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私が占いを信じなくなったきっかけ

あなたは占いを信じる派ですか?信じない派ですか?

占いを信じない人でも朝の情報番組で流れる今日の星座占いを目にしたことありますよね?血液型占いも何となく知っている人が多いのではないでしょうか?

私は以前は「占いは信じない派で興味がない」と公言していたことがありました。あることをきっかけに信じなくなったのです。それは血液型占い。

血液型占いといえばA、B、O、ABの4つの血液型を属性として占うもの。運勢占いというより性格診断の要素が強く

A型:几帳面、B型:個性的、O型:大らか、AB型:天才肌

だいたいこんな風に特徴づけられていますよね。

ここまで読んで「あー、血液型占いなんて科学的根拠もないし、海外には全く通用しないし信じる方がおかしいよね」と思った方。少々お待ちくださいね。私が信じなくなったのはそこではないのです。

実は私、血液型が変わったことがあるのです。

え?どういうことって?

子供の頃、私は「B型」であると言われてきました。小学校の時の名札に緊急用に血液型を書く欄があったのですが、そこに母は必ず「B型」と書いていました。(必ず、ってそりゃそうですね。気分で書くものではないし)

だから私は誰かに聞かれれば「B型」だと答え、そしてそれを聞いた人は「やっぱり!B型って感じ!」とほぼ言っていました。そして私もB型の特徴を何かで目にするたびに「うん、これ私」と思っていました。

事件は「20歳の献血」で起きました。

初めての献血で、「B型」と申告した私に看護師さんが「?」という顔をしました。そして少し気遣いの声色で「O型ですね」と言ったのです。

「??!!」

そう、私の体に流れている血液はO型だったのです。天地がひっくり返るような気がしました。両親の血液型でいくとO型であることに不自然さはなかったものの、「お母さん、いったいどういうこと?」と思いました。

母に告げた時、母の主張は「赤ちゃんの時調べたらB型だった」でしたが母子手帳を探しても出てこず(母よ・・・)、真相はわからずじまい。

その後何度か献血をしてみたものの、結果はもちろん変わらず「O型」

そうなると困ったのは血液型占い。20年間「B型」人間だと信じていたのに「O型」にある日突然なっても自分自身が全くしっくりきません。当時周囲に話した時も「えー信じられない。典型的なB型なのに」と言われ続けました。

ところが「私はO型です」と答えることに少しずつ馴染みはじめると、初めて会った人からは「あーわかるわかる。O型だよね」と言われるように。社会人になってからは「O型」であることを疑う人はいなくなり、自分自身も「私はO型だわ~」と感じるようになったのです。

結局、血液型占いを通じて得た教訓は

はつみという人間はこういう人

と言う定義の拠り所を探しているにすぎないということ。B型の特徴の中に「はつみ」から受ける印象を見つけたらB型を拠り所にして「はつみ」を定義して理解するし、O型の特徴と合う要素を見つけたらO型を拠り所にして「はつみ」を定義して理解する。他人が「はつみ」を定義する時だけではなく、私自身が「はつみ」を定義する時もそう。

この出来事をきっかけに私は「占いは信じない派」に転じました。

(続きます)

P.S. 今日の写真はnoteのみんなのフォトギャラリーを利用させていただいています。見えている景色が水晶玉を通すとひっくり返っているところ、血液型が違っていた時の私の気持ちを表しているようです。すべては見ているものの逆だとしたら?



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はつみ|ジブンテラス
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