クスクス笑われて、悲しくて悔しかったあの頃の君へ
なんで?
なんで誰も手を挙げないの?
なんでこっちを見てクスクス笑ってるの?
今でも忘れない、私が最初に「頑張ったらいけないんだ」と思った時の話。
***
中学校の3年間は、どのクラスもちょっと学級崩壊気味だった。
先生をからかい、嘲笑う男子たち。
体育祭や文化祭のやる気もない。
合唱コンクールで指揮者だった時には、心が折れた。
何年生だったか思い出せないけど、いつかの学級会。
文化祭の出し物を決める話し合いか何かだった気がする。
先生が一時的に席を外していてザワザワする教室で
議長が「多数決を取ります!Aがいい人手を挙げて〜…」
と声を張りあげる。
誰も、何にも手をあげない。
私以外は。
私だけが「え、だって、多数決やってるよ!?」と周りを見渡しながら
一人で手を挙げていた。
なんで?誰も反応しないの?
議長、かわいそうじゃん!
だから、びっくりしたけど、堂々と手を挙げ続けた。
数人の男子がニヤニヤ、クスクス、こっちを見て笑ってる。
挙げ句の果てに、議長までニヤニヤ。
あれは、、屈辱だったし、なんとも言いようのない悲しさだった。
それから、ずっとそんな感じだった。
社会人になってからも、色々あった。
先輩が担当していた事業のパンフレット、表紙にイラストを描いてよ!と言われ、持ち帰りでイラストを描いた時、上司に言われた
「おいおい、他の人のハードルが上がるだろぉ!?」
という言葉。
冗談だとわかっているけど、持ち帰った仕事でそんなふうに言われるのはちょっと悲しかった。
そもそも私が持たされた事業は、予算が少ないものだらけで
デザインもイラストも、いつも自分で作っていた。
他の人にはできない仕事かもしれない。
私の後任の人は、ハードルが上がったと感じるかもしれない。
でも、、ちゃんと仕事のために力を使いかった。
販売員をしているときは、イラストの仕事は重宝されたけど
売り上げがうっかり上司を超えると、すごく空気が悪くなった。
「どんな技使ったんだよww」と店長に言われるのが嫌だった。
それでいて、持ち帰りで絵を描くことは依頼されたり、残業はブラックだったり。頑張っておいしい思いをするのは許さないが楽をすることも許さない、みたいな世界。
断片的にだけど、なんとなく傷みたいに消えない、頑張ったことで孤独になった記憶たち。
きっと、周りの人の気持ちや空気を考えることができない私も、下手くそだったんだと思う。
「すごいねぇ」と言われるのが、いつからか怖くなっていた。
だから、個人事業主になった時、嬉しかった。
「やっと、思いっきり頑張っていいんだ!」
と思った。
だって、一人でやっていくって
頑張らないとできないことばかり。
やってもやっても足りないし
やればやるほど自分の結果になる。
頑張ることを遠慮しなくていい
こんな幸せはなかった。
でも、違った。
こんな大したことない私に
いや、こんな私だからこそ、うまく行った時
「のび太のくせに!」的な感情を刺激するのか?
先輩のとってもうまい漫画家さんから
「私とあなたではやってることが違います、私は大規模にビジネスしてますから」
と、わざわざメッセージが来たり
(こちらから何か送ったわけではない…)
ビジネスとしても友人としても慕っていて、私のこともずっと応援してくれていた人からは、私が飛躍しそうな場面…メディアに取材されたとか、自分で面白い企画をやったとか。
そういう時に
「そういうのって、違うと思う」
「あなたらしくない」
とメッセージが来たり
ブログで「あの人に嫉妬した!」と書かれたりした。
なんだ?この世界。
めんどくさ。
全部ではないけど、せっかく自由な世界に出たのに、応援しあえると思っていたのに
嫉妬や足を引っ張るような行為がそこらじゅうで起きていることに、うんざりした。
(ピュアに笑 生きてきたので、マウンティングという言葉を初めて聞いたのは、30歳を過ぎてからだった…)
私は、頑張りたい。
やるからには、ちゃんとやりたい。
意味のない仕事はやれない。
無駄は嫌いだ。
結果を出したい。勝ちたい。
だから、隠しながらもいつも本気だ。
でも、前述したようなことが重なって重なって
人と話す時
「私、そんなに熱くないですから」
「そんなに本気じゃないですから」
という態度をとってしまう。
そうしないと、相手を威圧したり、距離ができたりしてしまう。
浮かないようにしなきゃ
目立たないようにしなきゃ
頑張りたいことや、気づいてやってあげたいことは
なるべく、バレないように。押し付けがましくないように。
「好きでやってるんです〜ごめんなさい!」
って謝ったくらいにして。
そんなふうに、自分の情熱も、負けん気も…優しさだって。
包み隠して生きるのが普通になっている。
でも、最近立て続けに
「もっと本気を見せろよ」
「伝わってないよ」
と、神様に言われているような、ちょっと大変な出来事が続いた。
色んなことがあったけど
自分の言っていることが、相手に伝わっていないような。
味方がどこにもいないような気持ちになる出来事。
正直、ここ1ヶ月くらいはそんなことが続いて疲弊していた。
「高い結果を求めて頑張らないといけない状況」よりも
「思ったように頑張れない」
「何をしていいかわからない」
が辛いのだと知った。
辛くなる少し前に
信頼している人に仕事の相談していたのだけど、返ってきた言葉は
「熱量って、高い方に流れるんですよ」
「だから、周りに合わせて低くしなきゃとか思わなくて大丈夫です」
言われた時には、意味がわかるようでわからなかった。
でも、あの時の言葉を信じてみようと思った。
誰が何と言おうと、まず、自分が本当に思っていることを話してみる。
みんなのバランスをとること、熱量が低い(かもしれない人)の迷惑を考えすぎず、判断は相手に任せた上で、本音を話してみることにした。
「頑張りたいと思っているんです」
私が本気を見せなかったのは、嫌われるから、だけじゃない。
一人で何でもできる自信はないから。
私は、できないことだらけだ。
私の頑張りたい気持ちに他者を巻き込むのは迷惑だ
そんなものをもらっても、お返しする自信がない。
全部に正当な対価が払える力があるわけでもない。
しきってウザいって思われるかもしれない。
そして、言ってしまったら、自分だって仕事が増えて大変になる。
でも、それを見せてみたら、びっくりした。
私の周り、私以上にめちゃくちゃ真面目で頑張りたい人ばっかりじゃん。
一人で「なんでわかってくれないの!?」って
拗らせてるだけだった…
3年前、SUNABACOに出会ったことを思う。
代表のなかまこさんは繰り返し繰り返し
「頑張った人がちゃんと報われる世界を」
とおっしゃっていて
安全に頑張れる環境、
みんなが成功することで、相互に引き上がれる
足の引っ張り合いではない世界を守ってくれている。
この環境の中で
「頑張っても大丈夫だ」
「頑張ることは、人のためになる」
「むしろまだまだ頑張らなきゃいけなかった」
を感じ続けてきた。
当然、周りには、同じく自分の人生を良くするために
頑張り続ける人たちがいるのだ。
自分の仕事や職場の環境を良くするために
自費で何万円、何十万円も払って、毎日数時間勉強しているのだ。
何で、私の情熱を隠さなきゃいけないと思ったのか。
出しても出しても全然足りないくらいだ。
恥ずかしかっただけじゃないのか、言っておいて
「この程度か」と思われるのが。
以前、SUNABACOのオノちゃん先生と対談をしていて出てきた言葉がある。
「SUNABACOは、安心して全力を出せる場所」
そうだった。
人生の今この時に、ここに辿り着けてよかった、としみじみ思ったのだった。
そんな狂人たち(笑)と一緒に学んできた
SUNABACO DX人材育成講座 の卒業制作が、昨日から始まった。
卒業制作はチーム制作、しかも、他のコースと違うところは
「ビジネスピッチ(プレゼン)」で競い合い、点数も順位もつくところ
だ。
途中で「しまった」と思った。
私は、順位がつく戦いに自ら挑むのは苦手なのだ。
結果が出せなかったら、恥ずかしいから。
言ったら最後、全力を出さないといけなくなるから。
勝ってやる!優勝してやる!!
と、寝る間も惜しんで制作するライバルが眩しい。
あそこに並ぶのは、勇気がいりすぎる。
でも、今日、チームのメンバーさんたちと顔合わせをして
「でッ…きたら…優勝候補に食い込みたい、デス」
「いや、しれっとかっさらいたい〜!」
と言ってしまった。
(皆さんごめん。こんなnote書いちゃったから、しれっとじゃなくなったw)
いつも、なぜか仕切るのを一回遠慮してしまうんだけど
「段取り好きなので、PM(プロジェクトマネージャー)やらせてもらえませんか」とお願いした。
みんな、忙しい人たちだ。
チームの稼働時間も合わない。
なんか前のめりですみません、、と思った。
でも、Slackで皆さんから返ってくる言葉や意見を見て
見くびってしまってすみません、と思った。
私は、みんなと優勝を目指したいと思っている。
最近は、人と距離を縮めたり、軽率に好きだと思ったりするのを
避けていたけど、
すでにメンバーの皆さんが大好きである。笑
やるど〜〜〜〜〜2週間!!!!!!!!!
頑張れるって、嬉しいな!!!!!!!
自分の力を出しちゃダメって思ってた、若い時の私へ。
ここに来れてよかったね。
全力を出せる人生は、楽しいよ。
いいな、と思った人は、こちらを見てみてね!「SUNABACOってどんなところかな?」と試しに受けてみることのできる講座やイベントもあるよ。
大好きなSUNABACO江別のオノちゃん先生が、私の住んでいるまちに講座に来てくれるイベントもあります!!デザインや集客に興味がなくても、もしこのnoteに感動してくれた人がいたら、空気を感じるために、来て欲しいな。
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