SDGs13に思う
新型コロナで 一人で 誰も居ない所に行こうとするブームがあり
キャンプが流行ってるなぁ、と感じる。
そう、田舎のキャンプ場に 県外の車がどっさり居るから。
で、思うんだけど
キャンプって言ったら 焚き火!だよね。
焚き火って キレイなんだよねぇ。火の色も、パチパチ言う音も
あったかさも 癒されたり 盛り上がったり ね。
でもさ、
焚き火って 基本的に 二酸化炭素 出しまくってるって認識は有るのかな?
ちょっと教養のあるらしい 有名芸能人が 焚き火しまくりながら
番組やってたりするけどさ、あれって 誰の提案なんだろ?
そろそろ テレビ作る側も 本気で SDGsを考えてくれないと
知識として持ってても 実際問題、あなた やってることが違いません?って
気付く人 増えてると思うよ。
田舎で 田んぼの土手焼きをしたり 山で炭を焼いたり(炭治郎みたいに)
年寄りから 木と火の知恵を授けられてきた人間からしたらね、
生活に使う薪は すでに無くなってて、
今は 贅沢というか 個人的な趣味の延長のような形で
薪ストーブとか暖炉の火をみたい、とか そういうのが多いんだよね。
それはそれで 否定はしないよ。
昔はね 焚き火や直火は 生活に直結してる 必要不可欠なものだったんだよ。
薪で 火を おこさなければ ご飯だって炊けないし、料理もできない、
お風呂だって沸かせないから。
今は その文化は消えて 癒しとか ブームとかでやるのなら、
考え直して欲しいと思うんだよね。
定期的に植林するイベントに参加してみるとか、
山を手入れするために 伐採して薪にしてる人から購入するとか
そういう気遣いは 大切だし 続けて欲しいと思うんだ。
でも、田舎に来れば 何をしても良いんだぞって目線は やめて欲しい。
毎週のように 田舎に来て 焚き火して 癒されるのは 自由ですけども
田舎だから 火を炊いても文句ないっしょ、
森の木が 二酸化炭素 吸収してくれるから 大丈夫っしょ!って
有名人は 言わないで欲しいよ。影響力、有り過ぎるから。
あっついコーヒー、飲みたい?
ガスバーナーで 必要な時間だけ付けるのは、どう?
登山する人たちは 山を荒らさない工夫をしてるよね。
ろうそくの火の揺らぎじゃ、癒されない?
それでも でっかい焚き火をするのは 月に一度位にしてくれないかなぁ?
田舎の森の木々たちが吸収できる量だって 限界があると思うんだよ。
そういう 小さな積み重ねが 実は大きな問題だったりするんじゃないかな。
田舎は この時期、土手の枯れ草を焼いたり、落ち葉を焼いたり
籾殻を薫炭というものにして 田んぼにお礼肥として入れたりするんです。
それでも 今は SDGsだからって 難しくなってます。
自分たちが作った畑や田んぼの カーボンオフセットで言ったら大丈夫な事も
都会から来た人たちが 自分たちの行いは棚に上げて 結構 非難してくる。
先日も、それで 揉めたらしい。
いや、田舎の人が火を焚くのには 少々 違った理由があるのですよ。
過ぎたるは 及ばざるが如し。
人間は そろそろ 足るを知る必要がある と、思いませんか?