火気厳禁であることを忘れずに。また、換気扇の近くで喫煙しないようにしましょう。
塗装を行う前に、部屋の床や家具をビニールシートで覆うことで、塗料の飛散を防ぎます。
塗料を使用する際には、目を保護するためにゴーグルを着用することをお勧めします。これにより、塗料が目に入ることを防ぐことができます。
塗料を使用する際には、マスクを着用することをお勧めします。これにより、有害な塗料の蒸気を吸い込むことを防ぐことができます。
塗料を使用する際には、手袋を着用することをお勧めします。これにより、皮膚に塗料が付着することを防ぐことができます。
■ ビギナー向け 簡易塗装ブース
簡易的な塗装ブースは、専用の塗装ブースを設置することができない場合に、比較的安価に塗装作業を行うことができるメリットがあります。また、簡易的な塗装ブースは、塗料ミストや有害物質を飛散させることを防ぐことができるため、作業場の環境を保護することができます。ただし、簡易的な塗装ブースは、専用の塗装ブースに比べて排気能力が低いため、塗料ミストや有害物質を完全に除去することはできません。
庭やベランダなど屋外で利用すると良いでしょう。
不要なダンボールなどを利用したり、100円ショップのダンボール箱を利用するとコストを抑えることもできます。
■ 塗装ブースを選ぶ際のポイント
使う方の利用環境などによって優先度が違うと思いますが参考までに私の選ぶ際のポイントを記載します。
高い換気能力
缶スプレーも室内で利用したいので換気能力が高いのがいいですね。風量コントロール
細かい塗装をする場合に必要なのであった方がいいですね。LED照明搭載型
手元がどうしても暗くなってしまうので LED照明は必須です。静音性
夜間に使う可能性もあるので出来る限り静かな方がいいですね。
60 ㏈ が人が不快と感じる音の境界線らしいので出来れば 60 ㏈ 以下が望ましいと思います。
■ ライトユーザー向 塗装ブース（収納タイプ）
「収納タイプの塗装ブース」は、作業後に収納できるように設計された塗装ブースです。このタイプの塗装ブースは、場所を取らずに収納できるため、DIYやプラモデルの塗装など、場所を取らずに作業を行いたい方におすすめです。ただし、収納タイプの塗装ブースは、通常の塗装ブースよりも小型であるため、大きな作品を塗装する場合には、作業スペースが狭くなる可能性があります。
ペインティングブースII（ツインファン） ※LEDなし
風量：2100 L/min（126 m³/h）
(※ シングルファンモデル：1050 L/min（63 m³/h）)作動音：63㏈
重量：4.3kg
収納時：幅40cm×高さ30cm×奥行33cm
展開時：幅40cm×高さ30cm×奥 行53cm
定番のタミヤ模型の塗装ブースですが残念ながら排気能力・動作音・価格面で他の製品に劣っている印象です。発売されてからかなり時間が経っているのでそろそろ新モデルを発売して欲しいですね。
現在は風量が 240 m³/h が標準的なようです。動作音も大きくLED照明もついていないのが残念ですね。
■ 取扱説明書（メーカーホームページ）
スプレーワーク・ペインティングブースII （ツインファン）
レッドサイクロンエル
風量：240 m³/h
作動音：60 ㏈
重量：3.5kg
収納時：幅420×奥260×高240
使用時：幅420×奥590×高330
こちらも定番のエアテックスの塗装ブースです。
タミヤのツインファンと比べて倍近くの排気能力があり、LED照明もついているので最初の一台として購入される方も多いと思います。
他の製品と比べると価格面で不利になっている印象です。
Ausuc スプレーブースセット ※LEDなし
風量：240 m³/h
作動音：60 ㏈
重量：3.95kg
収納時 幅420×奥行150×高さ250mm
使用時 幅420×奥行480×高さ360mm
※ 背面から排気するので使用する際の奥行は 480mm＋スリーブ＋ダクトの長さになると思います。
今回紹介する塗装ブースの中では一番コストパフォーマンスが良い製品です。動作音は大きく、LED照明もついていないですが価格重視の方にはお勧めです。
Anesty 塗装ブース スプレーブース
最大風量：（240 m³/h）
騒音値：約45db
重量：3.8kg
折り畳み時：42×15×20cm（幅×奥行×高さ）
組立時：40×34×34cm（幅×奥行×高さ）
最低設置可能面積：40×73×34cm（幅×奥行×高さ）
排気能力も良く、動作音も静か、LEDライトもついており購入検討に入る製品の一つだと思います。この製品の特長としてはコンパクトに折り畳めて収納しやすいのが特徴です。塗装はあまりしないので普段は収納したいのでコンパクトな商品を探している方には良いかもしれません。
風量コントロールが付いていると良かったのですがこの価格帯だと厳しいようですね。
Ausuc 塗装ブース スプレーブース 2基強力ファン
最大風量：5.2m³/分（312 m³/h）
騒音値：約45db
重量：4.75kg
折り畳み時：長さ40.5cm x 幅26cm x 高さ21.5cm
組立時：長さ40.5cm x 幅43.3Cm x 高さ33cm
※ 背面排気なので奥行きは 43cm＋スリーブなどの長さになると思います。
排気効率が高い分ホースが太めなので多少かさばると思いますが、高い排気能力・LEDライト付きで価格も手ごろなのでコスパは良いと思います。
これで風量コントロールが付いていれば完璧でした。
GOKAN BOOTH MICRO V3(互換ブース/マイクロV3)
塗装ブースでは有名な「互換屋」の小型塗装ブース。
互換ブースマイクロは、超コンパクトな折り畳み式の模型用卓上塗装ブースです。互換ブースマイクロを使用する場合、ブース前面の吸気開口部が狭いため、マイクロタイプをそのまま使用すると、ブース外へ塗料を噴霧してしまう可能性があるため、前面開口部に「間口フード」を取り付けることをお勧めします。また、互換ブースマイクロタイプは、サイズが小さいため、基本的にブース外で塗装を行う前提となっています。
とにかく小スペースにこだわる方にはお勧めです。
価格は高いですが、排気能力・風量コントロール・LED照明と必要な機能が備わっています。予算に余裕があれば購入検討の候補になると思います。
製品詳細（メーカーホームページ）
※ 「互換屋WEBショップ」以外での販売はしておりません。
※ 販売価格：30,000円（税別）(税込33,000円)
【仕様詳細】※改善の為の予告なき仕様変更は予めご了承ください。
●本体（収納時）
幅 ：440（400）[mm]
高さ：160（80）[mm]
奥行：150（160）[mm]
※ダクトカラー突起部含まず。
重量：1.5[kg]
材質（筐体フレーム）：ステンレス鋼・亜鉛メッキ鋼
材質（筐体パネル） ：プラダン（プラスチック段ボール）
●排気量コントロール
排気量コントロール：PWM
ファン：軸流ファンモーター
排気ダクト径：φ100[mm]
●照明
LEDライト：昼白色,10[W],6500[K]
（ファンメーカーデータ）
最大風量：141[CFM]
最大静圧：500[Pa] ,2.01[inchH2O]
定格回転数：9700[rpm]
音圧レベル：30～63[dBA]
※ 最大風量：141[CFM]（239.7 m³/h）
今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございます。
次回は、ミドル~ヘビーユーザー向けの製品の紹介を予定しております。
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