大きな蜘蛛
いつもありがとうございます。
⬆の写真は、庭に巣をかけた黄と黒色をした女郎蜘蛛です。
庭で女郎蜘蛛が巣を張り獲物を待ち伏せしていました。
箒で祓おうとしましたが、蜘蛛も臆病で短い命そのままに…
蜘蛛を見て思い出したことがあります。
長女の誕生
婆ちゃんは45年前の10月に長女を出産しました。
当たり前ですが、長女は今月で45歳になりました。
初めての出産で産後は2週間程実家に長女と帰り世話になりました。
ある夜中に、
長女が泣くのでお乳を飲ませ、オムツを替えようとしました。
昔のオムツは今のように紙オムツでなく綿の布を手作りしました。
小さな電灯の灯りの中、
畳んだオムツの入っているケースに手を伸ばそうとしましたら、
ギャー、
オムツの上に焦げ茶色をした今まで見たことのない大きな蜘蛛が…
赤ちゃんに何かあってはいけないと思ったのですが…
その後どうしたかは、全く覚えていません。
蜘蛛もびっくりしたとおもいますが、大きさは手のひら位で、
10㎝以上あったと思います。
その後婆ちゃんは、
2人、3人、4人と出産しましたが実家には帰りませんでした。
産後親に頼らずどうやって赤ちゃんを育てたのだろう。
社宅にいたからか、誰か色んな方にお世話になったはずです。
出産し退院1週間後、
頭がフワッとし恐る恐る上の子の幼稚園のお迎えに行ったことは、
今でも覚えています。
諺に「女は三界に家無し」と言う諺があります。
幼少の時は親に従い結婚すれば夫に老いては子に従い、広い世界で
どこにも安住出来る所がない。
と言うような意味のようです。
その当時、この諺が婆ちゃんの脳に響いたのは間違いありません。
あの蜘蛛を見たおかげで、
「実家の親に頼らず結婚後の人生は自分たちで切り開きなさい」
と言う覚悟が出来たような気がします。
その時から何十年も実家には泊まることはありませんでした。
あれ以来、あんなに大きな蜘蛛には1度も出会っていません。
蜘蛛を見た時赤子だった長女が
今週末、イギリスから孫2人連れ3人で1週間帰国します。
何だか嬉しい!