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4/6 ニュースなスペイン語 Nolotil:ノロチル

ノロチルは鎮痛作用(analgésico)や解熱作用(antipirétic)があり、スペインでは50年以上も前に商品化された薬品。

2022年には、2780万錠も販売され、スペインで最も売れた薬(el fármaco más vendido)とも言われている。

しかし、イギリスやアメリカをはじめとして、多くの国で、その副作用(efectos adversos)ゆえに、使用が禁止されている、いわば、劇薬でもある。

そのノロチルを服用したことで、スペインで少なくとも45名が亡くなっている(al menos, 45 personas en España)ーー。

薬害協会(La Asociación de Afectados por Fármacos)がこんな発表を行った。

また、患者を守る会(Defensor de Paciencia)という支援団体が、ノロチルが引き起こす市民の健康を害する副作用(efectos adversos para la salud de los ciudadanos)に警告を発し続けていることを受け、とうとう、国家検察(Fiscalía de la Audiencia Nacional)が調査を始めた(ha abierto una investigación)という。

日本でも小林製薬が製造する紅麴関連商品が大きな話題となっているが、スペインのマスコミ数社が、このノロチルの薬害について、報じ始めた。

スペインでノロチルを服用した英国人が多数亡くなっているとも報じられている。

人も殺した痛み殺し(≒痛み止め)(Killer painkiller)――。

こんなタイトルを打つ記事もある。

薬学などまったく門外漢なので、うかつなことは言えないが、日本にも、ノロチルとは違う薬みたいだが、その有効成分(principio activo)であるメタミゾール(metamizol)が商品化された「スルピリン」なる薬が痛み止めとして投与されていると聞くと、不安にならなくもない。

写真はノロチル。

小生が調べた限り、スルピリンによる死亡例は、現時点で、ないみたい。

出典https://www.huffingtonpost.es/life/salud/la-fiscalia-abre-investigacion-sobre-posibles-efectos-adversos-nolotil.html など