スクラップブック #1
テーマとしては
おもむろに書きたいときに認めるのが私のnote、ということで、面白かった無料のオンライン記事を新聞の切り抜き=スクラップブックのようにまとめてみたら単なる「消費」に留まらずにいいのではないかなと思い、試験的にやってみようという回です。
映画監督・枝優花インタビュー記事
枝監督を知ったのは、記事にもある「少女邂逅」でした。私が邦画にハマったきっかけの1作品であり、モラトリアムの繊細な心情描写を強みとする映画を好んで観るようになったのはこの作品の影響が大きかったです。
ちなみに枝監督は同郷で、その後に私がハマる羊文学のVo./Gt.塩塚モエカと親友というのも中々驚きました。
記事についてなんですが、基本的に本noteでは言及しません。僕の考察で記事の意図がねじ曲がるのはいやなので、読んで欲しいです。「感想」としては、作品だけでなく仕事や人間関係でもとにかく本質を見極め考え、それを素直に発信することでリスペクトを獲得してきた類い稀なる人なんだと再確認できたいい記事だったな、と。
棋士・永瀬拓矢九段 王座戦第2局後インタビュー
一応指す将(ほぼ観る将)の私は、棋士の人間らしい部分(棋譜に出るかどうかは問わない)が大好きなのですが、永瀬九段は基本的に話すのが苦手だなという印象を数年前まで持っていました。近年、タイトルホルダーとして取材される機会の増加、将棋界自体の注目の上昇に伴い、自分の感情を表現するのが上手くなったな、そして素直に話しすぎ笑、というのが印象的でした。
本人もそれを自覚していたみたいですが、それを「人間的感情の獲得」と表現されたのは驚きでした。特に覚悟を持って将棋のみに命を燃やしていた時期を「谷底の暗い場所」と言うのは、『三月のライオン』の桐山零のセリフに似たものを感じて、驚きがあったというか。
それは良く「将棋の真理を追求している」と表現される藤井聡太竜王名人と対照的に、勝負にすべてを賭ける永瀬九段らしいというか、タイトルホルダーの慢心と言えてしまうあたりが、何に対しても容赦ない勝負の鬼たる所以だなと。まずは王座戦第3局、棋譜を並べたいです。
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