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【ラオス任地編59】 初めての採点業務   2025/1/22 Wed


2025/1/22 Wed (Day 156 in Laos ・ Day 120 in Pakse)

サバイディー。ミック先生です。

JICA海外協力隊2024年度1次隊の隊員としてラオスの大学で英語を教えながらお届けしております。


オフィスで仕事をしていると、1年生の授業を一緒に担当しているコーラ先生からメッセージが届きました。
どうやろ先週期末試験の採点が終わったらしいです。
ちゃんとできているのか恐怖でしか無いですが見てみることにしました。

私:「ありがとう!ほんまに全部採点やってくれたん?」
コ:「せやで!いちお確認してなぁ。」
私:「おっけー!ちょっと一緒に見てみよ!」


ざっと見た感じ…

うん、突っ込みどころ満載です。ある意味予想通りで安心しました。

①これ何点?


②あれ?全問間違いのはずがなぜ5点?



などなど…

そして、一番気になっていた英作文の部分を見てみます。

英作文のお題はいくつか用意しましたが、一例としてはこんな感じ。
"Write about one of your friends." (at least 20 words) 「あなたの友だちの一人について書いてください。」(最低20語)


この答案は10点満点で5点らしいです。

私:「なあなあ、これはなんで5点なん?」
コ:「あ、それは半分くらいしか書けてないやろ?4行あって2行やし。せやから5点やで。」

なるほどなるほど。書いた英文の量で点数を決める方式ですね。まあ、納得できなくも無い。けど、書いた単語数じゃなくて使用スペースで点数決めるのね。それやたら文字でかいやつが優勝してまうやん…。

パラパラっと見てると、もう一枚5点の答案を発見。



私:「あれ?これは結構分量書いてない?4行使ってるし?なんででこれも5点なん?」
コ:「あぁ、これなぁ。………えーと、これやろ?あのぉ、ほらぁ………。」



必死で5点の理由を探して何回も何回も答案を見てらっしゃるコーラ氏。



コ:「おお!ほら!ここ!!!!"I can play Guitar."ってなってるやろ? "the" が抜けてるし、"Guitar"が大文字になってるやん。だから5点や!」

おっと、コーラ氏、だいぶ苦しい言い訳。そんな軽微なミスで半分も失点してたら多分うちの生徒誰も満点なんか取れません…。


他にも突っ込みだしたらキリ無さそうですが、ちょっと気になったので別の質問。

私:「ところでこの採点した答案って生徒に返却するん?」
コ:「いや、別に返却せえへんで。生徒には点数だけ伝えるねん。せやから、適当に採点しても誰にもバレへんで。」






やっぱり適当に採点してたんかーい!



日本だとありえないことですが、郷に入っては郷に従え、今回はせっかく採点してくれたコーラ先生の意見を尊重して、そのままにしておきました。


もう一回自分で採点するのもメンドクサイし…。

答案をそっと元の封筒に戻し、初めての採点業務を終えました。


いつも読んでくださってありがとうございます。感想や質問などお待ちしています。

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