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12/19 ニュースなスペイン語 Palabra del año(4):今年のことば(4)

2024年の「今年のことば」は「寒冷低気圧(dana;DANA)」に決まった。

小生は15日に大賞として予想していたので、見事、的中したことになる。

2021年から今年のことばの予想を立てて来たが、的中したのは、実は、今回が初めて(苦節4年……涙)。

今年のことばを主催しているフンデウ(Fundéu)財団は、「10月末に半島の東部と南部を襲った深刻な水害は、最終四半期(注:10月〜12月)の間、マスメディアでの使用頻度が爆発的に増加した(las graves inundaciones de finales de octubre en el este y el sur de la península han hecho que se haya disparado su uso en los medios de comunicación durante el último trimestre)」と選出の理由を述べている。

ちなみに過去5年間の大賞は以下の通り:

2023年:Polarización(二極化)
2022年:Inteligencia artificial(人工知能)
2021年:Vacuna(ワクチン)
2020年:Confinamiento(ロックダウン)
2019年:Emojis(絵文字)

閑話休題。

昨年、小欄で最もバズった単語「マピ(Mapi)」を私家版「今年のことば」として選出した(https://note.com/jidequin/n/nd0165c667227)。

マピ(写真)は女の子で主演者たちの無知を𠮟りつけるというスペインの番組の主人公。

もうお分かりだろうが、これは、NHKで放送されている「チコちゃんに叱られる!」の公式の姉妹番組で、これを紹介した記事(https://note.com/jidequin/n/n905495aafe5b)が思いのほかバズり、昨年12月20日の段階で3054回ビューあった。

そして、今年。

実は、3月23日に書いた「バレンシアガのブレスレット(Pulsera de Balenciaga)」という記事(https://note.com/jidequin/n/nee35b0bb4491)のハズり方が尋常でなく、2万8003回ビューがあった(20日現在)。

8月3日に書いた「もうひとつのエッケ・ホモ(Otro Ecce Homo)」が今年の次点で3177回ビュー(同)だった(https://note.com/jidequin/n/nfff2ed01ae19)ので、2万回を超えるビュー数は、はやり、異常だった。

先日は「あなたの記事が話題です!」というお知らせもnoteの運営から届いた。

現在232名のフォロワー諸氏がいるので、この方たちが1日1回7日間見ると仮定すれば、1週間のビュー数は概ね1600回くらいになる(実際、これくらいのビュー数がずっと続いていた)。

しかし、バレンシアガのヘンテコなブレスレットの記事がバズった週は、9000回にまで膨れ上がったのでやや薄気味悪かった…。

ビュー数があまりにも高いのは小生の性に合わないので、やっと嵐が過ぎてホッとしているところ。

今年も残すところ11日、まだまだ、書き続けますので、どうぞ、ご贔屓に。

写真は「寒冷低気圧」によって一変したパレンシア州のパイポルタ(Paiporta)地区。

なお、今回の受賞は今から40年ほど前に亡くなった、この寒冷低気圧の研究に一生を捧げたフランシスコ・ガルシア・ダナ博士への敬意も込めている(un homenaje a Francisco García Dana)とのこと。

ちなみに『エル・パイース(El País)』誌が「あなたにとっての今年のことばは何ですか?(¿Cuál es, para ti, la palabra del año?)」と、ネットを中心に募集していたらしいが、ダントツで、本家と同じ「dana」だったらしい。

2位の「戦争(guerra)」と「デマ・ガセネタ・フェイク(bulo)」を大差で(a mucha distancia)で引き離したようだ。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20241219/dana-palabra-del-ano-2024-para-fundeurae/16379140.shtml