不安と向き合う
アルツハイマーの実父、認知機能低下が著しい。
ビックリするほど近くに住んでいる私が
午前、午後、夜と 日に3度も訪ねて様子を見ているというのに
「Yは 1日に1度くらいは俺の事を案じてくれているだろうか?」と
実母に尋ねたと言うから 恐ろしい。
「さっきも 来たじゃ無いですか?」と言っても
「そうか? 今日は一度も会っていないぞ。」と言うそうだ。
いえ、1時間前に 声を掛けましたが?
何か不安になると すぐに携帯電話を掴み 私の携帯に電話をする。
朝だろうが 夜中だろうが お構いなし。
まるで何処かの国の 苦情だか暇潰しだか何だか分からん電話のようだ。
不安という感情は こうも人を狂わせるのだろうか?
いつか自分も 同じようになってしまうのだろうか?
アルツハイマー型だけではないが、人間の認知機能は
80歳くらいが限界では無いかと 近頃 思っている。
身体だって限界があるのだから 脳みそだって限界があるのが普通だろう。
何億年もかけて 人として文明を築いてきたけれど
ここらで 人間が地球に及ぼす影響が大き過ぎるから
自らの設計図に載っている滅びのスイッチを押しているのかも、
と ナウシカの原作を読んで思った。
夫にも 夏休みの宿題のように 原作を読ませてみた。
何か 思うところがあったようだ。
不安に思えば 恐ろしくもなる。
不安と戦うのは とても大変だと思う。
不安を受け入れるとは言わない。でも 不安を側において
なだめながら生きていくのも 人生かも知れない。
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