
【まいてつ】オンゲキでレイル・ロマネスクを知って、SL人吉に乗るまで【聖地巡礼】
お久しぶりです、自ドあです。
6月頃から生活が変わってしまい、オンゲキの攻略記事も書けず、アニメの感想記事……どころか春アニメ途中から視聴すらマトモにできておらず、これらの記事起こしはまだまだ先になりそうです。とは言いつつゲーセンにはある程度ちゃんと行ってるけど。
そんな中、ではありますが、10月にまいてつ/レヱル・ロマネスクの聖地巡礼+SL人吉乗車をしてきたので、忘れる前にとちまちま記事に起こしました。書きあがるまでに時間はかかってしまいましたけど。
巡礼場所の手引きだとか、そういう感じではなく、単純に自分語り旅程日記みたいな書き方をしているので、よりスリムな聖地巡礼の参考だけを求める方は、他にまとめてくださっているページを参考にしてください。私も参考にした、丁寧にまとめてくださっているページがいくつかすぐに見つかると思います。
一応、私が参考にしたサイトは、本記事下部にまとめてあります。
事の経緯
私とまいてつの出会いはオンゲキです。
オンゲキを初めて日が浅かった頃に、オンゲキの先生からオススメの練習譜面として複数上げてもらった曲の中の1つがレイル・ロマネスクでした。
そこから大体1年間は『レイル・ロマネスク(良曲)(良譜面)』の認知で止まっていたんですが、2023年6月頃にPC版まいてつのDL販売が99%OFFという気の狂ったセールをやっているのをたまたま知りまして。
レイル・ロマネスク由来の親近感はあったので、「ゲーム内でOP見てみるくらいはするか」程度の気持ちから、300円で購入しました。後にその買値の数百倍近い出費をするとも知らずに……。
普段だったら買ったゲームってゲーセンに時間を吸われているため高確率で積むんですが、「OP見るだけならすぐでしょ?」と軽い気持ちでゲームに手を付けたところ、妙に引き込まれてしまいまして……。
で、プレイしている中、ふと「これ舞台は熊本が元になってるっぽいけど、どのくらい実在の熊本とリンクがあるんだ?」と気になって検索し、そのタイミングで初めて『御一夜 = 人吉』ということや、実際にSL人吉というものがあると知りました。
恥ずかしながら、SLが実際に走っていて、乗車券さえ取れれば普通に乗れるということを知らなかったんですよね。
で、そのあたりの情報を得ている中で、SL人吉が2023年度いっぱいで引退するというニュースを知りました。そもそも走ってることを知らなかったので、引退することも当然知りませんでした。
「これ乗れなかったら一生後悔するんじゃ……」と乗車券の抽選に数回申し込んだものの回ご用意されず……。駆け込み需要もあり、倍率がアホみたいに高そうなことをようやく感じ始めつつも「どうにかして乗れねぇか?」とさらに色々と調べてみたところ、SL人吉乗車を目玉としたバスツアーに空きが1名分だけあるのを発見し、後先考えずに予約を入れました。
「折角行くなら人吉も行こうか」と聖地巡礼も突貫で組み込んで……。
独力で旅程を組んだことなんてほぼないのに、よくまぁ踏ん切りがついたものだと自分でも未だに思います。
ちなみに、バスツアー予約時点でまいてつ本編は5時間くらいしかプレイしてません(は?)。ちょうど生レイル・ロマネスクを見たあたりだったでしょうか(生?)。
「ゲームをちゃんと一周してから聖地に行けるのがベスト」という気持ちはあったんですが、「先に聖地を知っておくと、それはそれで本編に触れる中で深まる感慨もある」という経験もあったので、それもまぁ良しかなと。
1日目-熊本市(1)
熊本空港から熊本駅に移動し、いざ人吉市へと向かう前に行くべき場所がありました。
それは……、

ゲームセンターです。
初めて土を踏む地へと遠出をした音ゲーマー、というかアーケードゲーマーの避けられぬ悲しき宿命ですね。遠征称号を取らねばその土地での行動が始まらない、みたいな……。
人吉市にもゲームセンターがあることは事前に確認していたんですが、そっちだとチェイスチェイスジョーカーズが設置されていなかったため、熊本駅到着直後に予定を捻じ込みました。
ちなみに、普段の習慣でボタンを連打していたため遠征獲得画面はすっ飛ばしてしまいました(バカか?)。
さて、遠征称号獲得も済んだところで、いよいよ目指せ人吉市です。
人吉市は2020年の水害の影響で未だに鉄道が復旧していないため、熊本駅から高速バスで人吉市に向かいました。
1日目-人吉市(1)
12時過ぎに熊本駅で高速バスに乗り、人吉市に到着したのは14時過ぎでした。

多くのお店、施設は17時で閉まってしまうため、1日目は外観等が目当てになるスポットを中心に回りました。
【大吉】
高速バスのバス停から一番近かったこともあり、人吉に到着して最初に足を運んだ場所はここでした。
レヱル・ロマネスクのアイキャッチですずしろが店内を覗き込んでいたお店です。

店内には所狭しとまいてつ/レヱル・ロマネスク、そして夏目友人帳関連のものが置かれていました。夏目友人帳も人吉が聖地だそうで、人吉ではくまモンに次いで夏目関連のグッズもどこでも置かれていた印象です。
店主さん?に「夏目が好きな人とまいてつが好きな人が来てくれるのよ。あなたはこっちでしょ(ハチロクを指さす)」とミリ秒で看破されて面白かったです。


↑の写真はそのごく一部。
店主さんからはまいてつ/レヱル・ロマネスクのことや水害のことなど、色々お話を聞かせていただきました。
聖地巡礼で人吉に足を運んだら、是非訪れてほしいお店の一つです。
【鍛冶屋町】
城下町としての面影を残した趣のある通りです。
作中では街並みの背景として登場していました。

見学可能な醤油蔵やお茶屋さん、カフェ等色々なスポットがありました。
歩いているだけでも楽しめる雰囲気の場所でした。


【渕田酒造場】
右田一酒造のモデルとなった酒造ですが、水害の影響で現在は休業中でした。


痛々しい。
【新温泉】
作中では登呂流湯として登場していた銭湯です。
厳密には登呂流湯の外観ですね。内装の背景となった温泉はまた別のところだそうです(今回未訪問)。
水害の影響で現在は営業しておらず、建物保存に向けて活動されているそうです。


大きな通りを一本入って少し進んだところに建物があり、ニュッっと姿を現す様に聖地巡礼感(?)を覚えました。

【青井阿蘇神社】
赤井阿蘇神社のモデルとなった神社です。
国宝に指定されている、歴史的にも重要で貴重な神社だそうです。


作中でも解説があった、軒下の神面もちゃんと存在します。私は見るのを忘れました(バカがよ)。青井阿蘇神社のwebページにも解説があります。
レヱル・ロマネスクで登場した神社前の石橋(禊橋)ですが、こちらも有形文化財とのこと。
水害で一部倒壊していたそうですが、現在は普通に渡ることが出来る状態になっています。

神社の入り口には、郷土玩具のきじ馬のクソデカ版が置かれていました。かわいい。

かわいい

それから、ドリフターズの絵馬が売ってました。
豪雨で水没してしまった刀剣の復興プロジェクトの一環のようです。

【熊本銀行 人吉支店】
隈元銀行御一夜支店のモデルになった銀行です。
後述の聖地案内マップを探して彷徨っていたところ、ふと振り返ったら見覚えのある光景が広がっていてたまげました。

銀行の側にある電柱には、浸水の記録が残っていました。
被災当時にニュース映像を見たときは漠然とした「ヤバいことになってんな……」という感想止まりでしたが、被災者の話を聴き、傷跡の残る建物等を見、実際の浸水の高さを目の当たりにすると血の気が引く思いでした。
やはり、どうしても画面/書面越しでは伝わらないものがありますね。


かわいい。
【まいてつ聖地案内マップ】
人吉駅から大通り?を数分間まっすぐ南下したところに立っていました。ビジネスホテルチヨヅルの前、バス停(中青井町)のすぐそばにあります。
pure station発売の翌年、まいてつ祭2019に合わせて設置されたようです。
町中を歩いているといきなり出現するので、正直ちょっとシュールな感もありました。


【人吉駅前からくり時計】
レヱル・ロマネスクで登場した、人吉駅前のからくり時計です。
描写時間は短かったものの、印象に残った人も多いのではないでしょうか。

からくりについては、現在故障のため動作休止中でした。

奇麗で小洒落たな広場でしたが、鉄道運休中故に人がおらず、寂しさを覚えずにはいられませんでしたね……。
【FESTA人吉】
さて、チェイスチェイスジョーカーズ以外の機種の熊本遠征を付けていないので、行きましたゲームセンター。

デカかった
音ゲーの設置機種は、
・IIDX(ライトニング)
・SDVX(ヴァルキリー)
・jubeat
・REFLEC BEAT
・maimai × 2
・チュウニズム × 2
・オンゲキ × 2
・太鼓 × 2
でした。
ギタドラがないくらいで、遠征付けにはあまり困らないラインナップじゃないでしょうか。
私もプレイ機種に一通り遠征は付けたわけなんですが、頭が回ってなかったのかリザルトに見所がなかったのか、全然写真が残ってませんでした……。
「写真なんて撮り過ぎなくらいでいいのに」って何度後悔するのか……。
とにかく、ここでレイル・ロマネスクをやらずにどうする、とプレイしたことは覚えています。

欲を言うとここで初理論値出したかったけど……。

2日目-人吉市(2)
【人吉市鉄道ミュージアム】
御一夜鉄道ミュージアム ガマダスとして登場していた建物です。
全体的には児童が楽しめるような作りになっていて、かつ展示物の量が多かったわけではないので、あまりディープな鉄道ファン向けの施設ではないのかな? と感じました。しかし、鉄道知識が皆無な身としても興味を惹かれる展示が多々あって楽しめました。


真ん中の服に近いものをハチロクが作中で着てたのを覚えてる。

中には売店もあり、SL人吉をはじめ、他の鉄道の缶バッジなども売っていました。

【くま鉄ゲストハウス くまたび】
作中ではレールショップの外観として登場していました。
人吉駅の側の若干奥まった部分にあるため、少し探してしまいました……。

何故かめっちゃ引いた写真しか撮ってなかった。
屋内は作中背景とは異なり、入り口から少し奥側には仕切り?が設置されており、若干狭い状態になっていました。とはいえ、全体的には見覚えのある内装でした(写真ナシ)。
中ではキーホルダーなどのグッズの販売や、鉄カードの配布もされていました。

鉄印や鉄カードというのは、ここで張り出されていたポスターを見て初めて知りました。
【人吉温泉駅】
御一夜温泉駅のモチーフになった人吉温泉駅ですが、電車が通っていない関係上、ホームへの立ち入りは出来ないようでした。
線路上を跨いだ歩道橋?のようなものがあったため、そこからそれっぽい建物だけ撮影しました。


ホームに降りる階段はいくつかありましたが、↓のようにすべて封鎖されていました。単純に線路を渡るための歩道橋としてしか使えない状態でした。

建物の影になっていてわかりにくいですが、くまたびの隣(ゲーム背景で見て向かって右側)からこの歩道橋を上ることができます。
私は最初は歩道橋ごと封鎖されていると思ったので迂回して踏切を渡ったんですが、踏切まではめちゃめちゃ遠かったです……。
ついでに踏切で撮った写真を↓に。

どっちがJR肥薩線・くま川鉄道の線路なのかはわかりません。
「線路って電車が走ってないとこうなっちゃうんだ……」と驚かされました。いや、冷静に考えたら当たり前なんですけどね。手入れもされないでしょうし。ただ、こんなに草が生えている線路って見たことも想像したこともなかったので、まざまざと電車が通っていないことを突きつけられているようで、個人的には衝撃でした。
【旧人吉機関区 機関庫】
石造りの機関庫として登場した機関庫です。
作中背景と違って、石造りの部分の手前の延長部分? がないので、どうしても寂しく感じますね。

作中にて、石造りの機関庫の前で双鉄様がポーレットに飲み物を買ってきて渡すシーンがありました。
しかし、機関庫の近くに至るまでに理髪店1件しか見かけなかったため、歩きながら「あのシーンはフィクションだったんだ……」(?)と思っていた矢先、唐突にポツンと1つ自販機が出現してめちゃめちゃ面白かったです。

転車台も機関庫の側にあったんですが、近づける場所ではなさそうだったので、遠巻きに写真だけ撮影しました。


転車台の文字を見て、背の低い送電塔とかじゃないんだと自信が得られました。
また、投炭練習場もこのあたりのようですが、立ち入れない場所なのでよくわかりませんでした。

【HASSENBA】
クマ川下り発船場のモデルのHASSENBAです。
元々は球磨川くだり人吉発船場という名前でしたが、建物のリノベーションにあたって名前を改めて営業しているそうです。

リノベーションもあってゲーム内の背景で登場した姿とは異なった印象を受けましたが、見覚えのあるガラス張りの一面は健在でした。

訪れてみて「あっ、このガラス越しに球磨川見えるのか!!」となりました。
で、当然乗ってきました。

現在、渓流下りは行われておらず、梅花の渡しというコースのみが開催されています。
渓流下りは文字通り河を下っていくコースで、梅花の渡しは発船場所から楕円を描くように河を回って戻ってくるコースです。船頭さんが「川の流れに逆らわないといけないから、渓流下りと違って梅花の渡しはしんどい」と言っていました。
というのも、水害により土砂が流れてきている影響で川底が上がり、渓流下りのコースを辿ることができない状態だそうです。機械で何度も土砂を取り除く作業をしても、中々元の状態には戻らないそうで……。
船頭さんからは、「今は水が濁っているが、水害の前は澄んでいた」「魚が泳いでいるのもよく見えた」「このくらいの時期だと鷺みたいな鳥もたくさんいた」と、水害前後で環境が変わってしまったお話を聴くことができました。

HASSENBA内にはカフェやお土産ショップも併設されており、休憩も出来ました。歩きっぱなしだったのでありがたかったですね……。
フルーツめっちゃ入りクレープ美味しかったです。

中身何かわかんないだろコレだと。
【ステーションビジネスホテル天守閣】
レヱル・ロマネスクでレイルロオドサミットが行われていた会場であるカフェが入っていたホテルです。
作中でも時折外観が描かれていました。
1階の売店(おみやげの城 天守閣)にはまいてつやレヱル・ロマネスクや温泉むすめのグッズ等が多く展示されているとのことですが、訪問当時は改装工事のためシャッターが下りていました。
今回は自分の聖地巡礼決行が結構急だったために宿泊できなかったので、今度は泊まってみたいです。


おみやげの城 天守閣にはオンラインショップもあり、タイミングにもよるのかもしれませんが、まいてつやレヱル・ロマネスクのグッズ販売もしています。
【Café 亜麻色】
レイルロオドサミットが行われていた会場であるカフェです。
元々は先述の天守閣内のテナントで営業していましたが、訪問当時は駅前の仮設商店街(モゾカタウン)にて営業していました。

店内はまいてつとレヱル・ロマネスク、夏目友人帳関連のものが多く置かれていました。

奥にあるのは夏目友人帳関連のものが。

あまり載せてもアレなのでこれくらいで。

こちらでも、店主さんにまいてつ/レヱル・ロマネスクのことや水害のことなど、色々お話を聞かせていただきました。
たまたま私の滞在時に私以外のお客さんがいなかったこと、聖地巡りが想定よりもめちゃめちゃ早く進んでいたこともあり、3時間くらい店主さんと色々話していました。最終的には店主さんの家族の話で盛り上がっていましたね……。
このお店もぜひ足を運んでほしいです。

「長崎の方だとシャーベット状なのよ」とのこと。
サンドも食べたんですが会話に夢中で写真忘れました。
現在は仮設商店街から人吉温泉内のテナントに移転したそうです。
こちらもいずれ行ってみたいと思います。
余談ですが、仮設商店街は入居店舗の多くが再建したことに伴って、2023年11月いっぱいでの閉鎖とのことです。
【人吉城跡】
レヱル・ロマネスクで御一夜城址として登場していました。
訪問時は城跡周りを色々と工事中のようでしたが、城跡自体の工事はされておらず、本丸まで行くことができました。


作中の描写よりも貫禄があった。
足元が険しい場所があったり、段差がキツかったりと、誤魔化せない疲労を感じつつある身体には少しハードな場所でした。まぁ城跡ってそういう所だろって話ではありますが。
それでも「登ってよかった」と思える程には眺めが綺麗で、緑や風も心地よかったです。

忠実な画角を再現しようとすると多分落下する。
【旧人吉市役所跡地?】
御一夜市役所のモデルである人吉市役所があった場所です。多分。

一応ナビアプリに導かれて訪れたんですが、いかんせん目印が存在しないので合っているのかわかりません。
全然違う場所かもしれません。わかりません。
人吉市内の聖地巡礼はここまで。
翌日にSL人吉に乗るため、高速バスで熊本市まで移動しました。

3日目-熊本市(2)
【SL人吉】
いよいよハチロク乗車の日です。
この日は起きた瞬間から気が気じゃありませんでしたね……。
ツアーガイドに連れられて熊本駅のホームでハチロクを待機。

10分少々だったでしょうか。待っていると、時折汽笛を鳴らしながら迫ってくる音があり……、

ハチロクが眼前に……!!
まだ未クリアとはいえ、流石に感慨深かったですね……。
まいてつ内では色々と問題に阻まれて、走れなくなったり、車両の行き先がどうなるかという展開を迎えていたので、勇ましくホームに入ってきたハチロクは本当にカッコよく見えました。
このハチロクの引退前に、実際に走っている姿を見られて本当によかったと感じました。
車内に入ると、駅についたばかりの車内は汗をかくほどではないものの、そこそこに暑くて戸惑いました。日差しを浴び続けた故の温かさとかではなく、明らかに温められたタイプの温かさで。やっぱり蒸気の熱なんでしょうか?
徐々に冷房で冷やされましたが、最初はこんなに暑いものなのかと驚きました。
走り出すと、車内はふっ飛ばされそうになるほどではありませんが、しっかり立っていようとするとなかなか踏ん張らないといけない程度には常に揺れていました。
車内を安定して移動する乗務員の方はすごいな……としみじみ。
それくらい揺れる中でも、時間が経つと眠ってしまっている人も多々見かけました。というか眠くなるのもわかる揺れ心地なんですよね。うん、わかるわかる。
普段の乗り慣れた電車の規則的な揺れとは違い、予測のできないやや大きな揺れが断続的に訪れるのが妙に心地よかったです。座ってる分には。
しばらく後の駅での停車。折角なのでハチロクの姿を眺めようと下車して……、
眺めて……、

あ!!!!!! オンゲキの背景で見た!!!!!!!!
停車場所こそ違いますが、プレイ中の背景同様にモクモクと煙を吐き出す様を見て、私の耳にはレイル・ロマネスクのイントロとベル取得音が聴こえてきました。ハチロクもオンゲキなんだ。
ホームを歩いていると、出発を知らせるカランカランという鐘の音が。
「ハチロクが車窓から身を乗り出して振ってたあの鐘か!!」と身体が熱くなりましたね……。最初にあれ見たときバカでかい箒で車内からホーム掃いてるんだと思ってました。ただの出発の鐘なんですが、そこに自分の中で感情が高ぶるほどの別の意味が乗っていて、不思議な気持ちになりました。同時に、いわゆる聖地巡礼の良さみも改めて感じました。

思ったよりデカい。
投炭の様子も実際に見ることができました。
これまでほぼテキストの描写でのみ理解していた内容が眼前で繰り広げられていて、これは確かに大変だな……と。
投炭練習後の温泉は本当に身体に染みたでしょうね……。
その後も途中数度駅に停車しましたが、ホーム自体には自由に出入りできるため、毎回撮影のために多くの人が停車中のハチロクを取り囲んでいました。考えてみれば変な話ではないんですが、各駅でそういう光景が展開されることを想像していなかったので最初は結構びっくりしました……。
一方で、地元の高校生と思われる制服の男の子数人がハチロクに背を向ける形でベンチに座って会話をしてる様子も目にしました。背後のハチロクに見向きもせず、「あ~、当人たちにはお馴染で、特別な存在ではないのかぁ」と、なんというか、良さを感じました(カスみたいな語彙)。
……さて、ここまで色々書いておいてなんですが、まいてつ内でのハチロクの客車は他の列車の客車を繋げているため、車内において「まいてつで見た!!」と思える光景は特にありませんでした。
シナリオが最終的にどうなるのかはまだ知らずに乗ってるので、何とも言えないところはあるんですが。
それはそれとして、撮影した車内での写真をいくつか載せておきます。

置かれている本は鉄道に限らず児童向けのもの。

大牟田駅到着前後から急に人がいなくなりました。駅弁需要ですかね?
グッズは乗車中最後まで品切れになっているものはありませんでした。



真っ黒だけどミルクセーキ寄りの少しレトロなミルク味。
この黒は竹炭らしいです。

若干強めの炭酸に乗って柑橘類の酸っぱさが来て、その奥に柚の甘さがいる感じ。
近代的なジュースというよりは、少し薬品っぽい懐かしい味。
「乗っている間に出来る限りのことを……!!」と思っていましたが、気が付くともう終点の鳥栖駅に到着です。短い2時間弱でした。
乗り物に対してこんなに名残惜しい気持ちになったのは初めての経験です。
引退後は動態保存の検討がされているという報もありますし、また乗れれば嬉しいですね。

またね。

まいてつとレヱル・ロマネスクには出てこない子……だよね?
3日目-博多市
ハチロクの終点は鳥栖駅でしたが、バスツアーとしては博多駅解散だったため、その後博多駅にやってきました。
というわけで、博多についたら真っ先に行くべき場所があります。
それは……、

ゲームセンターです。
ここでも一通りの遠征を付けましたが、レイル・ロマネスクでSSSボーダー割って落ちたので「やっぱ思ったより疲れているんだなぁ」と感じました(他人事)。
全然どうでもいいんですが、ナビアプリで「博多駅からラウンドワンまで7分です」って表示されてたんで歩いて向かったら全然着かなくて「どういうこと?」と画面を見直したら「車で7分です」って書いてあって暴れそうになりました。冷静になってバスに乗りました。字はちゃんと読んだ方が良いです。
博多は元々寝るためだけの滞在だったので、ラウンドワン以外の思い出は特にありません……。
ついでに色々見れればよかったんですが、時間が確保できず……。
翌朝、飛行機で博多を去りました。
感想
というわけで、人吉市の聖地巡礼とSL人吉乗車をしてきました。
実際には作中の聖地はもっと広範囲に点在しているんですが、今回は人吉市の中心部を一通り回る形で聖地巡礼をしてきました。
今回訪れなかったところや、時間に不安があり意図的に省いた体験系の内容を目的に、その内もう一度行きたいな~と思っています。
また、人吉市以外だと熊本城博物館には9600形(ノワール)、九州鉄道記念館にはキハ07が保存されているとのことでしたが、今回は見に行くことはできませんでした。
特に九州鉄道記念館は博多から新幹線を使って片道1時間くらいかかるみたいなんで、ついでで予定に捻じ込むには大分ハードルが高過ぎましたね……。これもまたいつかやがての目標ということで。
まいてつとレヱル・ロマネスク関連以外でも、地元の方のお話だったり、そもそも初めての一人旅だったりと、色々と思い出に残る経験になりました。
出不精な自分をこんなに動かしてくれたまいてつと、そのきっかけを与えてくれたオンゲキとオンゲキの先生には感謝感謝が尽きません……。
本当にね……、初めてオンゲキでレイル・ロマネスクをプレイした時はこんなことになるとはまったく思っていませんでした(言い方)。
オンゲキが最初のきっかけで人吉市行った人って他にいるんですかね……?
この記事にもオンゲキのタグを付けていますが、それもオンゲキ筐体をまいてつ仕様にしたいからまいてつイベント復刻してくれんか? という下心自分の中ではまいてつとオンゲキは切っても切れない関係にある故のファン心理、ということで。
さて、最近もレヱル・ロマネスクのミニライブに行ったり、コミケにグッズを買いに行ったりはしましたが、まだまだまいてつの全ルートクリアは出来ていないので、ゆっくり楽しんでいきたいと思います。
自分が進めているのはPC版ですが、CS版も改めて発売されましたし、やるなら実質2周になるかな? しばらくはまとまった時間が確保できないと思いますが、のんびりやっていきます。
それでは。これからもまいてつを、オンゲキを、楽しんでいきましょう。
※何か問題がある部分等あれば、旧twitter現Xの @310U_in_the_sky にご連絡いただければ対応させていただきます。
参考サイト
これらの記事には大変助けられました。
本当にありがとうございます。
それから、自分が現地で使う用にピンを立てた聖地巡礼マップをおまけに貼っておきます。
いや、やっぱりさ……
……レヱル・ロマネスク2期は放送が終わっちゃったけど、CS再移植も出たし、2月には抱き枕カバーも出るし(?)、オンゲキでイベント復刻とか……しない……かな……。して……。
