戦後75年の平和を　1000年後まで

凄いタイトルにしちゃったけど、これは　母ちゃんの切なる願い。
戦中生まれの両親が　戦後の食糧難を生き延びて　平和になって
高度成長する真っ只中に生まれてきた　私たち世代は　一体　何をしてきたか？
いや、何をしてこなかったのか。大いに反省しなくちゃならない。

こんな　嫌な世の中にしちゃったのは、紛れもなく　私たちだと、
ようやく　気がつきました。
先に　謝ったら　ズルいけど、謝ります。

本当に　ごめんなさい。

私が　高校を卒業して　社会人になった頃、デモも　労働闘争もなかった。
反発するのってダサい、みっともない、馬鹿げてると言われた時代。
長いものには巻かれろ　寄らば大樹の影、
良い学校を出て　大企業で働くか、大学院でて　第一種公務員で官僚になるか、
そんな時代。

辛うじてバブルも経験した。毎日、楽しいこといっぱいで、世の中のこと
知らなくても良いし〜って言ってる　女の子ばっかりだった。
「難しいこと言ってると、お嫁に行けないよ」なんて　男がいう時代だった。
女は、フリフリのスカート履いて、ハイヒール履いて　お茶汲みしてろって
言われ続けた。その会社で　定年まで働いてた人たちの末路は　知る人ぞ知る。

私は　ずっと　何かと闘ってきた。
そういう　男社会や　穿った物の見方しか出来ない人たちを相手に。
戦っても勝ち目なんて無かったけど。ただ　ただ　戦うしか無かった。
今は　世の中が　少しずつ変化してる。
女に可愛いだけを求める時代では　無くなった。そう　感じる。だから
何も言わずに　ただ耐えるなんて　昭和一桁の女性と同じじゃ、ダメだよ、ね。

男が　可愛いと思う女には　なれなかったけど　結婚したし　子供も授かった。
守るものが出来たからこそ、言わなきゃならない事があるの。

このまま黙ってたら　また　絶対に　戦争やりたい奴らが　出てくるよ。
戦争で　金儲けして　自分だけ助かれば良いってやつが　出てくるよ。

そんなの、絶対　いやだ。
戦争は　反対です。
何があっても　戦争は　絶対、絶対　ゼッタイ　反対です。

それだけは、言わなくちゃ。それだけは　言い続けなくちゃ。

戦争を仕掛ける時は、理由なんて　何だって良いのよ、本当に。
理由なんて　後で　いくらでも　こじ付けられる。
今だって　世界中に　火種はゴロゴロしてる。
想像力が足りないからだ、とか　思いやりの心が足りないからだ、とか
理屈は　色々思い浮かぶけど、要は　ただ　ただ　上に立つ人間の欲望、
それだけ　じゃない？

人間は、自分一人で　世の中すべてを回してるなんて　思い上がっちゃダメだと
思う。ゴミ一つ、自分一人じゃ処理できないじゃないですか。庭に埋めりゃ良い
ってもんじゃ無いわよね。
水道水だって　見えない所で　誰か支えてくれている。電気も、道路も　そう。
社会インフラって　口で言うほど簡単じゃ無い。事実、地権者さんや　色々な
権利を主張する人たちの思惑や　駄々こねや、ゴリ押しや　理不尽な出来事を
それでもそれでも　たくさんの人たちの利益に変えようと努力した先人がいて、
その先人の努力を　これまた弛まぬ努力で　地味に支え続けてきた人たちがいる
ことを　忘れてしまっているのでは、無いだろうか？

政治家や　官僚は　昔は　世の中のために働いてた。でも　今は　違う。
性善説に基づいた法律や　制度は　今や　性悪説に基づいて　作り直さねば
ならないのでは　ないだろうか？
常識とされてきた良心の　通じない多くの人たちの　自分勝手な思惑や解釈で　
勝手に　ねじ曲げられ、結局　普通の人たちの暮らしを脅かしているとしか
言いようがない。泣くのは　一般市民。そんなの、おかしいでしょ！
法律は　国民を守るためにあるのでは？と言った私に「守られないから弁護士が
働けるんだろう？」って　法律家の友人が。こんな矛盾、あるもんか！

物事は　自分に還る。　良いことも　悪いことも。
自分が何をして　何をしなかったか。　
自分で撒いた種は、自分で刈り取る。　それが　道理。
嘆いていても　始まらない。　まずは　考えを、そして　行動を変える。

私は　今まで　選挙だけは　欠かさず行っている。たとえ、どんなに候補者が
頼りなくても、こんなんじゃ　ダメだと思ったとしても。
女性の選挙権だって、祖父母の時代に　必死に戦った人たちの　戦利品。
選挙に行かないことは　それを放棄すること。　おろそかに　すること。
ないがしろに　すること。それは　ダメだと思う。
選挙権なんて　あって当たり前、なんかじゃない。だから　大事にする。
自分たちが　権利を行使できるものは、手放しては　いけない。
だから　大事にする。

もちろん、権利ばかり主張してはダメ。義務も果たすこと。
やることやるから、言うこと言わせてもらいます、ってこと。
そして　学び続ける。自分を、周囲の人たちの　平和な暮らしを守るために。
知識は、誰にも奪えない自分だけの宝もの、だから　です。

戦後75年の平和な日本を守ってくれた　先人たちの偉業に敬意を表して。
戦後75年の　終戦の日に。